「ゴミ屋敷の片付け方にはコツがある?」
「そもそもゴミ屋敷って自分で片付けられるの?」
自宅がゴミ屋敷化してしまい、自分で片付けようと思っている人は多くいます。
しかし、汚部屋を通り越してゴミ屋敷にまでなってしまった家を自分で片付けるのは至難の業です。
そこで本記事では、自宅が自分で片付けられるか判断する基準や、誰でも簡単にできる片付け方を紹介!
これまで数多くのゴミ屋敷を解決してきたお片付け24時が、コツを解説します。
自分で片付けられるゴミ屋敷の条件
自分で片付けられるゴミ屋敷の条件は、以下のとおりです。
- 水回りが使える
- 床がすぐに見える
- 積まれたゴミや荷物が膝下までに収まっている
- ゴミを一時的に置いておくスペースがある
上記の条件に当てはまらない場合は、自分での片付けは難しいでしょう。
水回りが使える
まず水回りが使えること。
これはゴミ屋敷の片付けにおいて必須です!
というのも、ゴミ屋敷を片付けると想像以上のホコリやゴミが出てきます。
自分の手を洗ったり、雑巾を濡らして洗ったりできる環境でなければ、自ら片付けるのは難しいでしょう。
床がすぐに見える
自分で片付けられるのは、少しものをどかせば床がすぐに見えるレベルのゴミ屋敷まで。
ものをどかして床が見えるスペースを作れれば、捨てずに保管しておくべきものを置いておくスペースが確保できます。
またゴミや荷物を一ヶ所に集め、集中的に効率よく分別していくことも可能です。
積まれたゴミや荷物が膝下までに収まっている
積まれたゴミや荷物が、高いところでも膝下までに収まっているゴミ屋敷であれば、ギリギリ自分で対応できます。
反対に、膝上までゴミが山積みになっている場合、1人では対応できません。
膝上までゴミが積もっているゴミ屋敷は、1tトラック1台以上の物量があることもしばしば。
それを1人で運びきるのは至難の業です。
またゴミが多く積み上がっているほど、下の方のゴミが踏み固められ、ゴキブリやコバエなど虫の温床になっている可能性があります。
物理的にも、精神的にも1人で対応するのは難しいでしょう。
ゴミを一時的に置いておくスペースがある
ゴミ屋敷の片付けには、保管しておきたいものやゴミを置いておくスペースが必要です。
具体的には以下のとおり。
- 物置状態になっていない部屋
- ベランダ
- 玄関先 など
こうしたスペースが確保できない場合、まとめたゴミを1回ずつ捨てに行かなければならなくなります。
また、保管しておきたいものの置き場にも困るでしょう。
自分でできるゴミ屋敷の片付け方
誰でもできるゴミ屋敷の片付け方を見ていきましょう!
大まかな流れは以下のとおりです。
- 日程を決める
- 掃除用具を準備する
- 数の多いゴミをひとまずまとめる
- 玄関から奥に向かって物を減らす
- 物が片付いたら清掃
かかる日数は1~2の準備に半日~1日。
実際の片付け作業はゴミの量や協力者の数にもよりますが、丸2日~1週間ほどかかります。
焦らず、着実に進めていきましょう。
STEP1.日程を決める
まずは片付けの日程を決めます。
ゴミの日に合わせて片付けることがおすすめ。
たとえば空き缶が大量にある場合、翌日缶を捨てられる日程で片付けを開始しましょう。
またゴミ屋敷の片付けは、1日では終わらないことがほとんどです。
できれば連休などまとまった時間を確保し、モチベーションが高いうちに一気に片付けましょう!
STEP2.掃除用具を準備する
続いて必要な掃除用具を用意しましょう。
アイテム | 料金 |
45Lゴミ袋50枚入り×2 | 400~600円 |
軍手(徳用) | 200円前後 |
雑巾(徳用) | 500~1,000円 |
マスク | 500円前後 |
殺虫剤 | 500~1,000円 |
とりあえず必要なものはこれだけ。
ゴミ屋敷の片付けでは虫の糞尿やダニの死骸、ホコリなどが舞うため、マスクや軍手は必須です!
ホームセンターや通販で、徳用のものを買うと費用を安く抑えられます。
またくん煙タイプの殺虫剤で、一網打尽にしてから作業を始めるとはかどりますよ。
STEP3.数の多いゴミをひとまずまとめる
いよいよ片付け当日です。
片付け方はとても簡単。
まず部屋を見渡して、一番数の多いゴミをまとめていきましょう。
人によって、空のペットボトルだったりカップ麺の空容器だったり、散乱しているゴミはそれぞれ。
多いものからどんどん拾ってまとめていくことで、効率よく部屋全体の物量を減らせます。
まとめたゴミ袋は1回ずつ捨てに行かず、一度どこかにスペースを作って置いておきましょう。
1番目に多いゴミがまとまったら、次は2番目に多いと感じるゴミをまとめます。
この作業を繰り返し、目につくゴミにばらつきが出てきたら次の作業です!
一度、ここまで集めたゴミを捨てましょう。
曜日の関係ですぐに捨てられない場合は、車にゴミを積んで直接収集所に持ち込むのがおすすめです。
STEP4.玄関から奥に向かって物を減らす
続いて着手するのは玄関です。
今度は玄関、廊下、リビングと奥に向かって片付けていきましょう。
玄関からものを減らしていくことで、ゴミを捨てに行くための動線やゴミをためておくスペースが確保できます。
またここからは、狭い範囲を集中的に片付けていきます。
玄関のなかでも靴置き場、靴箱の中、靴箱の上、といったように、狭いスペースごとに徹底してものを減らしていくのが効率よく片付けるコツ。
どうしても必要なものや取っておきたいものは、保留したいもの専用の袋を作って、そこに入れておきましょう。
ある程度ゴミ袋がたまったら捨てに行き、この作業を繰り返します。
STEP5.物が片付いたら清掃
ここまでの片付けでかなりものが減り、部屋がスッキリしたはずです。
あとは雑巾を使い、床のゴミやホコリを拭いていきましょう。
水周りのしつこい汚れには、適宜ホームセンターなどで薬品を購入し対応します。
ゴミ屋敷の片付け方のコツ
ゴミ屋敷の片付け方のコツは、主に以下のとおりです。
- できるだけ短期間で実施する
- 保留にはせずほぼ捨てる
- 残したものは1週間以内に置き場所を決める
これまで紹介した片付け方に加え、上記のコツを意識することでかなり作業効率が上がります。
途中で挫折しないためにも、ぜひコツを抑えた片付け方を実践してみてください!
【関連情報】
▶ゴミ屋敷は自力で片付く?ゴミ屋敷のレベルと再発防止のポイントを解説
できるだけ短期間で実施する
ゴミ屋敷の片付けは、できるだけ短期間で実施しましょう。
人のモチベーションは、意外とすぐに落ちてしまうもの。
やる気があるうちに一気にやるのがポイントです!
また短期間で部屋が劇的に変われば、「もう元に戻らないようにしよう」という気持ちも湧きますよ。
保留にはせずほぼ捨てる
「どうやってものを仕分けしたらいいのか分からない…。」
こんな人も多いでしょう。
ゴミ屋敷の片付けにおいては、ほぼ捨てましょう。
最低限残しておくべきものは、以下のとおり。
- 現金やクレジットカードなど貴重品
- 鍵
- 印鑑
- 契約書類や保険証書、通帳など
- 最低限必要な服(シーズンごとに5着ほどでOK)
- アルバムや手紙
一つひとつ保管するか悩んでいると、いつまで経っても作業が終わりません。
頭ばかりが疲れてしまいます。
また「もったいないから買い取りに出そう」と考えるのも、作業効率を落とすためあまりおすすめしません。
上記以外のものは、基本的には捨てるものとして袋に分類していくのがベストです。
判断に迷うものについては「1分以上悩む場合は捨てる」と基準を設けましょう。
残したものは1週間以内に置き場所を決める
捨てないと判断したものは、1週間以内に置き場所を決めましょう。
保留用の袋に入れたまま放置すると、いつの間にかそのまま部屋の片隅で忘れられてしまうこともしばしば。
この袋の山が、またゴミ屋敷に逆戻りする引き金にもなりかねません。
もし置き場所を決める際、「やっぱりいらないや」と思うものがあれば捨てていくのもおすすめです。
片付けの後は「ゴミのようなもの」や「なんだかよく分からないもの」を部屋に残さないのがコツといえます。
こんな場合は業者に依頼するのがおすすめ
物量的には自分で対応できる場合でも、このような場合は業者に片付けを依頼するのがおすすめです。
- 車がない
- 人手を借りられない
- 片付けを急いでいる
- 手間をかけたくない(忙しい)
- 虫が苦手
- 自分でも家に入りたくない程臭いがきつい
- 自治体のゴミ分別ルールが厳しい
- 近所に片付けていると思われるのが嫌だ
- 一度片付けを諦めたことがある
業者に依頼する場合の注意点は、以下の記事を参考にしてください。
【関連情報】
▶ゴミ屋敷の清掃はプロにお願いしよう|業者に頼むときの5つの注意点
車がない
車がないと、手に持ってゴミ袋を捨てに行くことになります。
家の目の前にゴミ捨て場があればまだ良いですが、少し離れている場合はかなりの手間です。
また集合住宅の2階以上に住んでいる人は、ゴミ出しのために階段やエレベーターを何往復もしなければなりません。
人が一度に持てるゴミ袋は、多くても6袋程度。
ゴミ屋敷の片付けでは50袋以上のゴミが想定されるため、車で一気に捨てに行くのがおすすめです。
人手を借りられない
ゴミ屋敷の片付けを1人で行うのは、至難の技です。
中腰で無数の荷物をまとめ続け、それを捨てにいくのは体力的にも厳しいものがあります。
また1人で作業すると途方もない時間がかかるため、継続力も必要です。
多くの人は途中で諦めてしまい、ゴミ屋敷に逆戻りしてしまいます。
そのため自分で片付けする際は、できるだけ家族や友人に助っ人を依頼しましょう。
一緒に作業する人がいるだけでもモチベーションが上がります。
持ち場を分担してバケツリレー式に片付けていくことで、作業効率もグッとアップしますよ。
大きなものも、複数人いればスムーズに運べます。
たとえばこちらのお客様は、1人では冷蔵庫が運べないということでお片付け24時にご依頼いただきました。
またそのついでに周辺の不用品回収や分別も、ということで慎重に作業を実施。
重いだけでなく、リサイクル家電として処分に手間がかかりがちな冷蔵庫。
しかし弊社にご依頼いただいたことで、スムーズに回収・処分させていただきました!
▶【神奈川県綾瀬市】キッチンまわりの片付けに伴う冷蔵庫の回収と清掃
【神奈川県綾瀬市でゴミ屋敷の片付けを依頼したい方にはお片付け24時がおすすめ!】
片付けを急いでいる
消防点検や引っ越しなど、「この日までに片付けたい!」という期日がある人は業者に依頼しましょう。
自分で片付けると、終わるのはいつになるかわかりません。
万が一間に合わず点検を無視すると、管理会社から指摘が入ることもしばしば。
一方業者なら、最短即日対応でその日のうちに片づけを完了できる場合もありますよ。
たとえばこちらのお客様は引っ越しが迫っており、急いで片付けしなければならないとのことでした。
そこで即日対応可能なお片付け24時にご依頼いただき、ご依頼の翌日にはお見積もりを提示!
3日間の作業を経て、無事に引っ越しに間に合わせることができました。
▶【千葉県市川市】退去アパートにため込んだ不用品回収と片付け
【千葉県市川市でゴミ屋敷の片付けを依頼したい方にはお片付け24時がおすすめ!】
手間をかけたくない(忙しい)
毎日忙しく、片付けに時間や手間をかけられない人も業者への依頼がおすすめです!
業者に任せれば、自分で何か作業をする必要はありません。
また、当日の立ち会い不要の業者も多くありますよ。
虫が苦手
虫が苦手な人も、業者に片付けを依頼した方が良いでしょう。
普段は見えなくても、実はゴミ屋敷は害虫の温床です。
ゴミを片付け、床が見えてくるにつれて大量の虫が出てくることもしばしば。
大量のゴキブリやコバエと格闘する自信がない人は、自分で片付けようとしないほうが良いでしょう。
自分でも家に入りたくない程臭いがきつい
すでに家の悪臭がひどく、自分でも臭いと感じている人は業者に依頼しましょう。
荷物をどかして片付けていると、いつも以上に強い臭いにさらされます。
また換気しながら作業すると、近所からクレームが入る場合も。
そうなると、季節によっては悪臭の蒸し風呂の中で作業することになります。
業者は近隣にも配慮し、スマートに作業を完了します。
自治体のゴミ分別ルールが厳しい
自治体のゴミ分別ルールが厳しい場合も、業者の手を借りるのがおすすめです。
たとえばこんな場合。
- 指定のゴミ袋が必要で値段も高い
- 分別のルールが細かい
- ペットボトルや缶ゴミの回収頻度が少ない など
業者に依頼すれば、ゴミ出しの曜日に関係なく、一気にゴミをまとめて回収してもらえます。
ゴミ出しルールを気にして、少しずつ捨てに行く必要はありません。
近所に片付けていると思われるのが嫌だ
近所に片付けている様子を見られるのが嫌な人も、業者の活用がおすすめです。
自分で作業すると、どうしてもベランダや玄関にゴミをまとめたり、玄関を開けっぱなしにして作業する必要があります。
これにより、近隣に家のなかの様子がバレることもしばしば。
一方業者に依頼すれば、プライバシーをしっかり守りながら作業してもらえます。
引っ越し業者のような形で近隣に挨拶をし、作業してくれる業者もいますよ。
一度片付けを諦めたことがある
片付けに失敗経験のある人は、同じことになりやすいのが特徴。
無理に自分で片付けようとせず、業者にまかせて一気に片付けるのがおすすめです。
おすすめの業者が知りたい人や、業者に依頼するお金がない人はぜひ以下の記事もご覧ください!
▶おすすめのゴミ屋敷専門片付け業者10選!費用や実績で最適な業者を厳選!
ゴミ屋敷の片付けならお片付け24時にお任せ!
お片付け24時は、最短即日対応も可能なゴミ屋敷の片付け専門業者です。
さらに頭金0円で、最大60回の分割後払いが可能!
手持ちのお金がなくても、気軽にご依頼いただけます。
自分で片付ける余裕がない方こそ、ぜひご活用ください!