「いつもきれいな彼女だけど、彼氏の自分が家にあげてもらえないのはなぜ?」
「きちんとした身なりの女性でもゴミ屋敷の住人の場合があるって本当?」
見た目がきちんとしている女性の家は、必ずきれいに違いない!と思っていませんか?
実はそうでないことも多いのです。
今回は、女性の家がゴミ屋敷になりやすい理由を心理的な部分から見て行きます。
目次
ゴミ屋敷の住人は男性より女性が多いって本当?
ゴミ屋敷で暮らす人の性別に関する正確な統計はありません。
メディアなどで女性のゴミ屋敷が取り上げられることも多いですが、これは女性の方が話題になりやすいという面もあるのかもしれません。
「女性の部屋はきれい」という思い込みから、ニュースとして取り上げられやすいとも考えられます。
ただ、お片付け24時での問い合わせ比率は女性が58%と割合が多くなっています。
家族を代表して妻である女性が問い合わせをしている可能性もありますが、女性からの依頼も多いのは事実です。
女性の社会進出が進み、男性並みに働く女性が増えた事で「片付けまで手が回らない」といったことが起きている可能性は高いと言えるでしょう。
女性の部屋がゴミ屋敷になってしまうのはなぜ?
女性の部屋がゴミ屋敷になってしまうのは、女性特有の思考・心理があるからです。
ここでは、女性の行動や考え方からゴミ屋敷になりやすい理由を見て行きます。
物が多い
女性は一般的に、男性に比べて衣類やかばん・靴などを多く所有しがち。
また、スカートとパンツの両方を選べることから、持つアイテムも増える傾向にあります。
女性のファッションは男性の目を楽しませるものではなく、自分が楽しむためのものです。
そのため、自分をきれいに見せてくれる衣類や小物、アクセサリーやメイク用品などが増えてしまいやすくなります。
買い物が好き
買い物が好きなことも、部屋にものが溜まる原因となります。
欲しいものがなくても何か買わないと落ち着かない・ストレスが溜まるということもあり、「何となく何かを買ってしまった」という経験に心当たりがある人もいるのではないでしょうか。
部屋を自分の趣味で飾りたがる
女性は部屋のインテリアや食器などにこだわりを持つ人も少なくありません。
必要な物を買いそろえるのは良いのですが、時に実用性よりも見た目にこだわってしまう場合があるのが問題です。
思ったより収納力がなかったり使い勝手が悪かったり、その造りから掃除や片付けがしにくく埃がたまりやすくなってしまったという場合もあるでしょう。
結局、引き出しなどをほとんど使うことなく置物状態になってしまうことも少なくないのです。
部屋の収納が持ち物の量と見合っていない
一人暮らし用の賃貸物件は比較的狭く、十分な収納があるとは言えません。
服などのアイテムが多く、買い物をしてさらに物が増え、雑貨などがたくさんあれば置き場所に困ることは目に見えています。
ハンガーラックを購入したりする人も多いですが、服だけでなくかばんやベルトなどもどんどん吊るしてしまうと、見た目も良くありませんし、掃除がしにくくなるというデメリットもあります。
キャスターがついていても動かして掃除する人は少ないかもしれません。
収納と持ち物のバランスが崩れると、一気にゴミ屋敷化してしまう可能性が高くなってしまいます。
物を捨てられない
物が増えてしまったら捨てればいい…と思いますが、中にはそれが難しい場合があります。
それは思い出が物に紐づいてしまうことが少なくないからです。
「これを捨てたら思い出がなくなりそうな気がする…と考えるとどうしても捨てられない」という心理が大きいのではないでしょうか。
また、高かったから捨てるのが惜しい、いつか使えるかもしれないといった理由で処分できない女性も少なくありません。
ゴミ屋敷で暮らす女性はなぜ片付けられないの?
ゴミ屋敷を片付けられない理由は男性とさほど変わりません。
ただ、女性は男性より「しなければならないこと」が多いこともまた事実です。
家事が苦手
家事が苦手、できればやりたくないという女性は少なくありません。
また、実家では母親に家事を任せきりにしてきたため、いざやってみるとできない場合もあります。
何とか自分で頑張ってみてもうまく家事を回せるようになるまで時間がかかることも。
家事の多くは「いかに時間をうまく使うか」がポイントになります。
空いた時間にさっと片付けをする、洗濯機のタイマーを使って朝出掛ける前に洗濯物を干す、料理をしながら片付けを同時進行で行うといったコツが必要になりますが、手際が悪いと思ったように時間内に終わらくなってしまうのです。
掃除をしている時間・余裕がない
帰りが遅くて掃除をしている時間がない、家に帰ると疲れ切っていて片付けをする余力・余裕がないこともあります。
女性の場合、帰りが遅くて疲れていても髪を洗ったり、メイクを落として肌の手入れをしたりしなければなりません。
疲れたからこのまま寝てしまおう…とはいかないのです。
こちらの事例は仕事で疲れてしまい、ゴミ屋敷になってしまったというお客様のお話です。
仕事をきっちりこなす反動で帰宅後はひどい脱力感に襲われてしまい、部屋が物であふれて行ったそうです。
最初は散らかっているだけだと気にしていなかったのですが、着ようと思った服が見つからずに時間がかかるようになってしまったとのこと。
こういった例は少なくありません。
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ゴミを出し損ねる
看護師など時間が不規則な勤務をしていると、ゴミの日にゴミが出せないという事態になることもあります。
次のゴミの日にきちんと出せればいいのですが、うまく予定が合わない可能性もあるでしょう。
大きなマンションなどは24時間ゴミを出せるシステムが整っていることが多いですが、賃貸などでは難しい場合も少なくありません。
また、忙しい・疲れているといった理由でゴミを分別したりまとめたりする時間がなく、出せずにたまってしまうこともあります。
部屋が汚くても問題ないと考えてしまう
中には「部屋が汚くても最低限のスペースがあれば生活できる」と考えてしまう人もいます。
誰も来ないならそのままでもいいかと思うのかもしれません。
ただし、荷物が山積みになっていれば風通しも悪くなるのでカビが生えることもあります。
お菓子の袋やお弁当などの容器などは、ソースや細かな食べかすなどが残っていてそこから腐って悪臭を放つこともあることを忘れないようにしましょう。
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ゴミ屋敷に住んでいる人の心理とは?片付けできないのはSOSのサインかも
片付けられないのは心理的な病気かも
部屋を片付けられない理由の中には「心理的な病気」が原因となっていることがあります。
もし、自分に当てはまることがあればなるべく早く受診するようにしましょう。
気が付かないうちに病気になっていることもある
「仕事や学業が忙しくていつも何かに追われているような生活を送っている」
「人間関係などでストレスを抱えている」
このような方は注意が必要です。
何事もしっかりやらなければいけないと考える真面目な人ほど「うつ病」にかかりやすいと言われているからです。
また、ストレス発散や気分転換のために買い物をして、その頻度が急に上がったという場合は「買い物依存症」の可能性があります。
こんな症状が出たら病院を受診しよう
うつ病の場合は、最初に不眠を訴える人が多いようです。
なかなか寝付けない・眠っても何度も目が覚めてしまい眠った気がしない、という症状があれば要注意です。
病気が進行すると、以下のような症状が出ます。
・何をしても楽しいと思えない
・何かをしようという気力がわかない
・集中力が続かない
・食欲がなくなってきた
・気分の落ち込みがひどい(特に朝がひどく、夕方には軽くなるのが特徴)
買い物依存症の症状は以下のようなものになります。
・買い物をしなくてはいられなくなる
・要らないものまで買い込んでしまう
・買ったものを開封せずにそのまま放置している
・生活費などを削ってまで買い物をしてしまう
このような症状が出たら、「精神科」や「心療内科」などを受診するようにしてください。
問診と投薬が基本ですが、カウンセリングなども併せて行うこともあります。
見た目と部屋のきれいさは必ずしも一致しない
お話ししてきたように、女性でも家をゴミ屋敷にしてしまい、その状態のまま暮らしている人は少なくないのが現状です。
きれいにしているから家も絶対きれいなはず、と思わない方がいいかもしれません。
身なりがきちんとしている=部屋がきれい、ではない
きちんと化粧をして髪も整え、人が不愉快に思うような姿ではない(もしくは普通の人以上にきちんとしている)からと言って、部屋もきれいだとは限りません。
外ではきれいにしていても、家に帰ったらだらしない恰好でゴロゴロしている人は女性に限らずたくさんいます。
誰かが片付けてくれるなら家はきれいに保たれますが、そうでなければ汚れる一方ですよね。
ですので、家を一歩出たら別人のような女性は、意外といると考えた方がいいかもしれません。
ゴミ屋敷に住んでいるきれいな女性はどうやって生活している?
ゴミ屋敷に住んでいて身ぎれいにすることなんてできるのだろうか?と考える人もいるでしょう。
しかし、最低限のスペースがあれば見た目のきれいさは保つことが可能です。
まわりから「だらしない、汚い女」と思われるのが嫌であれば、その部分だけは頑張れるのではないでしょうか。
例えば、「浴室が汚くてもシャワーだけは使える」
「キッチンや洗面台は汚いので歯磨きはシャワーの水を使う」
このようなことは考えられます。
トイレは汚くても水は流れるでしょう。
服は使う物だけは別にしておき、下着以外はクリーニングに出すという方法もあります。
ただ、本当に水回りも全く使えないような場合は、毎日ジムに通ってお風呂に入る、トイレは近くのコンビニを利用するということもあるかもしれません。
ゴミ屋敷にしないために心掛けたいこと
普段から少し心がけておけば、ゴミ屋敷を防ぐことが可能です。
今日から実践できる簡単な予防策を3つご紹介します。
予防策①物を放置しない
まず、物を放置しないように気をつけましょう。
特に床に物を置いてしまうと、どんどん積み上げてしまいがちです。
置き場所をきちんと決めて、必ず元の場所に戻すことを意識して行うのが効果的です。
また、できればゴミ箱は分別がしやすいものを選ぶのがおすすめです。
分かりにくい場合は自治体HPなどを確認し、「ペットボトル(金曜日)」などと記載しておけば、ゴミ出しの日に手間がかかりません。
予防策②ゴミの日を逃さないようにする
できれば前日の夜に、ゴミが出せるようにまとめておくのが理想です。
うっかり寝坊してしまったりしても、そのまま掴んで出て行くことができれば捨て損ねることは減るはずです。
ゴミの日をうっかり忘れてしまうという人は、スマホのタイマーを利用してみてはいかがでしょうか。
前日の夜に「明日はプラスチックのゴミの日です」とメッセージが出るようにしておけば、確認してゴミをまとめる作業を忘れずに行うことが可能です。
どうしても難しいという場合は、24時間ゴミが出せる部屋に引っ越すことも考えましょう。
収納力を超える買い物はしない
収納スペースには限りがあるので、あふれ出ることが確実な場合は買い物を控えるか、何か別のものを捨てるようにしましょう。
「もっと詰めれば大丈夫」と考えてはいけません。
例えば、クローゼットなどにぎっしりと服を入れてしまうと通気が悪くなりカビなどの原因になります。
また、繊維同士が擦れることで毛羽立ったり傷んだりすることもあります。
購入前に「これは本当に必要なのか」と一旦考える癖をつけておくと安心です。
一度部屋をリセットしてしまうのもひとつの方法
「これからきれいにしていこう!」と思っても、現状がひどい状態であればどこから手を付けていいのか分からないですよね。
であれば、強制的にゴミ屋敷をリセットして、最初の状態に戻してから始めるのもおすすめです。
きれいな部屋になると「この状態を維持しよう」という気持ちも湧きやすくなります。
お片付け24時なら、年中無休・24時間対応で思い立ったらすぐに依頼できます。お問い合わせいただいたその日に片付けを行うことも可能です。
一括払いが厳しいという方は、現金の分割払いや後払い制度をご利用ください。クレジットカードがなくてもお支払いが可能で頭金も不要です。
見積りやご相談は無料で行っております。キャンセル料もかかりませんのでぜひお気軽にご相談ください。
まとめ:ゴミ屋敷は精神的にもマイナス
見た目をどれだけきれいにしていても、ゴミ屋敷で暮らすのは衛生的にも精神的にもマイナスです。
部屋の一部はきれいだから大丈夫だと思っても、ダニなどが知らないうちにベッドや衣類にもついているかもしれません。
ゴキブリやネズミと同居したいとは誰も思いませんし、自分では気が付かないうちに臭いが色々な物に染みついてしまう可能性もあります。
臭いは慣れてしまうと感じなくなってしまいます。
心身ともに健康でいるために、ゴミ屋敷の解消を目指しましょう。