「お金がないから自力でゴミ屋敷を片付けたいけどできるか心配」
「どんなゴミ屋敷でも自力で片付けられるのか知りたい」

そんなことを考えたことはありませんか？
残念ながら、どんなゴミ屋敷でも自力で片付けられるとは限りません。
今回は自分で解消できるゴミ屋敷の状況と、できる場合の片付け方をご紹介します。
また、業者に依頼した場合の費用の目安と、費用を抑えるコツについてもご説明しますので、ぜひ参考にしてください。

自力で片付けられるゴミ屋敷とは？

ゴミ屋敷を片付けようと思った場合、まずは状況を確認して自分でできるかどうか判断することが大切です。
自分で片付けができるのは、以下の4つの条件をすべて満たす場合のみだと思っておきましょう。

①床にゴミが散乱しているが生活が可能
②悪臭や害虫の発生がない
③トイレやキッチンなど水回りが使用できる
④家が3DK以下

それぞれについて詳しく説明していきます。

①床にゴミが散乱しているが生活が可能

まず、ゴミの量が比較的少ないことが最も重要になります。
目安となるのは「不便を感じるものの、何とか日常生活を送れているかどうか」ということです。

ゴミの量としては「ひざ下程度」を基準とするといいでしょう。
床が見えない場合でも、ひざ下くらいまでのゴミの量であれば何とか片付けることが可能です。

②悪臭や害虫の発生がない

ゴミ屋敷の悪臭は、ゴミを取り除いたら消えるとは限りません。
壁や床などに臭いが移ってしまうと、壁紙や床材の貼り替えが必要になる場合が少なくないからです。

また、害虫の発生はゴミ屋敷化が進んでいるかどうかの目安のひとつといえます。
多くの害虫は湿度と温度が高い場所を好みます。
また、エサとなるものが多いことの表れでもあるからです。

部屋の消臭や害虫駆除はその専門業者がいるほどですから、素人が簡単にできることではないと言えるでしょう。

【関連情報】
▶ゴミ屋敷で虫を見つけたら？発生する害虫の種類と放置してはいけない理由

③トイレやキッチンなど水回りが使用できる

ゴミ屋敷の清掃では、水拭きをしなければならない場面がたくさんあります。
もし、水が出なければバケツに水を汲んでくることもできませんし、排水管が詰まっていたら汚れた水を流すことも難しいでしょう。
場所は家のどこでもいいので、使える水回りがひとつでもあれば自力で片付けることが可能です。

④家が3DK以下

例えゴミがひざ下でも、家が広ければゴミの量はかなり多くなります。
ひとつの目安として3DK以下であればなんとか片付けることができます。

ワンルームでさえ、居室のほかにキッチン・風呂・トイレが必ずありますよね。
家が広くなれば、洗面所・脱衣所・物置きなどの場所が増え、その分ゴミも増えます。
片付けに時間がかかればかかるほど、途中で諦めたくなってしまうので注意してください。

上記に当てはまらない場合は自力で片付けは難しい

ゴミが落ちていない部屋であっても、物を片付けたり掃除機をかけたりする時間はかかります。
ゴミ屋敷は自力で片付けることができるとは言っても、手間も体力も必要ですし、根気がなければ終わりません。
計画的にやろうと思っても、必ずその通りに進むとも限りませんので忍耐も必要になることは覚えておいてください。

ゴミ屋敷を自力で片付ける時の手順

ここでは自力で片付けられるレベルのゴミ屋敷を、実際に片付けるための準備や手順について説明します。

必要な物の準備と回収日の確認

まず、片付けに必要な物を準備しましょう。
これだけは用意したいというものをピックアップしましたので参考にしてください。

自治体によっては専用のゴミ袋を購入する必要があります。
ほうき・ちりとり・雑巾などがない場合、100円ショップなどで売られているものを利用するといいでしょう。

片付け前日に殺虫剤を噴霧しておく

害虫は夜行性のものが多いので、見かけなくても生息はしている可能性があります。
できれば前日に、くん煙式の殺虫剤（バルサンなど）を使用しておくと安心です。
ゴミが多いとゴミとゴミの隙間などまで煙が届かないことがありますが、これでかなりの見えない虫を駆除することが可能です。

ゴミの分別をする

準備が整ったら、実際にゴミを分別しながら袋に詰めていきます。
この時、ゴミを実際に捨てやすいように、出入り口に近い部分から行うと後が楽になります。

ゴミの分別は自治体によって異なるので最初に確認しておきましょう。
自治体によっては「スニーカーは燃えるゴミでも革靴は燃えないゴミ」といった細かい指示がある場合があるからです。
詳細はHPに記載されていますが、役所に詳細を記したパンプレットなどが用意されていることもあるので一冊持っておくといいかもしれません。

いちいち確認するのが難しい場合は、分かりやすいものだけを集めてしまうという方法がおすすめです。
ペットボトルだけ、弁当や総菜の容器だけと決めると考えなくてもいいので作業が進みやすくなります。

また、別の方法として、要るものと要らないものをざっと分けて、要らないものをどんどん分別していく方法もあります。
この場合は、ゴミ袋をいくつか用意し、分かりやすいように印や文字を書いておく・壁などに傷がつかないテープなどでゴミ袋を留めておくといったやり方をするといいでしょう。

ゴミを処分する

ゴミの分別が終わったら、回収日に必ず出してください。
一日で終わらない場合は、回収日が近いものから集めて捨てていくという方法もあります。

気を付けたいのは、一度に大量のゴミを出すと苦情が出ることがあるということです。
回収場所からあふれるほどゴミを出すのは控えた方がいいかもしれません。
場合によっては管理をしている人などから注意される可能性があるので注意してください。

なお、金属やガラスなどは回収日が少ないことが多く、刃物やガラスは捨て方に決まりがあることが多いため、よく確認して出すようにしましょう。

部屋の清掃を行う

ゴミの処分が終わったら次は清掃です。
細かいゴミや埃などをきれいに拭き取っていきます。

家具や床などは中性洗剤を使用します。
バケツに水を入れて洗剤を混ぜて雑巾に含ませ、固く絞ってから拭いて汚れを落とし、仕上げに水拭きと乾拭きをすれば大体の汚れは落とすことができます。
ただし、中性洗剤も量を使いすぎるとワックスなどを剥がしてしまうことがあるので注意してください。

埃や細かいゴミはもちろんですが、クローゼットや開口している棚の内部の拭き取りを行った方がいいでしょう。
食器なども煙に触れた場合は洗ってから使用した方が安全です。

粗大ゴミ等は自治体の指示に従って出す

粗大ゴミの定義は自治体によって異なりますが、一般的には「一辺が30cmを超えるもの」と定義されていることが多いようです。
自治体の粗大ゴミの回収は、自分で持ち込む方法と回収に来てもらう方法の2種類があります。
また、回収に来てもらう場合でも指定場所まで自分で運び出さなければなりません。
事前に申し込んだ場合はコンビニで購入した回収費用分のゴミ処理券を粗大ゴミに貼り、指定日の朝までに出しておけば自治体職員が回収してくれます。
自治体の処理施設に自力で持ち込む場合は、予約の要不要は地域や施設ごとに違うため、前もって自治体ページで確認しておきましょう。

なお、ラグやカーペット・金属のパイプなどは、30cm未満になるように切断すれば通常の回収に出せることもあります。

ゴミ屋敷を自力で片付ける際の注意点

ここでは、自力で片付けを行う際の注意点についてご紹介します。

道具は正しく・適切な物を使う

道具を正しく使うことは、安全と効率を確保するために非常に重要です。
例えば、水回りや特に汚れがひどいところは、軍手ではなくゴム手袋を使うようにしましょう。
虫の死骸やフンのようなものが落ちている場合、感染症などを引き起こす可能性があるからです。

また、高いところを掃除するときに脚立を使用する場合、天板に立ったり跨いだりするのは転落の危険があるので特に注意が必要です。

洗剤は用法・容量を正しく使用する

ゴミ屋敷の清掃にはいくつかの種類の洗剤を使用することになりますが、組み合わせによっては有害物質が発生することがあるので注意が必要です。
有名なのは塩素系洗剤と酸素系洗剤の組み合わせです。
塩素系洗剤は漂白剤やカビ取り剤などが多く、酸素系はクエン酸やトイレ用洗剤などが挙げられます。
水回りでカビ取り剤を使用した後で「トイレ用・風呂用・食器洗い洗剤」などを使用する際は、カビ取り剤をしっかり落とさないと、混ざってしまうことがありますので注意してください。
なお、塩素系の洗剤は非常に強いものが多いので、十分な換気を行い、もし気分が悪くなったら離れて休むようにしましょう。

適切な服装で作業する

ゴミ屋敷の片付け作業では、適切な服装をすることが健康と安全を確保するために重要です。
まず、割れたガラスや陶器・害虫の死骸やフンがたまっている可能性があるため、素足や靴下などでの作業は止めましょう。
スリッパなどは滑ったり転んだりする恐れがあるので、スニーカーなどを履くようにしてください。
また、埃や汚れが舞いやすいので、捨てても構わない服や汚れが付きにくい素材の衣類を着用するのがおすすめです。

ゴミ屋敷清掃を業者に依頼する際の費用の目安

最初の条件に該当しない場合、業者に依頼しなければなりませんが、その料金と作業時間の目安は以下のようになっています。

ゴミ屋敷の片付け料金は、「人件費」「作業時間」「ゴミの量」で決まってきます。

「部屋が狭くてもゴミが天井近くまである」
「広いけれど3時間で片付けて欲しい」

このような場合は、当然ですが料金は高くなります。
また、基本の料金は業者によって異なります。

ゴミ屋敷の片付けの費用を抑えるには

自分では難しいゴミ屋敷の片付けにはそれなりの費用がかかります。
ここでは、その費用を少しでも抑える方法をご紹介します。

あらかじめゴミの量を減らしておく

業者に依頼する前に、可能な範囲でゴミを減らしておくと費用を安くできる可能性があります。
特定の種類のゴミ（ペットボトルや空き缶など）だけでも処分しておく、必要な物だけ分別しておくなど、できることがあればしておきましょう。

複数の業者から見積もりを取って比較する

複数の業者から見積もりを取ることは非常に効果的です。
見積もりを比較することで、最も適切な価格とサービスの組み合わせを見つけ出すことが可能になります。
また、各業者のサービスや内容・追加料金の有無もチェックできるので、予算に合わせた依頼がしやすくなります。

不用品を買い取ってくれる業者に依頼をする

ゴミ屋敷清掃業者の中には不用品の買い取りを行っている業者もいます。
リサイクルできそうなものを買い取ってもらえるかどうか、確認してみるのもおすすめです。
ただし、買取をしてもらえるものは業者によって異なるので、事前に確かめることが必要です。
実際に家に来てもらって尋ねてもらいましょう。

自力での片付けが難しい時は「お片付け24時」へ相談しよう

ゴミ屋敷の片付けを自力で行うのが難しい時は、ぜひお片付け24時にご相談ください。
ゴミ屋敷の清掃を数多く行っていますので、納得のいくサービスをご提供します。

お片付け24時は、ゴミ屋敷の片付けや清掃から不用品の回収、さらにハウスクリーニングまですべて一度に依頼できます。
24時間・365日ご依頼を受け付けておりますので、最短でその日のうちにご自宅にお伺いすることが可能です。

お片付け24時では、現金の分割払いや後払い制度をご用意しています。
一括払いでは難しい・クレジットカードがなかったり限度額がいっぱいだったりしてもご依頼いただけます。
見積もりやご相談は無料でキャンセル料もかかりません。
ぜひお気軽にご相談ください。

お片付け24時の作業実績紹介

▼千葉県柏市のゴミ屋敷の清掃と片付け

飲食店の店長をしているというお客様から、「ガス点検が来るまでにゴミ屋敷を清掃して欲しい」という依頼がありました。

労働時間が長く忙しいにもかかわらず、業績悪化でボーナスや人員がカット。
年齢が上がるにつれ体力も落ち、ストレスや孤独・将来への不安などからゴミをため込むようになってしまったそうです。

そんな中、アパートのガス点検が行われることになり、自分で片付けようとしましたが断念。
実績が豊富で口コミの評判が良く、すぐに用意できるお金がなくても 、頭金0円で分割払いが利用できる「お片付け24時」にご依頼くださいました。
今回の依頼には2名のスタッフを派遣し、ゴミの回収と特殊清掃、消臭作業をスピーディーに実施しました。

【千葉県柏市でゴミ屋敷の片付けを依頼したい方にはお片付け24時がおすすめ！】

まとめ：ゴミ屋敷を自力で片付けようと考えるなら状況把握が大切

ご紹介してきたように、どんなゴミ屋敷でも自力で片付けられるわけではありません。
自分で片付けようとして努力したけれど断念したという人も多いのではないでしょうか。
どんなゴミ屋敷なら自分でもきれいにできるのか？
最初にこの部分をきちんと把握しておくことが非常に重要です。

また、「忙しくて時間がない」「もともと片付けが苦手」という人は、ひどくならないうちに片付けを依頼した方がいい場合もあるので、考えてみるのもおすすめです。

【東京・千葉・神奈川・埼玉周辺エリアでのゴミ屋敷の片付けはお片付け24時！】