お片付け24時片付けコラム

2023.9.13

ゴミ屋敷に住んでいる人の心理とは?片付けできないのはSOSのサインかも

「ゴミ屋敷に住んでいる人って、どういう心理状態なの?」
「ゴミ屋敷って、中でどうやって生活してるの?」

ゴミ屋敷の住人について、家族や隣人がこのような疑問を抱くことは少なくありません。
また家主本人がこのままじゃいけないと思う気持ちから、自分の心理状態を分析したいと思うこともしばしば。

そこで本記事ではゴミ屋敷住人の心理について、これまで数々のゴミ屋敷を掃除してきたお片付け24時が解説します!

ゴミ屋敷住人の心理は大きく分けて3種類

ゴミ屋敷に住む人の心理状態

ゴミ屋敷に対し、「どうして片付けないんだろう?」「汚いと思わないのかな?」と疑問に思う人は多いでしょう。
実際のところ、ゴミ屋敷住人の心理はさまざまです。

大まかに分けると、以下の3通りがあります。

  1. ゴミ屋敷化した状態を諦めている
  2. ゴミ屋敷を何とかしたいと思っている
  3. ゴミ屋敷をゴミ屋敷だと認識していない

このように、中には問題意識を持ちつつもどうにもできない状況の人もいます。
また1から3の心理に到達するまでには、人それぞれ違った背景があるものです。
周囲がゴミ屋敷に対処する場合、本人の心理に寄り添いながら解決していく必要があります。

それぞれの心理について、詳しく見ていきましょう。

1.ゴミ屋敷を何とかしたいと思っている

1つめは、ゴミ屋敷を何とかしたいと思っている人です。
ゴミ屋敷に問題意識を持ち、「このままではまずい」と思っているパターン。
しかし忙しさや業者への依頼費用、人を頼ることの恥ずかしさなどから、どうにもできずにいる人も多くいます。

2.ゴミ屋敷化した状態を諦めている

2つめは、ゴミ屋敷化した状態を諦めているパターンです。
自宅がゴミ屋敷になっていることを認識しており、問題意識を持ってはいたものの何らかの理由で諦めてしまった人が該当します。
ゴミ屋敷を諦めてしまった理由は人それぞれで、たとえば以下のようなものが考えられます。

  • 忙しく、片付けできずにいる内に環境に慣れてしまった
  • 精神的・身体的病により、物理的に片付けができなくなってしまった など

こうした人もゴミ屋敷を諦めているとはいえ、消防点検や苦情、引っ越しなどを期に片付けようという気持ちが沸く場合があります。

3.ゴミ屋敷をゴミ屋敷だと認識していない

3つめは、ゴミ屋敷をゴミ屋敷だと認識していないパターンです。
その背景も人それぞれ。
収集癖があり、他人からみたらゴミに見えても本人にとっては宝の山のように思っていることもあります。
ほかには認知症や精神的な疾患から、問題意識すら持てていない人も多数。
また、幼い頃からものの多い家で育ったため、自宅がゴミ屋敷化しても気にならない人もいます。

こんな心理が原因でゴミ屋敷を作る!

ゴミ屋敷を作ってしまう心理

ではそもそも、なぜゴミ屋敷が出来上がってしまうのでしょうか?
ここからは、ゴミ屋敷を作ってしまう原因となる心理を解説します。

  • 心身共に疲れていて片付けも何もできない
  • ものを捨てるのがもったいない
  • ものに囲まれていると孤独感が和らぐ
  • 買い物が楽しくついものを増やしてしまう
  • ゴミに触りたくない
  • 汚い環境に慣れておりゴミ屋敷が気にならない

心身共に疲れていて片付けも何もできない

心身が疲れていると、片付けどころではなくなってしまいます。
はじめはきれいな部屋でも、「今日は疲れたから明日片付けよう…。」という状況を続けていると、どんどんゴミや不用品が貯まっていってしまいます。

また疲れから朝起きられずゴミを出しに行けない日を繰り返した結果、ゴミ屋敷になってしまうパターンも…。
実際、ご依頼いただく方の多くがハードな仕事をこなされていたり、育児に忙しかったりすることで、気付いたらゴミ屋敷になっていた、という事情があります。

ものを捨てるのがもったいない

ものを捨てるのがもったいないという気持ちも、ゴミ屋敷を作る原因になる場合があります。
もちろんもったいない精神は悪いものではありません。

しかし過度にものに執着してしまうと、不必要なものまで家にあふれてしまいます。
特にものがない時代に育った高齢の方は、こうした心理状態になりがちです。

また若年層にも、精神的な不安から「捨てるのが怖い」「ものへの愛着をコントロールできない」といった人もいます。

ものに囲まれていると孤独感が和らぐ

ものに囲まれていると孤独感が和らぐため、不用品も溜め込んでしまう人もいます。
こうした人は家族や恋人、社会との対人関係が希薄なケースがしばしば。

孤独感や疎外感を常に抱いており、人ではなくものに執着してしまうことがあります。
またこのような人は、部屋をきれいに片付けるとかえって落ち着かなくなったり、不安になってしまう可能性があります。

買い物が楽しくついものを増やしてしまう

「買い物が楽しい!」「買い物が唯一のストレス発散方法!」

このような心理も、ゴミ屋敷を作ってしまいがちです。
こうした人は「必要なものを買う」ことではなく、「買うことそのもの」が目的になってしまいがち。

すると不要なものまで買ってしまい、家の中がものであふれてしまいます。
実際のご依頼の中でもご依頼主様が何があるかを把握しておらず、未開封の商品が山積みになっているケースは少なくありません。

ゴミに触りたくない

潔癖性で、ゴミや汚い部分に触れることに強い抵抗がある人も、実は家をゴミ屋敷化させてしまう可能性があります。
たとえばトイレや水回りなどは、定期的に掃除していればカビや雑菌も繁殖しません。

ゴミも定期的に出していれば、異臭を発したり虫が沸くこともないでしょう。
しかし極度に汚れを避ける心理からこれらを放置すると、どんどん汚れは悪化していきます。
その結果、排水溝が詰まり水が流れなくなったり、自分ではどうしようもないほど虫が沸いてしまったりすることもあるのです。

散らかった環境に慣れておりゴミ屋敷が気にならない

幼少気から散らかった家で育った人は、家がゴミ屋敷化してもその異常さに気づけない場合があります。
ゴキブリが大量発生しても気にならず、苦情が来て初めて問題を認識するケースもしばしば。
また後天的に精神的な疾患からセルフネグレクトに陥り、ゴミだらけの状態が日常化し、それに慣れてしまうことも考えられます。

ゴミ屋敷を悪化させてしまう心理とは?

特定の心理状態により悪化してしまったゴミ屋敷

ではここからはゴミ屋敷を悪化させてしまう心理について解説します。
以下のような気持ちに心当たりのある人は要注意です!

  • 片付けはそのうちやろう
  • やるなら完璧に掃除したい
  • 人には良く思われたい
  • 他人の助けを借りるのは恥ずかしい
  • どこにいったかわからないものは新しく買えばいいやと思う

片付けはそのうちやろう

多くの人が、過去に一度はこんな気持ちになったことがあるのではないでしょうか。
誰にでも生じうる心理ですが、ゴミ屋敷の多くはこの「あとでやろう」が積み重なってできています。

やるなら完璧に掃除したい

一気に片付けたいタイプの人や、完璧主義の人は要注意!
こうした人は1回で部屋を徹底的にきれいにしようとする傾向があります。

しかし一人で1日で片付けられる量には限度があるもの。
散らかり具合が自分のキャパシティを越えてしまうとどうしたら良いかわからなくなってしまったり、急に片付ける気が失せてしまったりすることがあります。

人には良く思われたい

人によく思われたいという気持ちから外見や振る舞いを気にしすぎてしまうのも、実はゴミ屋敷住人の特徴。
こうした人はしっかりとした身なりで、見た目からはとてもゴミ屋敷の住人には見えません。
しかし外でエネルギーを使ってしまうあまり、家の中まで気を配ることができないことも…。
すると外では自分を着飾り、家の中はゴミ屋敷という極端なギャップが生まれてしまいます。

他人の助けを借りるのは恥ずかしい

プライドが高く、他人の助けを借りるのが恥ずかしいと感じる人も、ゴミ屋敷を悪化させてしまいがちです。
家族はもちろん、「友人にもこんな家見せられない!」という人は多数。
こうした人は業者を利用するのにも抵抗があり、ゴミ屋敷をなかなか解決できない傾向にあります。

どこにいったかわからないものは新しく買えばいいやと思う

家が散らかると、ものを紛失しやすくなります。
ゴミ屋敷の住人は、何かをなくしたとき「新しく買えばいいや」と諦めてしまいがち。
確かに探すより買った方が早い場合もありますが、それではものが増えていく一方です。
実際、お片付け24時にご依頼いただいた方のご自宅からも、いくつも同じものが発見されることは多くあります。

ゴミ屋敷は病や障がいが原因の場合も

ごみ屋敷は心の病気が原因の可能性も

疲れや怠け癖などではなく、病や障がいが原因となり家がゴミ屋敷化してしまうケースもあります。

「綺麗好きの家族の家が、いつの間にかゴミ屋敷になっていた…。」
「片付けようとしても、何をどうすればよいかわからずいつも上手くいかない…。」

そんな場合は、一度下記の病を疑ってみても良いかもしれません。

認知症

認知症とは、脳の障害で一部または多くの記憶を忘れてしまう病です。
進行性で、加齢に伴う物忘れとは違い、自覚がなかったりついさっきしたことを忘れてしまったりするのも特徴。
(出典:知っておきたい認知症の基本 | 政府広報オンライン

認知症になるとゴミの分別や片付けはもちろん、自分で最低限の生活環境を維持することも難しくなってしまうケースがあります。
こうした方には、家族の支援や適切な治療、自治体ぐるみでのサポートが必要です。

うつ病

うつ病も、ゴミ屋敷に住む方が高い割合で発症している病気の1つです。
うつ病になると脳内の特定の神経伝達物質が減少し、憂うつな気分が続きます。

また疲れやすくなり、片付けなど日常生活がままならなくなるのも特徴です。
過食や拒食に陥り、健康状態に支障を来す場合も…。
(出典:うつ病 | 厚生労働省

うつ病以外にも、適応障害や統合失調症などの精神疾患が原因となりゴミ屋敷を作ってしまうケースもあります。

発達障がい

以下のような発達障がいを持っている人も、片付けが苦手な傾向にあります。

・ADHD(注意欠如・多動症)
・ASD(自閉症スペクトラム障害)
・アスペルガー症候群

たとえばADHDの人は集中力を持続させることが困難です。
そのため片付けや家事の途中で他のことをしてしまい、ものを紛失したり家が片付かなくなることがしばしば。

またASDやアスペルガー症候群の人はこだわりが強く、特定のものを収集することがあります。
(出典:発達障害の理解のために | 厚生労働省

このように、発達障がいの特性により片付けが上手くいかない場合も少なくありません。

その他身体的な障がい

この他にも加齢により足腰が弱くなるといった身体的な障がいにより、片付けが困難になる場合もあります。
今までは一人暮らしできていても、難しいと感じるようになったら迷わず周囲を頼りましょう。

家族が近くにいなければ、自治体の地域包括支援センターに相談してみることをおすすめします。

家をゴミ屋敷化してしまった人におすすめの対処法

ゴミ屋敷の解決法を示す図

では家がゴミ屋敷化してしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
まずは自分の気持ちを少しずつ変えていくことが重要です。
具体的には以下の通り。

  • 片付けを後回しにしない
  • 完璧主義にならない
  • 人を頼るのは恥ずかしいことではないと考える
  • 必要に応じて医療機関を受診する

身の回りの人は当事者の方に寄り添い、これから紹介する対処法を無理なく提案してみてください。

片付けを後回しにしない

つい後回しにしてしまう人は、とにかく何らかの行動を取りましょう。
その日に片付けできない場合は、「いつ」「どこ」を掃除するのか、具体的な予定を決めるだけでもOKです!

自分で家を片付ける方法については、以下の記事をご覧下さい!
ゴミ屋敷は自力で片付く?ゴミ屋敷のレベルと再発防止のポイントを解説

片付けできる日がなさそう、自分ではどうにもならない状態といった場合は、業者を探して問い合わせるだけでも一歩前進です!

完璧主義にならない

完璧主義にならないことも大事です!
ゴミ屋敷化した家が1日や2日できれいにならないのは、当たり前だと考えましょう。

大切なのは、ゴミ屋敷化した家を現状のまま放置しないこと。
まずは目につくところにある缶やペットボトルを集めて捨てるだけでもOK。
ちょこっと片付けるだけでも、一歩前進した達成感があるはずです!

人を頼るのは恥ずかしいことではないと考える

人を頼るのは恥ずかしいことではないと考えましょう。
特にゴミ屋敷の片付け専門業者は、天井近くまでゴミの積み上がった家を見ることに慣れています。

身内や友人に相談するのに抵抗のある人は、第三者である業者の利用がおすすめ!
中でも片付け中、立ち会い不要の業者なら家を見られる恥ずかしさも軽減されますよ。

必要に応じて医療機関を受診する

心や体の状態が悪く片付けどころではない場合、根本的な原因の解決が先決です。

必要に応じて医療機関を受診しましょう。
場合によっては、自治体の地域包括支援センターへ相談するのも1つの手です。

状況に応じて訪問看護やゴミの無料回収、ヘルパーさんの利用など、福祉的な支援を案内してもらえますよ。

実際にゴミ屋敷から抜け出した人の事例

ゴミ屋敷解決の事例を紹介

では最後に、お片付け24時で実際に対応した事例を紹介します。
どちらの方も、毎日ハードな生活の中で心も体もヘトヘトだったとのこと。

しかし思い切ってお片付け24時にご相談いただいたことで、ずっと悩みの種だったゴミ屋敷から解放されました!
家がゴミ屋敷化してしまい、「このままではいけない…。」と思っている方の後押しになれば幸いです。

仕事のストレスから家がゴミ屋敷化してしまった人の事例

東京都葛飾区 片付け事例

東京都葛飾区のお客様からのご依頼

  • 作業内容:ゴミ屋敷片付け,清掃
  • 作業時間:1日
  • 支払い方法:後払い

まずこちらの事例は、家主のお母さまからのご依頼です。
家主である娘さんは仕事のストレスから精神的に不安定になってしまい、日常生活が困難になっていたそう。
そんな中、消防点検の連絡と近隣住民からの苦情を聞かされ、パニックになってしまったとのことでした。

そこでお母さまが専門業者を探し、お片付け24時にご依頼いただいたという流れです。
契約の決め手は即日対応可能で実績が豊富だったことと、口コミの評判が良かったことだそう。

作業時は不用品の回収だけでなく、お部屋の清掃や消臭も念入りに実施!
お急ぎだったため、三人がかりでスピーディーに対応いたしました。

東京都葛飾区でゴミ屋敷の片付けを依頼したい方にはお片付け24時がおすすめ!

日々の忙しさから家がゴミ屋敷化してしまった人の事例

千葉県千葉市花見川区 片付け事例

千葉県千葉市花見川区のお客様からのご依頼

  • 作業内容:ゴミ屋敷片付け,清掃
  • 作業時間:1日
  • 支払い方法:後払い

お次は仕事の忙しさから家がゴミ屋敷化してしまった女性の事例です。

こちらのご依頼者様は新卒で入社した会社が非常に忙しく、帰宅が深夜になることも多かったそう。
そのため家の片付けができず、どんどん部屋が散らかっていってしまいました。

あるとき室内点検のお知らせを受け、母に「助けてほしい」と連絡。
しかしそのときにはすでに、2人で片付けられる物量ではなくなっていたそうです。

お片付け24時の作業後は、悪臭が漂っていた部屋も見違えるほどきれいになり、大変喜んでいただけました!
忙しい中でも、お母さまにSOSを求めた行動が、ゴミ屋敷を解決するきっかけになった事例です。

千葉県千葉市花見川区でゴミ屋敷の片付けを依頼したい方にはお片付け24時がおすすめ!

まとめ:お片付け24時ならLINEから気軽に相談可能です

お片付け24時 サイト画面

「今さら片付けなんて面倒くさい…。」
「業者に依頼するのは手間だ。」

そう感じる人もいるでしょう。
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