断捨離をして部屋がきれいになると、どうしても新しいものに目がいってしまいますよね。しかし、そんな勢いだけで物を購入していたら、あっという間に片付いた部屋が散らかってしまいます。物が増え、収納スペースがあふれてしまうことも。

せっかく断捨離をしてキレイになった部屋を維持するためには、新しい物を迎える前に部屋の中を見回してみましょう。新しいものを購入するのは、それからでも遅くはありません。

今回は断捨離した後の片付いた部屋を維持するコツと、新しい物を購入する前に知っておきたいポイントをご紹介します。

断捨離後の落とし穴

断捨離をして部屋を片付けた後、風通しもよくなり部屋にいるのが心地よくなったという体験をした方は多いと思います。ここで気を付けたいのが、あなたの注意が、心地よい部屋から新し物へ向かうときです。

新しい物といっても、前々から気になっていた物やずっと欲しかったけれど我慢していた物だったりすることもあるでしょう。部屋がキレイな状態になったからこそ、欲しいと思っても不思議なことではありません。

ですが、本当に必要でしょうか？

今ある部屋に満足しているあなたが、その新しい物を迎えることで心地よく暮らせるようになるでしょうか。ここで一度、要不要の判断基準をおさらいしましょう。

《要不要の判断基準》

1.あれば便利な物ではなく、その物を使って暮らしたい！と思えるか
2.収納コストに余裕があるかどうか

新しいものを購入する気持ちが強く、要る物と判断した場合には次のことを見直していきましょう。

▼断捨離の方法とポイントを知りたい方はこちらの記事がオススメです！
https://okataduke24.com/post_column/1530

断捨離をした後の暮らしを振り返る

新しいものを購入する際、物をため込む癖が出ていることはないでしょうか。中には、物をため込んでいる自覚のない方も大勢います。気づいてはいるけれど、買い物衝動を止められない、なんて方もいるでしょう。

そのような場合は、あなたの１日の過ごし方を振り返ってみてください。断捨離を終えて、要る物と判断した物には収納場所、つまり物にとっての住所がきちんと決まった状態であるはずです。そこで新しく迎えた物は、住所不特定にならないでしょうか。

新しい物を迎えるのなら、きちんと収納場所を作りましょう。あるべき場所にあってこそ楽しく、心地よく物が使えることをあなたは断捨離を通して知っているはずです。

買っても断捨離したから大丈夫！

物をたくさん断捨離した人に多いのが、断捨離をして片付いた安心感です。物を増やしても、すでにたくさん手放したから少しくらい物が増えても大丈夫だと、そう感じていないでしょうか。これではせっかくの断捨離も無駄になってしまいます。

要不要の判断を積み重ね、磨かれたあなたに合う要不要の感覚が鈍り、気がついたらガラクタを買い集める状態に戻ってしまうかもしれません。

新しいものを増やさないための対処法

まずは新しく欲しいと思っている物の用途と、似ている物がないかどうかチェックしましょう。
例えば、コーヒーメーカーが欲しいとします。今まではハンドドリップや、インスタントコーヒーを飲んでいたとしますね。しかし、朝は家事に仕事に忙しくほとんどインスタントコーヒーを飲んでいるから、コーヒーメーカーでドリップしたコーヒーを飲みたいのだとしましょう。

この場合、目的が①時短②ドリップコーヒーが飲みたい、という２つになります。ハンドドリップでは手間がかかるし、インスタントコーヒーはドリップの香りや風味は楽しめないですよね。となると、無駄な買い物ではないのかもしれません。

新しいもののある生活の行動を把握する

新しい物を購入して、暮らし始めたあなたを想像してみてください。コーヒーメーカーは衛生面を保つために洗浄が必要だったり、カビや雑菌の繁殖を防ぐために、水を入れる容器をしっかり乾燥させないといけない。そんな作業が加わってきます。あなたの今の生活に、そんな手入れをする時間の余裕はあるでしょうか。

洗浄作業もそれなりに手間がかかります。1日の生活、また長い目でライフスタイルを見つめた時、ハンドドリップをして飲み、手早くフィルターを処分し、片付けるのとどちらが良いでしょうか。時短に注目したとき、あなたはどう感じますか？
どちらがあなたにとって継続してできるか、よく考えてみましょう。

コーヒーメーカーを買うなら、普段はハンドドリップやインスタントコーヒーを飲み、たまにの贅沢でカフェでテイクアウトして飲むというのも良いと思います。外出するきっかけや、意図的に休息をとる時間が作れるので、メリットもありますよね。

新しいものを増やさない方法

先ほどは、新しい物をコーヒーメーカーで解説しましたが、洋服やバッグ、ＰＣ周辺機器といったガジェットなども同じです。

・今手元にある物をちゃんと使っているか
・不便を感じていないか
・買っておきながら使っていない物はないか

まずはこの３つを、きちんと確認するようにすることが重要になります。買い置きがあるのなら優先的に使うほうが良いですし、手元にあって使えるけれど、不便を感じるなら買い替えるのも手です。その代わり、買い替えたのならば、以前まで使っていた物は手放すことが大切になります。

新しいものを買いたくなったらしておきたいこと

新しい物が欲しくなったときにしておきたいことが、こちらです。

1.普段の生活や行動の記録をとること
2.購入して正解だったもの
3.購入して失敗だったもの
4.捨てたものまたは捨てようと思っているもの

上の4つに加えて、購入した物に関しては、金額も合わせて記録をとっておきましょう。得をしているのか、損をしているのかが明確になります。視覚化できると、人は状況を理解し冷静になれるものです。買い物衝動が強い方にはぜひオススメな対策法ですよ。

新しいものを購入することで失うもの

意外と気にならない方が多いようですが、ここできちんと言葉にしてお伝えしておくと次のようなものがあります。

・お金（商品を購入した費用）
・時間（ネットサーフィンや店頭を見て歩き商品を品定めした時間）
・場所と空間（部屋の収納コスト）

圧倒的にこの３つを失っている場合は、新しい物を迎える前にしっかりと記録を振り返ってみましょう。どれもあなたの人生において大切なものです。

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コーヒーメーカーは売りに出すことはできるのですが、ブランド品や製造年数によっては値が付かないことがほとんどです。デザイン重視で、無名メーカー品を購入してしまうと、どうしても引き取ってもらいにくくなる傾向にあります。

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