「汚部屋を退去するときにいくらかかるのか知りたい」
「汚部屋から退去して、心機一転したい…!」
汚部屋を退去する際に最も気になるのが、退去にかかる費用について。
汚部屋の場合、ゴミやものを撤去する費用がかかりますし、ハウスクリーニングの費用も高額になりがちです。
また、部屋の状態によってはリフォーム費用を請求されることも。
この記事では、汚部屋の退去費用が高額になりやすい理由に触れながら、汚部屋を退去するときにかかる費用について詳しく解説します。
汚部屋を出て、快適な環境で心機一転やり直したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
まず知っておきたい賃貸住宅の退去時にかかる費用の内訳

汚部屋の退去費用について知る上でまず把握しておきたいのが、賃貸住宅の退去時にかかる費用の内訳について。
賃貸物件を退去する際に発生する費用には、物件のオーナーである「貸主」が負担するべきものと物件を借りている「借り主」が負担するべきものがあります。
| 貸主が負担するべき費用 | 借り主が負担するべき費用 |
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部屋の壁紙や畳の日焼け、フローリングの細かい傷、家具の設置跡など、住宅は住んでいるだけで劣化していくものですが、経年劣化や通常消耗による住宅設備のリフォーム費用を借り主が負担する必要はありません。
一方、家具を設置する際に壁紙を大きく傷つけてしまったり、タバコのヤニで壁や天井のクロスを黄色く変色させるなど、借り主の行動や部屋での過ごし方が原因でリフォームが必要になる場合は費用を請求されてしまいます。
汚部屋の退去費用が高額になりやすい理由

汚部屋の退去費用は、通常の部屋の退去費用に比べて高額になりやすい傾向がありますが、それにはいくつか理由があります。
害獣や害虫による被害が発生しているから
汚部屋には食べ物や生ゴミが大量に放置されているため、ネズミやゴキブリなどの害獣・害虫が集まってきます。
これらの害獣・害虫は、ただエサを求めてやってくるだけではありません。
汚部屋に住みついて繁殖し、さまざまな被害をもたらします。
ネズミやゴキブリは部屋のあちこちで尿や糞をするため、部屋の壁やフローリングが汚れて劣化しますし、住宅の土台部分や配線をかじってダメにすることもあります。
害獣や害虫によって発生した被害を修復する際の費用は部屋を汚部屋にしてしまった借り主が負担しなければならないため、通常の部屋よりも退去費用が高額になるわけです。
においを取り除かなければならないから
汚部屋では、ゴミのにおいや害獣・害虫の排泄物のにおいなど、さまざまなにおいが発生します。
カビを放置している場合はカビ臭も発生しますし、排水管につながっている水まわりの設備をまともに使用したり掃除したりしていない場合は、下水臭がすることも。
これらのにおいを取り除かない限り次の人に部屋を貸し出すことはできないので、退去時にはにおいを取り除くための処置が行われますが、これらのにおいは非常に強力で簡単に取り除くことはできません。
においの度合いによっては専門の業者を入れなくてはならず、その費用は借り主が負担しなければならないので、退去時の費用が高額になりやすくなっています。
住宅設備が腐食しているから
ゴミやものが積み重なっている汚部屋は、通気性が悪く、通常の部屋よりも湿気が溜まりやすくなっています。
少し窓やドアを開けて換気を行った程度では通気性の悪さは解消できないため、徐々に湿気が溜まっていき、部屋の天井や壁、床などを腐食させていきます。
住宅の断熱性能の問題で発生した腐食の修繕については貸主が負担しなければいけませんが、汚部屋の場合、溜まったゴミやものによって通気性が悪くなり、腐食しているため、貸主が修繕費用を負担しなければなりません。
腐食した部分を放置しているシロアリがわくことがありますが、その場合は費用の負担もより高額になります。
汚部屋を退去するときの費用相場

汚部屋を退去するときの費用を大きく分けると、「片付けを業者に依頼するときの費用」と「原状回復のためのリフォームにかかる費用」に分けられます。
片付けを業者に依頼するときの費用
専門業者に汚部屋の片付けを依頼するときの費用相場は以下のとおりです。
| 片付けの費用相場 | ||
| 部屋の広さ | 作業人数 | 費用 |
| 1K | 作業員1名 | 33,000円~ |
| 1DK | 作業員2名 | 53,000円~ |
| 1LDK | 作業員3名 | 68,000円~ |
| 2DK | 作業員3名 | 100,000円~ |
| 2LDK | 作業員4名 | 120,000円~ |
| 3DK | 作業員5名 | 150,000円~ |
| 3LDK | 作業員5名 | 170,000円~ |
| 4DK | 作業員6名 | 200,000円~ |
| 4LDK | 作業員6名 | 220,000円~ |
| ハウスクリーニングの費用相場 | |
| 部屋の広さ | 費用 |
| 1K | 18,000円~ |
| 1DK・1LDK | 20,000円~ |
| 2LDK | 40,000円~ |
| 3LDK | 60,000円~ |
| 4LDK | 80,000円~ |
| 害虫駆除・消臭 | 11,000円〜 |
実際の費用は依頼する業者や部屋の広さ、状態によって異なるので、正確な金額を把握したい場合は見積もりを依頼するようにしてください。
原状回復のためのリフォームにかかる費用
汚部屋が原因で劣化した部屋を修繕する際のリフォームにかかる費用の相場は以下のとおりです。
| リフォームの内容 | 費用相場 |
| 壁紙の貼り替え | 5万円〜 |
| フローリングの張り替え | 10万円〜 |
| 洗面化粧台の交換 | 10万円〜 |
| トイレの交換 | 10万円〜 |
| キッチンの交換 | 50万円〜 |
リフォームにかかる費用はリフォームの内容によって大きく異なりますが、いずれも数万円〜と高額です。
汚部屋が原因でトイレやキッチンが使えなくなった場合は新しいものに交換しなくてはいけませんが、その場合はリフォーム費用だけで10万円以上かかる可能性もあります。
汚部屋の状態を放置する期間が長くなればなるほどリフォームしなくてはならない箇所が増え、費用も高額になる恐れがあるため、早急に対応することが重要です。
汚部屋の退去費用をできるだけ安く抑えるための対処法

汚部屋を退去する際にかかる費用を少しでも安く抑えるためには、対処法を把握しておくことが大切です。
自分でできる4つの対処法を紹介します。
ゴミを処分する
汚部屋の片付けを依頼する場合、部屋の状態によって金額が変わるため、部屋の中に溜まっているゴミの量が大きく影響します。
そのシステムは管理会社や大家に対応してもらうケースでも変わりません。
そのため、汚部屋を退去するときに費用を少しでも安く抑えたいのであれば、ゴミを処分して量を減らしておくことが大切です。
生ゴミや弁当の空き箱、ペットボトルや空き缶など、ゴミとして処分できるものはどんどん処分しましょう。
自力での汚部屋の片付け方については、以下の記事でも詳しく解説しています。
▶汚部屋を自力で片付けたい!片付けの手順と成功のコツを完全解説
チェックされやすい箇所を中心に掃除をしておく
部屋の汚れがひどいと次の入居者を募集することができないので、汚部屋の退去時にはハウスクリーニングの費用を請求されるケースがほとんどです。
ハウスクリーニングの費用は部屋の広さだけでなく、汚れのひどさなど部屋の状況によっても変化します。
ハウスクリーニングにかかる費用を少しでも安くしたいのであれば、自分で掃除できそうなところは事前に掃除してきれいにしておくべきです。
ある程度きれいにしておくだけで印象が大きく異なりますし、見積もりの額に影響する可能性もあります。
掃除を行う際は、以下のチェックされやすい場所を中心にきれいにしておくようにしましょう。
- トイレや洗面所、キッチンなどの水まわり
- 壁や天井の汚れやカビ
- 床の汚れやカビ
においを取り除く
いくら部屋をきれいに片付けたとしても、部屋ににおいが残っているままだと次の入居者を募集することができません。
その場合、部屋の消臭にかかる費用を請求される可能性があるので、部屋をきれいにしたら、退去する日の直前まで消臭対策を行うようにしてください。
ただ、香りの強い消臭剤を使ったりお香やアロマを焚いてしまうと、汚部屋のにおいと混ざって悪化する可能性があるので注意が必要です。
消臭を行う際は、ドアや窓を開けての換気や、無香料の消臭剤を設置するなどの対応に留めるようにしましょう。
専門業者に片付けや掃除を依頼するのもおすすめ
ゴミやものが積み重なって足の踏み場もない状態の汚部屋の場合、自分で対処するのは困難です。
無理に自分で対処しようとすると、住宅設備を破損させたりケガをしたりする可能性もあるので、無理せず専門業者に対応してもらうようにしましょう。
汚部屋の片付けの専門業者は、ゴミや不用品をその日のうちにきれいに回収してくれます。
また、オプションでのサービスにはなりますが、ハウスクリーニングや害虫駆除、消臭作業も依頼可能です。
部屋の状態によっては原状回復の必要がなく、通常通りに退去できる可能性もあるので、専門業者への依頼も検討してみてください。
汚部屋の退去費用が「高い!」と感じるときの対処法

汚部屋の退去費用は高くなりがちですが、あまりにも高いと感じる場合は、正しい方法で対処することで安くしてもらえたり負担を減らしたりできる可能性があります。
管理会社や大家さんと話し合う
汚部屋の退去費用が高いと感じたときには、まず、管理会社や大家さんと話し合ってみましょう。
住宅から退去する場合、請求された費用をそのまま支払いがちですが、不当な金額を請求されているケースも少なくありません。
まずは請求書の内容を確認し、おかしなところがないかチェックするようにしてください。
「退去費用一式」のように詳細が書かれていない場合は、詳細な費用を出すよう要求してみてください。
また、退去費用の減額について交渉する際は、賃貸契約書や国が定めた原状回復についてのガイドラインなど、交渉の材料をもって話し合いにのぞむようにしましょう。
専門家に相談する
管理会社や大家さんが誠実に対応してくれない場合は、法律事務所に行き、専門家に相談してみるのも一つの手です。
相談してみて、必要であれば少額訴訟で対応しましょう。
揉めずに退去するのが一番ではありますが、不当な請求を素直に支払う必要はありません。
法律事務所に相談して、金額が妥当でないと判断される場合は訴訟によって減額できる可能性があります。
ただし、汚部屋は通常のケースとは異なるため、妥当だと判断されることもあります。
また、10万円以上の弁護士費用もかかるので、その点も考慮した上で相談するべきかどうか判断するようにしましょう。
消費生活センターに相談してみる
法律事務所に相談することに抵抗を感じる方や費用を捻出するのが難しい方は、消費生活センターに相談してみるという方法もあります。
消費生活センターは、消費者が抱える問題やトラブルについて相談できる地方公共団体の機関です。
法律事務所とは異なり、無料で相談にのってもらえるので、より気軽に相談できます。
ただし、あくまで相談できるだけで、法律事務所のように訴訟をサポートしてもらうなど法的な手段をとってくれるわけではありませんので、その点は注意するようにしてください。
汚部屋の退去費用をなるべく抑えたいときはお片付け24時にご相談ください!

汚部屋は住宅設備の劣化を招くため、退去時の費用が高くなりがちです。
ただ、ゴミを片付けて掃除をするなど、費用を抑えるためにできることも少なくありません。
何より、汚部屋の状態を放置しているとより高額な費用を請求される可能性が高くなっていくので、放置せずにすぐ対処することが大切です。
もし自分で対処するのが難しい場合は、専門業者に依頼して、部屋の片付けやハウスクリーニングを行ってもらいましょう。
お片付け24時は、汚部屋の片付けからハウスクリーニングまで依頼できる便利な専門業者です。
害虫駆除や消臭などもご依頼いただけますので、部屋をきれいにして退去費用を少しでも安く抑えたい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。


















