お片付け24時片付けコラム

2023.4.30

消防点検を拒否したい!ゴミ屋敷住民が知っておきたい内容や注意点【東京都多摩市の事例あり】

消防点検は集合住宅に住んでいる以上、かならず実施されるものです。しかしゴミ屋敷状態の住まいに住んでいる方にとって、なるべく避けたい事柄だといえます。

そのため消防点検の予定日が近づくにつれて「拒否をしたい」「家に人を入れたくない」と考える方も多いのではないでしょうか。

この記事では、消防点検の確認内容や拒否の方法、拒否をした場合のリスクなど、消防点検を避けたい人が気になる内容についてまとめています。

ゴミ屋敷状態の部屋をお片付けした事例についても記載しているため、ぜひ、ご確認ください。

消防点検とは?確認する内容

ゴミ屋敷 消防点検

消防点検とは、住まいに火災が発生した際に住民を守るための設備がきちんと稼働するかどうか、安全確認をおこなうことです。マンションやアパートのオーナーに義務付けられており、点検を怠ると罰せられます。

消防点検をおこなうのは、専門業者です。オーナーから依頼を受けて、資格を持った人が確認に訪れます。消防点検の際は、下記の内容をチェックします。

自動火災報知器 受信機、各種感知器(煙・熱・光)、発信機、地区音響装置、 表示灯など火災の発生を知らせる装置の点検
防火設備・排煙設備 防火戸や煙を屋外に排出する設備の設置場所・機能などを点検。
誘導灯・誘導標識 誘導灯や標識が適切な位置に設置されているか、正しく点灯するかなどを点検。
火災通報装置 火災発生時の通報を外部に知らせる装置が適切な場所に設置されており、使用に問題がないかを点検。
避難設備 避難はしご 、救助袋、 緩降機などの状態確認。
非常警報設備 非常ベル、自動サイレンなど火災発生を知らせる設備の点検。
非常電源設備 火災発生時に停電になった際、使用できる電源設備。電線が焼けてショートしないように処置ができているかを点検。
ガス漏れ火災警報設備 火災の原因となるガス漏れを察知する装置。正しく機能するかを点検。

消防点検の頻度は?

ゴミ屋敷 消防点検

消防点検には2種類あり、消防機器点検は6ヶ月に1回の頻度で実施されます。消防機器点検はおもに廊下や共用部に設置されてある設備をチェックして、終了です。

消防総合点検は年に1回の頻度でおこないます。消防機器点検で確認した内容に加えて、居室内の設備もチェックするため、入居者の許可が必要です。

また、散らかった部屋の場合、消防設備の確認ができない可能性があります。住まいがゴミ屋敷状態となっている人は、消防総合点検に備えて家の片付けをしましょう。

消防点検の拒否の方法

ゴミ屋敷 消防点検

消防点検の義務は、オーナーに課せられたものです。居住者に消防点検を受ける義務はないため、マンションやアパートなどの集合住宅の中には、消防点検を拒否する家も少なくないようです。

しかし「消防点検を受けたくない」とオーナーや点検業者に伝えて、すぐに了承がもらえるわけではありません

では消防点検を受けないようにするには、どのようにすれば良いのでしょうか。

居留守・外出をする

消防点検を拒否する人の多くが、居留守を使ってやり過ごしています。

しかし消防点検者は居留守を使う居住者に慣れています。そのため、家にいるかどうかは中の気配や電気メーターの回転数などから判断が可能です。

中に人がいることがわかる以上、点検者は簡単には引き下がれません。何度もインターホンを鳴らして、居住者との我慢比べになるケースもあるようです。

点検業者の来訪をやり過ごすために、点検予定日は外出をする居住者もいます

日付をずらしてもらう

消防点検日はあらかじめ決まっています。都合が悪い場合は日付をずらしてもらうことも可能です。消防点検を拒否する人の中には、日付をずらし続けてやり過ごすケースもあります。

消防点検を拒否するとどうなる?発生するリスク

ゴミ屋敷 消防点検

消防点検を拒否したりやり過ごしたりすることは、おすすめしません。消防点検を受けないことでリスクが発生する恐れがあるためです。

消防点検を拒否した際のリスクについて、把握しておきましょう。

火災が発生した際の責任が問われる

消防点検を受けていないことで、火災が発生した際に責任を問われることが可能性として考えられます。

「点検をきちんと実施していれば、装置が正しく作動したかもしれない」「点検装置が正しく作動していれば、火災を未然に防げたかもしれない」といったことから、自分自身が火災被害の原因の一部とされてしまうことも、あるかもしれません。

住まいの規約違反になることも

マンションやアパートの多くが、住まいの規約に入居者は消防点検による入室を受け入れる旨が書かれています。大きな理由がなく拒否をすれば、規約違反と判断されてしまう可能性もあるでしょう。

その結果、契約更新が断られたり退去命令が発生するリスクもゼロではありません。

消防点検は自分でもできる?

ゴミ屋敷 消防点検

消防点検を専門業者に依頼せず、オーナー自らおこなうケースもあります。しかし居住者が自室の消防点検をおこない、オーナーや管理会社に報告を済ませる例はほとんどありません

また、消防点検を専用業者に依頼しないでも問題がない建物には、下記の規定があります。

  • 1000㎡未満の防火対象物(一部除く)であること
  • 消火器・非常警報器具・誘導標識・特定小規模施設用自動火災報知設備の点検のみ

下記にあてはまらない住まいでは、資格を持った専門業者が点検をおこなうことが義務付けられています。

したがって、消防点検は基本的に居住者が独自で済ませられるものではなく、オーナーか専門資格を有した業者でないと実施はできません。

消防点検前に片付けをしよう!【東京都多摩市事例】

ゴミ屋敷 消防点検

消防点検を実施するにあたり、ゴミ屋敷状態では点検ができません。また、点検ができたとしても、「火災リスクの高い部屋」としてオーナーや管理者に報告されてしまう可能性があります。

報告を受けたオーナーは入居者に指導をし、必要であれば行政への連絡も実施されるかもしれません。

消防点検を安心して迎えられるように、消防点検前には部屋を片付けておくようにしましょう。

ゴミ屋敷 消防点検

こちらはお片付け24時がお部屋の片付けをお手伝いした事例です。ご夫婦ともお忙しく片付けの時間が取れないことから、ご依頼をいただきました。

疲れた状態で散らかった部屋に帰ると、気持ちも滅入ってしまいます。火災や盗難のリスクも増すため、部屋は定期的に片付けをすることをおすすめします。

【事例の詳しい内容はこちら】https://okataduke24.com/post_jisseki/1716-2

消防点検は拒否せずスムーズに終わらせよう

ゴミ屋敷 消防点検

消防点検は住まいの安全性や自身の命を守るために必要なものです。さまざまな理由で他人の入室を避けたい人もいるかと思いますが、居留守を使わず、安心して受け入れられる準備を整えておきましょう。

ゴミ屋敷状態となっていることが理由で、部屋に人をいれることを避けたい場合は、お片付け業者に依頼をするのもひとつの手です。

お片付け24時では、無料で見積もりをおこないます。不用品買取や分割払いにも対応しているため、お片付け費用に関しても負担が少ない点が、たくさんの方にご依頼をいただく理由です。消防点検前に片付けを済ませたい方は、お気軽にご相談ください。

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