「親が亡くなったので遺品整理をしたいけれど、部屋がゴミ屋敷になっていてどこから手を付けていいか分からない」
「忙しくてゴミ屋敷の片付けも遺品整理も行っている時間がないんだけど…」
残された家を見て、そんなことを考えることはありませんか?
親が亡くなった後になって家がゴミ屋敷だと分かることも少なくありません。
特に離れた場所で一人暮らししている場合は気が付きにくい場合も多いものです。
賃貸などでは退去の必要もありますから、なるべく早く片付けたいという方もいるのではないでしょうか。
今回は残された家がゴミ屋敷だった時、業者に依頼した場合の費用や内容、流れなどをご説明します。
自力で片付けたいという場合の方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
もしも残された家がゴミ屋敷だったら
まず、残された家がゴミ屋敷だった場合、遺品整理はどうしたらいいのかについて見て行きましょう。
遺品整理と同時にゴミの清掃も行う必要がある
遺品整理は亡くなった方の思い出の品や貴重品を整理する重要な作業です。
また、遺品整理の過程で、手続きのために必要な書類や通帳などの大切な物も集めなければなりません。
しかし実際の遺品整理は、故人が使用していた家具・家電・衣料品などの処分も含まれるため、かなりの労力がかかります。
残された家がゴミ屋敷の場合、さらに大量のゴミの分別や処分が加わることになります。
ゴミ屋敷になってしまっていると、必要なものがどこに置かれているのか分からなくなっていることも良くあります。
あるはずのものが見つからない、意外な場所から思いがけない物が出てくる、といったことは珍しくないのです。
ドアを開いたらゴミで埋め尽くされて中に入れないといったこともありますが、それでもゴミや不要品を処分して家を清潔な状態に戻さなければならないのです。
ゴミ屋敷になった部屋の遺品整理は自力でできる?
害虫などがおらず、臭いもそれほど酷くない時は自力で片付けと遺品整理を行うことが可能です。
実際に遺族が手分けをして行っている場合も多いのではないでしょうか。
遺族が協力して行うことで、亡くなった人の思い出に触れながら整理を進めることができるうえ、コストも抑えることができるというメリットもあります。
ただ、先ほどもお話ししたように、ゴミ屋敷と遺品整理の両方を行う必要があるので、それなりに気力・体力・労力が必要なことを覚えておきましょう。
例えば自宅の大掃除を考えてみても、大人数でも1日で終わらないこともあります。
残された家が遠くにあり、自治体が異なるとゴミの分別方法や粗大ゴミの出し方のほか、家電リサイクル法によって特別な処分方法が必要な場合も出てきます。
自分でゴミ屋敷の遺品整理を行う場合は、ゴミの処分について下調べをしっかり行い、計画的に行うことが大切です。
自力で遺品整理を行う方法については後述します。
業者に依頼した方がいい場合とは?
自分で遺品整理を行いたくてもできない・難しいという場合は、専門の業者に遺品整理とゴミや不用品の片付けを依頼するという方法もあります。
遺品整理を行っている業者の多くがゴミ屋敷の清掃にも対応しているので、以下のような場合には依頼することも考えましょう。
◆家が広い・ゴミが多い
一般的に部屋数が多くなると、ゴミの量が少なく見えても集めるとかなりの量になります。
自力で片付けられる目安は「部屋数が3DK以下」「ゴミの量がひざ下以下」とされています。
この目安を満たせない場合は自分たちでゴミ屋敷の遺品整理を行うのは難しいでしょう。
◆ゴミ屋敷の状態が酷い
ゴミや不用品が多いだけでなく、「腐敗臭などの悪臭が酷い」「ゴキブリ虫やネズミなどの害虫・害獣が発生している」という場合も自力での片付けは難しくなります。
染みついた臭いは簡単には落とせませんし、害虫などは家の中に巣を作っていることもあるので自分で完全に駆除することは不可能です。
また、排水口が詰まっているなどの理由で使用できる水道が1か所もない場合も、清掃作業ができないため諦めた方が賢明です。
◆家までの距離や片付けができる人数が少ない
片付けには時間や労力がかかりますから、残された家まで行くのに何時間もかかるようでは作業はなかなか進みません。
他にも手伝ってくれる遺族がほとんどいなかったり、いても女性やお年寄りばかりだったりするとゴミや不用品の運び出しは難しくなります。
仕事などで疲れているうえに、毎週のように片付けに出掛けるのは厳しいという人もいるのではないでしょうか。
◆ゴミの分別や家電リサイクル対象品目の処分が面倒
自治体によってゴミの分別方法は異なりますが、小さな自治体では自前で焼却炉を持っておらず、他の自治体に依頼して処分してもらっている場合もあります。
このような場合、少しでも分別が間違うとゴミを持って行ってくれずにその場に残されてしまうことも珍しくありません。
また、エアコンなどの特定の家電は「家電リサイクル法」によって処理の仕方が異なります。
こういったことを自分で行うのが面倒だと言う人には自力での片付けは難しいでしょう。
◆家が賃貸住宅
亡くなった人が賃貸住宅に住んでいた場合、そのままにしておくと当然家賃がかかります。
なるべく早く片付けたいと考えているのであれば、業者に依頼した方が圧倒的に早く終わります。
◆孤独死で発見が遅くなった
亡くなった人が一人暮らしで、発見までに時間がかかってしまった場合は絶対に自分で片付けを行ってはいけません。
遺体の腐敗は亡くなってすぐに始まり、数日で腐敗臭を放つようになります。
腐敗した遺体や体液にはウジ虫やハエなどが湧いてウィルスや菌が増殖しており、感染症などの危険性が非常に高い状態になっています。
【参考記事】
▶孤独死発覚…その部屋はどうやって片付ければいいの?
片付け専門業者による遺品整理について
業者に依頼するのが不安だと感じる人もいるかもしれません。
ここでは業者に依頼した場合の流れと遺品整理について説明します。
専門業者に遺品整理を依頼した場合の流れ
家の片付けや不用品の回収を専門に行っている業者の多くは、遺品整理にもゴミ屋敷の清掃にも対応しています。
ゴミの処分と遺品整理を同時に進めることで効率的に作業を行うことができます。
依頼から完了までの作業の流れを簡単にご紹介しましょう。
- 業者と相談をして見積もりを取る
- 契約後、依頼者に残して欲しいものや見つけて欲しいものについて確認する
- ゴミの分別と不用品の処分を行う
- ゴミの分別と並行して遺品の捜索と仕分けを行う
- 家全体の清掃を行う
- 依頼者と一緒に最終確認を行う
清掃業者に遺品整理士がいる理由
遺品整理を行う清掃業者には遺品整理士の資格保持者が在籍していることがほとんどです。
遺品整理士とは一般社団法人 遺品整理士認定協会が認定した遺品整理の専門家です。
遺品整理士は清掃・不用品の仕分け・家財道具の運び出し・簡易な清掃を行うことができ、同時に遺品整理のアドバイスをすることが可能です。
ゴミ屋敷清掃業者に遺品整理士が在籍することで、片付けのノウハウに遺品整理の知識が加わり、より丁寧な作業が可能になっています。
なお、遺品整理士の他に「特定遺品整理士」という資格もあります。
これは遺品整理士に加えて「不用品回収健全化指導員」の資格所有者のみに与えられる資格です。
不用品回収健全化指導員は行政や警察とも連携して、不法投棄や高額請求などの悪徳業者を減らすために活動しています。
ゴミ屋敷の遺品整理を業者に依頼した時の費用の目安
業者に依頼するときに心配なのは「費用がいくらかかるか」ではないでしょうか。
ここでは、ゴミ屋敷の片付け費用の目安について説明します。
ゴミ屋敷の片付け費用の目安
業者に依頼した場合の費用の相場は以下の表のようになっています(お片付け24時の料金表より抜粋)。
部屋の広さ | 作業員数 | 費用の目安 |
1K・1R | 1名 | 33,000円~ |
1DK | 2名 | 53,000円~ |
1LDK | 3名 | 68,000円~ |
2DK | 3名 | 100,000円~ |
2LDK | 4名 | 120,000円~ |
3DK | 5名 | 150,000円~ |
3LDK | 5名 | 170,000円~ |
4DK | 6名 | 200,000円~ |
4LDK | 6名 | 220,000円~ |
片付けにかかる費用は「広さ」「ゴミの量」「作業員数」などで大きく変わってきます。
業者によって料金体系も異なりますので、依頼する前に見積もりを取って確認して下さい。
なお、ハウスクリーニングなどはオプションとして別料金となることがほとんどなので、その点も注意しましょう。
遺品整理の作業を同時にやると追加で費用がかかる可能性がある
ゴミ屋敷清掃と一緒に遺品整理を行ってもらう場合、ゴミの処分の料金だけではなく別途料金がかかる可能性があります。
例えば、まだ使用できる家具や家電などを運んでもらったり、遺品の梱包を依頼したりする場合は別料金となります。
中には遺品の供養を手配してくれる業者もあります。
人形や仏具など、ゴミとして処分するのは気が引けるけれど自分で供養をしてくれる先を見つけるのが大変だという場合は少なくありません。
業者ごとにさまざまなオプションが用意されていますが、これらは別料金となることもあるので、依頼する際は何にどれだけ費用がかかるのかきちんと確認することが大切です。
信頼できる清掃業者の選び方
ゴミ屋敷の遺品整理を依頼する場合、優良な業者を選ぶにはどのような点に注意したらよいでしょうか。
ここでは業者を選ぶポイントを4つご紹介します。
ポイント①:遺品整理士が在籍している
先ほどご紹介したように、遺品整理士が在籍しているかどうかはひとつの目安となります。
ゴミ屋敷清掃に遺品整理士の目が加わることでより丁寧な作業が期待できます。
また、遺品整理士認定協会の優良企業に選ばれていることも安心できるポイントのひとつです。
遺品整理士が在籍している、もしくは遺品整理士認定協会の優良企業に選ばれている場合は各業者のホームページで確認することが可能です。
また、業者名は遺品整理士認定協会の優良企業一覧にも掲載されています。
ポイント②:詳細な見積書を提示してくれる
ゴミ屋敷清掃は何にどの程度費用がかかるのか、一般の人には分かりにくいのではないでしょうか。
ゴミ屋敷は家ごとにゴミの量・間取り・階数も異なり、別途費用がかかることも多くなっています。
ですので、必ず見積もりを取ることが大切です。
優良な業者であれば、行う作業ごとにそれぞれの費用が明記され、疑問があればきちんと答えてくれます。
一方、悪徳業者の場合は見積もりを出してくれなかったり、出しても作業項目などがなく「一式」などでごまかしたりすることが多くなっています。
酷い業者の場合、契約を結ぶ前に勝手に荷物を運び出して、後で追加料金を請求してくる場合があるため注意してください。
ポイント③:ホームページに会社情報などが掲載されている
最近ではインターネットで業者探しをする人が増えています。
サイト内では料金や事例などの他に、業者の所在地や保有資格などの詳細な情報が記載されているページが必ずありますので、この部分をきちんとチェックしてください。
違法行為を繰り返して名前を変えながら営業している業者は、身元がバレないように情報を載せないことも少なくありません。
不安がある場合は住所を地図アプリなどで検索して、おかしな点がないかどうかも確認するとよいでしょう。
ポイント④:実績があり口コミが良い
業者のホームページには実際に遺品整理を行った事例が掲載されていることがほとんどです。
所在地などを確認するときに一緒に見ておくといいでしょう。
また、SNSやYouTubeなどで作業の事例や様子を配信していることもあります。
もし、自分たちで行っていない事例を紹介していた場合は虚偽広告や誇大広告に該当する可能性があるため、優良業者ではそのようなことはまず行いません。
他にもGoogle検索で業者の口コミを確認することが可能です。
Google検索で出てくる口コミは、Googleマップに書き込まれたものが表示されています。
業者を検索するときに一緒に確認しておくと安心です。
遺品整理は誰がいつするべきか
遺品整理をするのは遺族だけとは限りません。
ここでは、遺品整理をすべき人とタイミングについて解説します。
遺品整理は誰がする?
遺品整理をしなければならない人は、基本的に故人の法定相続人(民法上で定められた相続する権利を持つ人)です。
つまり、親が亡くなった場合は遺産を相続する子どもや孫ということになります。
遺言書によって法定相続人でない人が相続を行う場合はその人も含まれます。
ただし、必ずしも相続人が自ら遺品整理をする必要はなく、業者に依頼することは問題ありません。
もし、相続放棄をした場合、遺品整理に関わることはできません。
遺品整理を行った時点で「相続をする」とみなされてしまうため、その後に相続放棄をすることができなくなることを覚えておきましょう。
遺品整理を行うタイミング
遺品整理はいつ行っても構いませんが、遺品の中に高額な物が含まれている場合は相続税を納める必要が出てきます。
遺産というと不動産や預貯金を思い浮かべることが多いですが、貴金属や美術工芸品なども含まれます。
相続税の納付期限は亡くなった翌日から数えて10か月以内と決められていますので、それを過ぎてしまうと加算税や延滞税が課されます。
貴金属や美術工芸品などは専門家などに鑑定額を査定してもらう必要が出てくる場合もありますので、できるだけ早めに行うのがおすすめです。
また、賃貸住宅の場合はなるべく早く行った方がいいでしょう。
自分でゴミ屋敷の遺品整理を行う手順と注意点
ここでは自分でゴミ屋敷の遺品整理をする手順と注意点をご紹介します。
手順①:片付けに必要な物を用意する
最初に片付けに必要な物を一通り用意しておきます。
ゴミ袋などは多めに用意しておく方がいいでしょう。
自治体によっては専用の袋を購入する必要がある場合もあるので、事前に確認しておくようにしてください。
片付けに必要なもの | ゴミ袋(大サイズで20~40枚程度) マスク・軍手・タオル ハサミ・カッター・荷造り用の紐・脚立 殺虫剤 など |
清掃に必要なもの | 住居用洗剤 雑巾・バケツ・ブラシ・フロアワイパー アルコール消毒剤 など |
遺品整理に必要なもの | 遺品を入れるプラケースやコンテナ ジッパー付きのビニール袋 埃をはらうためのモップ・ドライシート・雑巾 付箋・ペン など |
足元が見えない状態の場合はスニーカーなどを履いた方が安全です。
また、埃が舞い上がるため、汚れてもいい服と帽子や手ぬぐいなどを着用すると良いでしょう。
手順②:片付けの手順や分別方法を確認する
ゴミ屋敷ではゴミ袋を搬出する必要があるため、玄関から通路を確保するように片付けていくのが基本です。
人が通れる状態であれば、物が置ける場所を確保することから始めて行くようにしましょう。
どこから片付けるか、数人で片付けるのであれば誰がどこを担当するのかなどをあらかじめ決めておくと作業がスムーズになります。
ゴミの分別は自治体ごとに異なるため、事前に分別方法をしっかり確認しておきます。
自治体によっては分別がきちんと行われないと回収されずに放置されてしまうこともあり、近隣の人に迷惑をかけてしまうかもしれません。
遠方に住んでいる場合は回収日にゴミを出せない場合もあります。
近所の人にお願いする、自分の自宅に持ち帰って処分するなども考えておくようにしましょう。
手順③:ゴミの分別と遺品の捜索
片付けを行う際は、ゴミの分別を行いながら遺品として残すものを探して選別する必要があります。
必ず残しておきたいものとしては以下のようなものが挙げられます。
財産に関するもの | 現金・通帳・クレジットカード・権利証(登記済証)・貴金属・美術工芸品 など |
行政やその他の手続きに関するもの | 健康保険証・マイナンバーカード・年金手帳(年金番号が分かるもの) 納付書や領収書(電気・ガス・水道など) サブスクなどを利用していた場合は契約書など |
クレジットカードや通帳などは失くしてしまいやすいので、ジッパー付きのビニール袋などにまとめておくと便利です。
ゴミの分別に関しては、最初にかさばるもの(衣類・大きなバッグ・空の段ボールなど)からまとめていくと片付けやすくなります。
また、ペットボトルや空き缶など分かりやすいものを1種類だけ集めていく方法もおすすめです。
手順④:リサイクル対象品目の仕分けと処分
部屋があらかた片付いたら、粗大ゴミなどの処分に取り掛かります。
この時に「家電リサイクル法」で決められた4品目は粗大ゴミとして出すことはできないので注意が必要です。
【家電リサイクル法で定められた4品目】
・エアコン(室外機も含む)
・テレビ
・冷蔵庫、冷凍庫
・洗濯機、衣類乾燥機
【関連記事】
▶家電の処分は要注意!知っておきたい家電リサイクル法~不用品回収業者が解説!
また、パソコン(デスクトップパソコン・ノートパソコン)やディスプレイも「小型家電リサイクル法」によって粗大ゴミには出せなくなっています。
基本的には製造メーカーに回収してもらいますが、専門の回収業者へ依頼する方法もあります。
詳しくは製造メーカーのホームページを確認して下さい。
手順⑤:不用品・ゴミの処分
自治体のゴミ回収では、一度に大量のゴミを出してしまうと苦情が出ることがあります。
近所の人にゴミ出しをお願いする時は、分別をしっかり行い、迷惑にならない量にとどめておくという配慮が必要です。
粗大ゴミに関しては、自分で処分場に持ち込むか、予約をして引き取ってもらいます。
引き取ってもらう際は、予約をした日の朝に玄関先まで運び出す必要があります(集合住宅の場合は指定場所か出入り口付近)。
不用品の中にまだ使用できる物がある場合は、リサイクルショップに売るという方法もあります。
自宅まで査定に来て、買い取ったものを持って行ってくれる業者も少なくありませんので問い合わせてみるのもいいでしょう。
手順⑤:部屋のクリーニング
部屋の物が片付いたら、最後に部屋をきれいに掃除します。
この時、その家を今後どうするかによって対応が変わってきます。
考えられるその後は以下のような場合があります。
◆誰かが相続してそのまま暮らす
この場合は住める状態まできれいに清掃する必要があります。
壁や床のカビやシミなどは中性洗剤を使用して汚れを落とします。
水回りや作り付けの棚の中もきれいにする必要があります。
自力では難しい場合、ハウスクリーニングだけ業者に依頼してもいいでしょう。
◆誰かが相続するがリフォームをする
リフォームを考えているのであれば、リフォームしない部分だけきれいにすればOKです。
全面的にリフォームをする予定なら、ゴミや不用品が無ければそのままリフォーム業者にお願いしましょう。
◆相続はするが空き家のままにする
相続はするものの空き家になってしまうのであれば、カビ・シミ・黒ずみなどをざっと落としておきましょう。
生ゴミから出る水分などは虫が集まったり家が傷んだりする原因となるからです。
また、家を放置すると、水回りで下水から虫や臭いが上がってくるのを防ぐためのトラップの水が枯れてしまう場合があります(封水切れ)。
この場合は封水蒸発防止剤を使用しておくと安心です。
◆家を売却する場合
家と土地を売る場合、家が建っていた方がいい場合もあれば取り壊した方がいい場合もあります。
立地や家の築年数等にもよるので不動産会社に相談しましょう。
取り壊しをする場合は、荷物が無ければクリーニングは不要です。
◆賃貸住宅なので解約する
賃貸住宅では退去の際に「現状回復」の必要があります。
通常の使用では発生しない汚れ(見えるカビ・シミ・黒ずみなど)は落とさなければなりません。
ただし、契約する時にハウスクリーニング代が含まれている場合はピカピカに磨き上げなくても大丈夫です。
【関連記事】
▶ゴミ屋敷から再生!原状回復にかかる費用相場を徹底解説!
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「一人暮らしの父が亡くなり、住んでいたアパートを退去したいがゴミ屋敷だった」
「アパートまで2時間かかり、仕事も忙しいので自分で行うのは難しい…」
▼お父様の遺品整理に加え、不用品を処分した事例【埼玉県所沢市】▼
- 作業時間:6時間
- 作業内容:遺品整理、不用品の回収、ゴミの処分
- 作業人数:3人
- 見積額:10万円
お客様のお父様は、アパートで一人暮らしをしており、数日前に脳梗塞でお亡くなりになったそうです。
住んでいた部屋を解約しなければならなくなったものの、部屋はゴミ屋敷状態でベランダまでゴミであふれていました。
お客様にも仕事があり、車で2時間もかかる距離に通うのは難しい状態。
しかも、お客様は非正規雇用でお金に余裕がなく、できるだけ低予算で分割払いができる業者を探していたそうです。
そんな中で、頭金0円にもかかわらず、最大60回までの分割払いができる「お片付け24時」を見つけすぐにお問い合わせくださいました。
なるべく早く対応して欲しいとの希望があり、お問い合わせの翌日に現地調査に伺い、予約に秋のあった2日後の朝から作業を開始。
その際、アパートの住人の方へも配慮して欲しいとのことで、部屋に片付け作業が入ることを近所の方々へお伝えしました。
お父様の腕時計は形見として持っておきたいとのことでお持ち帰りいただき、部屋のゴミをすべて処分すると、部屋はスッキリと広く感じられました。
今回は予算の関係で清掃を行わなかったため、頑固な油汚れや水回りの黒カビの落とし方やおすすめの市販洗剤など、自分でできる掃除のアドバイスをさせていただきました。
【即日対応・分割払い可能!埼玉県所沢市の遺品整理を依頼するならお片付け24時】
まとめ:ゴミ屋敷状態の家の遺品整理は業者の活用がおすすめ
大切な人を失って深い悲しみの中、遺品整理をするのは辛いという人も多いかもしれません。
通夜や葬儀、その他の手続きに忙殺されて、その上遺品整理までしなければならないとなると、精神的にも体力的にも厳しいと感じる人は少なくないはずです。
家がゴミ屋敷だったとなれば、負担はさらに重く感じられるのではないでしょうか。
最後は自分たちで片付けを行いたいと思っても、さまざまな理由で難しい場合は多いものです。
そんな時はぜひ業者を活用し、短時間で片付けを行うことを検討してみてください。