「部屋が汚いのはだらしがないからだと言われるけど、何となく納得がいかない」
「最近になって片付けだけでなく、仕事などでも集中力がなくてじっくりと取り組めない気がする」
そんなことを感じることはありませんか?
汚部屋になる原因は色々ありますが、「以前はできていたことが急にできなくなった」「自分ではしっかりやっているつもりなのに、まわりから要領が悪いなどと言われてしまうことが多い」といった場合は、病気の可能性があります。
今回は汚部屋の原因になっているのが性格の問題か病気なのかの見分け方と、よくある病気の種類や特徴について解説していきます。
目次
汚部屋の原因は性格?それとも病気?
汚部屋になるのは自分の性格によるものなのか、よく分からないことも多いものです。
ここでは、原因が性格にあるのか違うのか、という点について見ていきます。
汚部屋になる原因は性格にあるとは限らない
部屋が汚部屋になるのは自分の性格の問題だと思っていることも多いのではないでしょうか。
確かにだらしないといった性格がゴミ屋敷の原因になっていることは間違いありません。
しかし、中には「片付けをしたいのに、いざ始めてみるとどうしていいか分からなくなる」「片付けようという気持ちはあるのに身体が重くて動くのが辛い」といった理由でゴミ屋敷になってしまうことも。
こういった場合、ゴミ屋敷の原因は性格ではない可能性があります。
精神的な病気や軽度の発達障害の場合、本人に自覚がないまま不調や疑問を抱えながらゴミ屋敷で暮らしていることがあるのです。
発達障害と聞くと子供の時に気がつくはず・・・と考えがちですが、症状が軽いと「単に要領が悪いだけ」などと思われてそのまま大人になったということも多いようです。
また、現在よりも発達障害について社会の認識が低かったことも理由のひとつでしょう。
ゴミ屋敷の原因が性格か病気かを判断するには状況や理由などをよく考えて判断することが大切です。
病気か性格かの見分け方のポイント
お話ししたように、軽度の精神的な病気や発達障害は専門家でない限り完璧に見分けることはできません。
しかし、よくよく注意して自分の行動を観察し、どんな時にどういった行動や思考回路になるのかを考えると、原因が病気か性格かをある程度見分けることが可能です。
◆精神的な病気の場合
精神的な病気の場合は「今まで普通にできていたことが急にできなくなった」かどうかを考えてみてください。
以下のようなことに心当たりがある人は、後述する「汚部屋になりやすい精神的な病気の種類」で当てはまることがないか確認してみましょう。
●以前は簡単に行っていた家事などが急に億劫になった
●今まで楽しんで行ってきた趣味や活動に、気が付いたら関心が向かなくなっていた
●最近になって家族や友人との接触を避けるようになった
◆発達障害の場合
発達障害の場合は「片付けに限らず、生活全般においてさまざまな支障が出ている」かどうかがポイントになります。
以下のようなことに心当たりがある人は、後述する「こんな経験があれば発達障害かも」で当てはまることがないか確認してみましょう。
●注意して仕事をしているつもりなのに、簡単なミスを何度も繰り返してしまう
●不用意な発言や言動から「空気が読めない」などと言われてしまう
●どこに何を置いたかすぐに忘れてしまったり、物を頻繁に失くしてしまったりすることが多い
汚部屋になる性格的な原因
一方、汚部屋の原因として性格的な要因も大きく影響することがあります。
特に片付けや整理整頓に対する意識が低い場合、部屋が徐々に散らかり最終的には汚部屋になってしまうことがよく見られます。
このような性格的な問題は、一時的な生活リズムの乱れや疲労から始まることが多いですが、日常的な習慣となってしまうと汚部屋が慢性化しやすくなります。
日々の生活の中で「どうしても片付けが進まない」と感じることがあれば、性格的な問題を見直すことが解決の糸口になるかもしれません。
以下は汚部屋になりやすい性格的な原因の一例です。
●面倒なことは後回しにしがち
●洗濯物を放置したり脱いだものをそのままにしたりするなど、生活が全般的にだらしない
●やりたくないことはなるべくやらずに済ませたいと思っている
●片付け方がわからなくても積極的に調べようとしない
●衝動買いが多い
●いつか使うかもしれないと考えて物が捨てられない
汚部屋になりやすい精神的な病気の種類
ここでは汚部屋になりやすい、代表的な精神的な病気の種類について解説していきます。
うつ病
心の風邪とも呼ばれるうつ病は、精神的な病気の中でも最もよく知られています。
最初に「寝つきが悪い」「夜中に何回も目が覚めてしまう」「身体が酷く重く感じる」といった症状が出ることが多いようです。
気分の落ち込みや無気力感が長期間続き、日常的な活動を行う意欲が低下することで、片付けだけでなく仕事や家事などにも大きな影響が出るようになります。
《うつ病の特徴》
●気分の落ち込みや無気力感が長期間続く
●無気力感や疲労感が強く日常的な活動が困難になる
●さまざまな分野への興味や関心がなくなる
●物事に集中することが難しくなり、注意散漫になる
●自分を価値のない存在だと感じ、自己嫌悪や罪悪感が強まる
●食欲が増加したり減少したりすることがある
統合失調症
統合失調症は現実と自分の認識にズレが生じる病気で、幻覚・妄想・思考の混乱などが主な症状として現れます。
また、感情や思考のコントロールが難しくなり、日常生活に支障をきたすことが多くなります。
現実感の喪失・集中力の欠如・無関心状態などが進行すると、片付けや掃除を行うことが難しくなるため部屋が次第に散らかって汚部屋化していきます。
中には妄想や幻覚の影響で「片付けは必要ない」「他人が部屋を汚している」などと思い込んでしまうこともあります。
《統合失調症の特徴》
●現実には存在しない音や声を聞いたり、物や人が見えるなどの幻覚・幻聴が起こる
●現実とは異なることを強く信じ込み、「監視されている」などの妄想を抱きやすくなる
●論理的な考え方ができなくなり、会話や行動に一貫性がなくなる
●喜びや悲しみなどの感情が薄れ、周囲の出来事に無関心になることがある
●何かを始める意欲や行動する力が大幅に低下する
●人と関係を持つことが苦手になり、社会的なつながりを避ける傾向が強くなる
強迫性障害(OCD)
強迫性障害(OCD)は、強い不安感(強迫観念)から特定の考えや行動(強迫行為)を繰り返してしまう病気です。
例えば、「自分の手が酷く汚れているかもしれない」という不安(強迫観念)を解消するために、手を洗わなくてはならないと考えて、実際に日に何度も手を洗ってしまう(強迫行為)といった行動を取ってしまいます。
強迫行為によって生活時間の多くが費やされ、片付けをする時間や労力を奪われて片付けが疎かになることがあります。
また、「ゴミに触れると汚染される」といった不安から片付けそのものができなくなることもあります。
《強迫性障害の特徴》
●自分でも無意味だと思っていても、不快な考えやイメージが浮かぶ(強迫観念)
●強迫観念を和らげるために何度も同じ行動を繰り返す(強迫行為)
●誰かを傷つけたかもしれないと思って、何度も人に聞いたりニュースを確認したりする
●自分が決めた手順で物事を行わないと良くないことが起きると考えてしまい、ルーティン化させてしまう。
買い物依存症
ストレス解消のためにショッピングをする人は特に女性に多いと思いますが、度を過ぎてしまうと精神的な病気となってしまいます。
それが買い物依存症です。
買い物依存症は買い物をすること自体が目的となり、実際には使わないものや不要な物まで買い込んでしまいます。
時には買うだけ買って、ショッピングバッグや段ボールのまま放置する場合もあります。
そのため、部屋に物が増え続けて物があふれてしまうという状況に陥るのです。
買い物をするにはお金が必要ですから、場合によってはクレジットカードの限度額まで使い切ってしまったり、買い物をするために借金をしたりといった金銭的な問題に直面することもあります。
認知症
認知症は、脳の機能が低下し、記憶力・判断力・理解力などが徐々に失われる病気です。
高齢者に発症することが多く、日常生活のあらゆる面で支障をきたすようになります。
症状は緩やかに進んでいきますが、65歳以下で発症する若年性認知症の場合は進行が速くなるとも言われています。
認知症になると判断力や計画力が低下するため、日常的に行っていた掃除や整理ができなくなります。
さらに、同じ日用品や食べ物を何度も購入したり、使い終わった物を捨てられなかったりすることから、部屋が物であふれることも。
根本的な治療方法がないため、早めに治療を受けて進行を遅らせることが大切になります。
《強迫性障害の特徴》
●日常的な出来事や約束を忘れてしまう(新しい記憶ほど忘れやすい)
●自分が今いる場所や時間がわからなくなる
●判断力や理解力が低下し、今までできていたことができなくなる
●イライラしたり元気がなくなったりする(うつ病と誤診されることもある)
●徘徊をすることがある
ため込み症
ホーディングとも呼ばれるため込み症は、不要な物を捨てられず、物を過剰にため込んでしまうという特徴があります。
ため込んだ物が生活空間を圧迫し、歩く場所がなくなるほどに部屋が物であふれてしまっても、物を捨てることに強い不安や恐怖を感じているため、非常に汚部屋になりやすい病気といえるでしょう。
ため込む物は多岐にわたり、いわゆる生活ゴミだけでなく家具・家電・動物なども含まれます。
動物の場合は犬や猫などを多頭飼育しているものの、世話が行き届かなくなって生活や健康などにも支障を及ぼしている状態をさします(アニマルホーディング)。
ため込み症を発症する人は後述するADHD(注意欠陥多動性障害)や他の精神疾患を併発していることも多いようです。
また、物に対して強い感情を持っていたり、捨てるメリットよりも捨ててしまったデメリットを強く感じる傾向があるといわれています。
セルフネグレクト
セルフネグレクトとは、自分自身の基本的な生活習慣や健康管理を放棄してしまう状態のことをいいます。
高齢者や孤独を感じている人に多く見られますが、「精神的・身体的な健康問題」「生活環境の悪化」が原因となることもあります。
セルフネグレクト自体は、病気というよりも何か別の原因による症状という方がいいかもしれません。
《セルフネグレクトの特徴》
●部屋がどれだけ散らかっていても放置したままにする
●病気や怪我をしても治療を拒む
●食事・入浴・着替えなどをしない
●人との交流を避けるようになり、公的サポートなども拒否する
こんな経験があれば発達障害かも
ここでは汚部屋になりやすい発達障害について解説していきます。
発達障害は複数の障害を持ち合わせている場合もありますし、ひとつの障害でも特徴とされる全ての症状が出るとは限りませんので、その点をよく理解しておく必要があります。
ADHD(注意欠陥多動性障害)
ADHDは、主に「注意欠陥」「多動性」「衝動性」という3つの症状が現れる発達障害のひとつです。
この3つの症状が全て現れる「混合型」が最も多いですが、中には注意欠陥のみや多動性・衝動性のみの場合もあります。
ADHDの人の部屋が汚部屋になりやすいのは、「片付けという作業に集中できない」「どのような段取りで片付けていいか分からない」といったことが起こるからだと考えられます。
また、先のことを考えずに衝動的に動いてしまった結果、さらに部屋が汚れてしまうこともあります。
《ADHDの特徴》
●集中力が持続しないため、仕事や作業が中断しやすい
●計画的に物事を進められない
●その行動を取ったら次にどうなるか、という点まで考えが及ばない
●時間の管理ができず、約束や予定を忘れてしまう
●決められたルールを守れない
アスペルガー症候群
アスペルガー症候群は現在ではその名で呼ばれることはあまりなく、「自閉スペクトラム症(ASD)」の一部とされています。
大人になるにつれてルールなどが増えていき、社会生活が困難になることで発覚することも多い発達障害といえます。
アスペルガー症候群の人は、物事の優先順位を付けるのが難しかったり特定の物に対して執着ともいえるこだわりがあったりすることで、部屋の片付けが難しいため汚部屋になりやすいと言われています。
また、決められた手順やルーティンから外れるとどうしていいか分からなくなって混乱してしまうこともあります。
《アスペルガー症候群の特徴》
●他人との意思疎通や適切な距離感を覚えることが難しい
●まわりの人の感情を理解することが難しい
●特定の分野には強い興味を持つが、それ以外のことには興味を示さないことが多い
●決まったスケジュールや行動パターンから外れると対応できない
ただし、興味のある特定の分野では目を見張るような結果を残すこともあります。
発達障害については以下の記事でも詳しく解説しています。
【関連記事】
▶ゴミ屋敷の原因は発達障害?良くある症状と対処法・公的支援まで解説
汚部屋が原因となって起こる病気もある
汚部屋は衛生環境が悪いため、健康な人でも病気になってしまうことがあります。
ご紹介するような症状が出た場合は、なるべく早く片付けを行うことが大切です。
アレルギー疾患
汚部屋には、埃・カビ・ダニ・虫の死骸など、アレルギーを引き起こす物質が溜まっていることが多くなっています。
これらは非常に軽く、人が歩いたりエアコンを入れたりすることで宙に舞い、呼吸と一緒に吸い込んでしまってアレルギー反応が強く出ることがあります。
アレルギー性鼻炎のほか、くしゃみ・咳・鼻水・目のかゆみなどの症状が出ますが、酷くなると呼吸困難を引き起こすこともあります。
皮膚炎
汚部屋はエサとなるものが多く温度や湿度が高めなため、虫が発生しやすいという条件が揃っています。
例えば、ダニの中には、刺されると赤く腫れたりするものも存在します。
他にもアオバアリガタハネカクシ(ヤケドムシ)は身を守るために有毒な物質を分泌しており、触れると痛みを伴って真っ赤に腫れたり水ぶくれになったりすることもあり、被害が多い地域では自治体から注意喚起が出されています。
感染症
汚部屋になるとゴキブリやハエなどが発生することが良くあります。
こういった害虫は細菌や病原菌を媒介します。
食品に触れたりゴミの上を這いずり回ったりすることで汚れが広まり、気付かず食べたり何気なく床や家具などに触れた手で食品を触って感染してしまうのです。
また、蚊も日本脳炎などの原因となることもありますので、虫が発生したら早急に片付けをすることが大切です。
【関連記事】
▶汚部屋が虫の温床に?発生する理由やリスク・駆除方法まで解説!
うつ病・不安障害
病気で汚部屋になることはご説明しましたが、実は汚部屋が原因で気持ちが落ち込んだりやる気を失ったりすることがあります。
汚い家に帰って来てげんなりしたりイライラしたりすることは、精神的なストレスになります。
見た目以外にも臭いなどで「眠れない」「頭痛が酷い」「食欲が湧かない」といった症状が続き、精神的に参ってしまうことがあるからです。
片付けようと思っても「時間がない」「勤務時間や出張でゴミが出せない」などの理由でできないことも多く、気が付いた時には身体が思うように動かない…といったことになる可能性が高くなります。
汚部屋になってしまったらどうすればいいの?
部屋が汚部屋になってしまった場合、どのように片付ければいいのでしょうか。
ここでは2つの方法についてご紹介します。
自分で部屋を片付ける
自力で片付けられるのであれば、洗剤や道具などを揃えるだけで費用もそれほどかかりません。
家族や友人など、手伝ってくれる人が居ればその分作業も早く終わります。
ただし、部屋の片付けは考えている以上に時間がかかるため、スケジュールを立てて計画的に進める必要があります。
また、ゴミの分別など考えながら作業をすることになりますので、「病気や障害の程度が重い」「ゴミの量が非常に多い」といった場合は無理をしない方がいいでしょう。
【関連記事】
▶ゴミ屋敷の片付け方|自力でできる条件と効率よくきれいにするコツ
業者に片付けを依頼する
自分では片付けることが難しいと思ったら、片付け専門の業者に依頼した方が安心です。
面倒なゴミの分別や不用品や粗大ゴミの運び出しだけでなく、壁や床・水回りの汚れを落とすハウスクリーニングなども行ってくれます。
最近では部屋の写真を送るだけで見積もりをしてくれるサービスを行っている業者も少なくありません。
あくまで費用の概算ですが、何社か問い合わせをして見るといいでしょう。
汚部屋の片付け費用の目安
実際に汚部屋の片付けを依頼したらいくらくらいかかるのか気になりますよね?
汚部屋の片付け・清掃を業者に依頼した場合の費用の相場は以下の表のようになっています(お片付け24時の料金システムより抜粋)。
部屋の広さ | 作業員数 | 費用の目安 |
1K・1R | 1名 | 33,000円~ |
1DK | 2名 | 53,000円~ |
1LDK | 3名 | 68,000円~ |
2DK | 3名 | 100,000円~ |
2LDK | 4名 | 120,000円~ |
3DK | 5名 | 150,000円~ |
3LDK | 5名 | 170,000円~ |
4DK | 6名 | 200,000円~ |
4LDK | 6名 | 220,000円~ |
片付けにかかる費用は「広さ」「ゴミの量」「作業員数」などで大きく変わってきます。
業者によっても料金が異なりますので、依頼する前には必ず見積もりを取って確認して下さい。
なお、ハウスクリーニングなどはオプションとして別料金となることがほとんどなので、その点も注意しましょう。
汚部屋に逆戻りしないためにはどうすればいいの?
片付けを行い、部屋がきれいになっても今までのやり方ではすぐに元の状態に戻ってしまう可能性があります。
ここでは、部屋をきれいに保つための方法をご紹介します。
精神的な病気や発達障害の場合は病院を受診する
精神的な病気や発達障害が原因で汚部屋になっている場合、適切な治療を受けることが大切です。
病院で症状に応じたカウンセリングや投薬などを受けることによって、症状の改善が期待できます。
著しく体力が落ちていたり、精神的な消耗が激しかったりする場合は、休職など心身を休める状態にすることもあります。
発達障害では、自分でできることとできないことを良く知り、どうすれば生活しやすい状況に持って行けるかを相談するといいでしょう。
部屋のレイアウトをシンプルにする
部屋のレイアウトをシンプルにすることも、部屋の片付けを簡単に行うために有効な手段です。
家具などを減らし、必要最低限のアイテムを所持することで、整理整頓の方法もぐっと楽になります。
また、こまごましたものは箱やプラスチックのケースなどを利用し、ラベルを貼り付けて管理するのもおすすめです。
例えば「文房具」や「書類」といった大きなくくりで分けても、バラバラにならないだけで部屋がすっきり見えます。
掃除や洗濯などをルーティン化する
煩雑な家事は行う日を決めて、日常生活のルーティンに組み込むことでやり忘れや習慣化を目指しましょう。
行う内容・曜日・時間などは、やりやすい方法(休みの日にまとめる・毎日ひとつずつ行うなど)でOKです。
計画を立てるのが難しい場合は医師やカウンセラー、家族などに手伝ってもらいましょう。
「汚れたら片付ける」といったあいまいな決まりだと忘れてしまうことも多いものです。
できれば一週間のスケジュール表などを作って壁に貼っておく、といったことで視覚的にも分かりやすくするのがおすすめです。
症状が重い場合は障害者手帳の取得も検討する
発達障害や精神的な病気が重く、日常生活を送るのが大変な時は精神障害者保健福祉手帳(精神障害者手帳)の取得を検討してみましょう。
医師の診断書が必要ですが、手帳が取得できれば福祉サービス・経済的支援・ヘルパーの派遣などのサポートを受けやすくなります。
税金面で優遇を受けたり、公共住宅への入居が可能になったりもしますので、金銭面での負担も軽減できます。
また、精神障害者手帳を取るほどでなくても通院にお金がかかって困っている場合は「自立支援医療制度」が利用できる場合があります。
こちらは精神的な病や発達障害にかかる医療費の負担が3割から1割になる制度ですので、医師に相談してみて下さい。
汚部屋の片付けなら「お片付け24時」にお任せ!
「まわりに片付けを手伝ってくれる人がいない」「自分で片付けをする自信がない」という場合は、ぜひ一度「お片付け24時」にご相談ください。
お片付け24時では、公式LINEや専用フォームだけでなく、お電話での相談も24時間・年中無休で対応しています。
写真を送って費用の概算を知ることも可能ですし、見積もりやご相談は無料、キャンセル料もかかりません。
また、一括払いは難しいという方のために独自の「現金の分割払い」や「後払い」制度を設けています。
頭金も不要で、クレジットカードがなくてもOKのため、多くの方にご利用いただいております。
最短で、お問い合わせいただいた日のうちに片付けを行うことも可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お片付け24時の実績紹介
「病気で片付けができなくなってしまったけれど、ゴミ屋敷で暮らすことで病状がさらに悪化してしまった」
「まとまったお金もなく、クレジットカードも止められてどうしていいか分からない」
▼精神的な病気が原因で片付けられなくなってしまったゴミ屋敷の片付け【神奈川県川崎市幸区】▼
●作業時間:6時間
●作業内容:残置物の全撤去と薬品を使ったハウスクリーニング
●作業人数:5人
●費用:77万円(15回払い)
神奈川県川崎市に住むお客様は、アルバイトをしながらワンルームのアパートで一人暮らし。
数年前に精神疾患を患ってからゴミが溜まり始め、居室にあるキッチンが埋もれるほどのゴミの中で生活していました。
掃除が得意だったお客様は、何もできない自分を責めてさらに病状が悪化してしまったそうです。
クレジットカードも利用を止められ、まとまったお金もなかったため、業者を探すことにも苦労しましたが、勇気を出してお問い合わせをしてくださいました。
お問い合わせの翌日に現地調査に伺って見積もりをお出しして、その2日後に朝から6時間かけて片付けを行いました。
壁のように積まれたゴミは高いところで120cmを超える場所もありましたが、どんどんゴミがなくなっていきます。
片付けが終わった時には、立ち会っていたお客様もきれいになった部屋を見てホッとしたご様子でした。
【即日対応・分割払い可能!神奈川県川崎市幸区のゴミ屋敷片付けを依頼するならお片付け24時】
まとめ:原因を見極めて汚部屋の解消と維持を目指そう
汚部屋になる原因はいろいろありますが、初期の精神的な病気や発達障害では自覚がないことも多く、部屋をきれいにできないことにストレスを感じたりすることも多いはずです。
もし、何か引っかかることがあるときは病院を受診して原因を特定してもらい、自分の状態を把握することを最優先させてください。
特に発達障害では、障害かそうでないかがはっきりしない「グレーゾーン」の人も多く存在します。
症状の出方も人それぞれなので、片付けだけでなく生活そのものを楽にするための方法を考えてくことが大切です。
また、性格の問題で片付けが進まない人も含め、シンプルな部屋作りや掃除のルーティン化はきれいな部屋の維持に大きく貢献します。
まずは部屋をリセットして、快適な生活を取り戻してくださいね。