「自力で片付けられるゴミ屋敷ってどの程度なのかな?」
「ゴミ屋敷を効率よく片付ける方法があれば知りたい!」
お金がないから自分で片付けたいという人もいるのではないでしょうか。
ゴミ屋敷と言っても軽度から重度までさまざまです。
今回は自力で片付けられるゴミ屋敷の程度を知り、可能であれば効率よくキレイにする方法をご紹介します。
また、それほど酷い状態でなくても、自分で片付けるのが難しい場合に業者を利用する場合の注意点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
軽度のゴミ屋敷ってどのくらいの汚さ?
皆さんはゴミ屋敷と聞いてどのような部屋を思い浮かべますか?
ここではゴミ屋敷の定義と汚さのレベルについて説明していきます。
ゴミ屋敷の定義
実はゴミ屋敷には具体的な定義がありません。
つまり「どういう状態がゴミ屋敷なのか」については明確に決まっていないのです。
しかし、一般的にはゴミや不用品が大量にあり、生活に支障が出ている状態をいいます。
そのため、ゴミがあっても避けたり脇に積み上げたりして何とか移動ができるレベルから、ゴミの上で生活しているレベルまでさまざまだということです。
ゴミ屋敷のレベルの目安
ゴミ屋敷に明確な定義はなくても、大体の目安は存在します。
具体的な状態を以下に示しますので、自分の部屋がどの程度か確認してみてください。
◆レベル1(軽度)
軽度のゴミ屋敷は、ゴミやゴミ袋が散乱しているものの、床がまだ部分的に見えている状態です。
部屋の隅などにゴミ袋や不用品が山になっているところがあっても、何とか生活する空間は確保できていると考えていいでしょう。
ただし、足元が見えにくいため、床に何か小さなものを落としてしまうと探すのが難しく、使いたいものがパッと出てこなくて慌てたりイライラしたりすることが多くなりがちです。
◆レベル2(中度)
ゴミや不用品が床を埋め尽くしている状態が中度のゴミ屋敷です。
ゴミの量は膝くらいまでたまり、ゴミを避けて歩くのが難しくなります。
中度になるとゴミの間の空気が動かず、袋の中に生ゴミなどがあると臭いが出てきます。
場合によってはコバエやゴキブリなども出てくるかもしれません。
◆レベル3(重度)
重度のゴミ屋敷になると、ゴミが山積みになっていて生活スペースがほとんどありません。
悪臭も酷く、壁や床などにシミやカビなどが生えていることも多くなります。
ゴミの山でほとんどの水回りが使えなくなっていることもあるでしょう。
ゴミをよけたスペースでかろうじて移動ができる状態のため、日常生活を送ることが極めて難しくなります。
◆レベル4(危険)
レベル4になると、そこはもう部屋とは呼べない状態になります。
ゴミで埋まり、ゴミの上で生活することになるでしょう。
古いアパートなどではゴミの重さに耐えられず、床が抜けてしまうことがあります。
また、長期間トイレやシンクなどを使用しないと、臭いや虫が排水管から上がってこないようにたまっている水(封水)が干上がって「封水切れ」を起こし、悪臭や害虫・害獣が一層ひどくなります。
こうなると、近隣でもゴミ屋敷であることが完全に分かってしまうため、行政に通報されたり、賃貸の場合は退去か片付けかを迫られたりする可能性があります。
自力で片付けられるゴミ屋敷はレベル1~2のみ
一般的に自力で片付けができるゴミ屋敷の目安は以下の3点に全て当てはまる状態と言われています。
・ゴミの量がひざ下程度
・害虫や害獣がいない
・部屋の数が3DK以下
つまり自分で片付けができるゴミ屋敷は、レベル1(軽度)か、害虫がおらず部屋の数が少ないレベル2(中度)の初期状態のどちらかです。
軽度のゴミ屋敷を片付ける方法
実際に軽度(初期の中度含む)のゴミ屋敷を片付けるには以下の2つの方法があります。
・自力で片付ける
・業者に依頼する
2つの方法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
以下で詳しく解説していますので、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
自力で片付ける
自力で片付けるメリットは何といってもお金がかからないことです。
掃除用の洗剤やゴミ袋代・粗大ゴミの回収費などがかかっても、業者に依頼するのと比べるとずっと安く上がります。
また、家に他人を上げたくない、人に見せたくないという人にも向いています。
一方で、片付けには時間や労力がかかるため、やる気があり時間が取れなければ難しいでしょう。
また、もともと片付けが苦手だという人にはあまりおすすめできません。
向いている人 | ・業者に依頼するお金がない ・やる気があり時間や労力をかけられる |
向いていない人 | ・時間や労力、体力がない ・普段から片付けが苦手 |
業者に依頼する
業者に依頼するメリットは、手間がかからないということです。
仕事などが忙しくて片付けをする時間がない、とにかくすぐに片付けたいという場合は業者を使う方がいいでしょう。
また、片付けが苦手で自分でやり遂げる自信がない人や、実際にやってみたけれど途中で挫折してしまった人などにもおすすめです。
ただし、業者に依頼すれば当然ですが費用がかかります。
軽度のゴミ屋敷は比較的安く片付けができますが、それでも自力で片付けるよりは高額になります。
分割や後払いなどができる業者も少なくないので、当てはまる業者に依頼するのも一案です。
自力で片付ける際の手順
ここでは軽度のゴミ屋敷を自力で効率よくきれいに片付ける手順についてご説明します。
片付けに必要な物を揃える
ゴミ屋敷の片付けに必要な物は大きく分けて2つあります。
ひとつは実際にゴミを片付けるために使用するもの、もうひとつは部屋の清掃に使用するものです。
主なものを挙げましたので参考にしてください。
◆ゴミの片付けに必要なもの
・ゴミ袋(大サイズを20~30枚)
・マスク
・軍手
・ゴム手袋
自治体によっては専用のゴミ袋がある場合がありますので指示に従って用意してください。
また、細かいゴミを集めるのにほうきやちりとりがあると便利です。
◆清掃に必要なもの
・住宅用洗剤
・雑巾(水拭き用と乾拭き用があると便利)
・バケツ
・アルコール消毒液
ほうきやちりとり、雑巾などは100円ショップでも購入できます。
なお、害虫がいたら嫌だなと思う場合は片付けの前日に、くん煙式の殺虫剤(バルサンなど)を焚いておくといいでしょう。
ゴミを分別してまとめる
自分で片付けをする場合、一番大変なのがゴミの分別です。
ゴミの分別方法は自治体によって細かさがかなり違いますので、必ず最初に確認してから始めてください。
中には「革のベルトは燃えないゴミで、バックルは金属ゴミに分ける」といった細かい地域もあるので注意が必要です。
ただ、最初から細かく分けていくのは大変なので、燃えるゴミやペットボトルなど分別しやすくかさばるものから捨てていくのがおすすめです。
場所が確保できるのであれば、段ボールなどにゴミ袋をかぶせて入れるものを表示しておき、端からどんどん放り込んでいくと考えずに分別が可能です。
なお、種類が違うゴミ(例えばビンと缶など)が混じって口を縛ってしまっているゴミ袋は、開けて分別する必要ありますので注意してください。
かさばるものから処分していくと部屋のゴミが減っていくのが良く分かるため、やる気が出るというメリットがあります。
捨て方が良く分からないものや分解しないと捨てられないものを後回しにするのには、それなりの理由があるのです。
回収日に必ずゴミを出す
まとめたゴミは回収日に必ず出すようにしてください。
資源ゴミなどは大体週に1度しか出せないため、出し損ねると片付けが進まなくなってしまうからです。
ただし、マンションやアパートでは一度にゴミを大量に出すと苦情が出ることがあります。
一気に捨てたいからとゴミステーションからあふれるような量を出すのは控えましょう。
なお、割れたガラスや刃物、スプレー缶や乾電池などの危険物は自治体ごとに出し方が決まっていることが多いようです。
必ず自治体の指示に従うようにしてください。
ゴミ屋敷を自分で片付ける際の注意点についてはこちらも参考にしてください。
どんなゴミ屋敷でも自力で片付けられるの?できない場合の費用の目安も紹介
業者に依頼する場合の注意点
自分では片付けるのが難しくて業者に依頼しようという場合は、以下の点に注意するようにしてください。
これを頭に入れておけばトラブルはほぼ防ぐことができるはずです。
必要なサービスを提供しているか
まず、依頼をする時に「何をして欲しいのか」を考え、その業者がそのサービスを提供してくれるかどうかを確認しましょう。
一般的にゴミ屋敷の片付けは「ゴミや不用品の回収」と「部屋の汚れや臭いを落とす」の2つから成り立っており、それぞれ別に料金がかかります。
ですので、依頼したいのがゴミの仕分けや回収なのか、ハウスクリーニングなのかで料金も変わってくるのです。
多くの業者は両方のサービスを提供していますが、どちらか一方だけでも依頼できます。
例えば、安く上げるために「ゴミの仕分けだけしてもらって、まとめたゴミは自分で出す」とか「仕分けと回収だけ行ってもらう」といった依頼方法も可能です。
急いでいる場合にすぐ来てくれるか
消防やガスの点検などで急いでいる時に、すぐに作業してもらえるかどうかもチェックしましょう。
うっかりお知らせを見逃して、明日中に片付けて欲しいといった場合はその旨を伝えて、対応が可能かどうか確認する必要があります。
詳細な見積もりを出してくれるか
実際に作業を行ってもらう前には、必ず見積もりを出してもらいましょう。
当日や翌日でも現地で見積もりを提示してくれますので、漏れがないか、後から追加で費用が発生しないかなどをしっかり確認し、不明な点があればその場で尋ねるようにしてください。
もし、「見積もりを出してくれない」「見積もりに詳細がなく、何にいくらかかっているのか分からない」という場合は、後でトラブルになることも少なくありません。
この時の担当者の態度などもよく観察し、納得してから作業をしてもらうことが大切です。
なお、なるべく費用を抑えたいという場合は、複数の業者から見積もりを取って比べてから依頼するのがおすすめです。
費用の支払い方法もチェックしよう
片付け費用の支払い方法についても必ず確認しておきましょう。
その業者によって支払い方法は異なります。
カード払い・現金の分割払い・後払いなどさまざまですので、自分に合った支払い方法から業者を探してみるのもひとつの方法です。
ゴミ屋敷を放置するとどうなるの?
「自分の部屋はまだ軽度だから大丈夫」と安心してはいけません。
ゴミ屋敷を放置するデメリットについて、代表的なものをご紹介しましょう。
アレルギーなどの健康被害が起きやすくなる
ゴミ屋敷は埃やカビ、虫の死骸などがたまりやすくなっています。
人が移動したり、空調をかけたりすると埃に紛れて菌や粉々になった死骸が舞い上がり、それを吸い込んでしまってアレルギーなどを起こしてしまうことがあります。
また、換気をすることが極端に減ると、部屋に悪臭がこもって頭痛・食欲不振・不眠の原因にもなりかねません。
害虫が発生する
生ゴミなどを放置すると、臭いにつられてゴキブリやハエなどの害虫が発生する恐れがあります。
見た目が良くないだけでなく、多くの害虫は感染症などの原因となる菌を媒介することでも知られています。
害虫が止まって汚染されたり、ゴミの上など虫が這っていた場所に触れてしまったりすることで、食中毒などを引き起こす可能性がぐっと高まります。
中には触れると痛みや炎症を起こすものもいますので、虫を見つけたら早急に片付けるようにしてください。
火災が起きる危険性が高まる
ゴミやゴミ袋が積み上がるようになると、その中や下に何があるか把握するのが難しくなります。
カセットボンベは高温になると爆発する可能性がありますし、ライターや乾電池の液漏れも発火の原因となるため、火災が起きる可能性が非常に高くなります。
カセットボンベが爆発するのは80~90度、簡易ガスライターの耐熱温度は65度です。
部屋ならそんなに高くならないと思われがちですが、缶やケースに直射日光が当たって中が高温になることは十分に考えられます。
実際に爆発・発火した例もありますので、油断は禁物です。
賃貸物件では大家などから注意される場合もある
臭いや害虫の発生によって、部屋がゴミ屋敷であることが周囲に知られてしまうとたくさんの苦情が寄せられるようになります。
賃貸物件の場合、大家や管理会社から何度も注意を受けたり、退去するように促されたりするかもしれません。
すぐに追い出されることはありませんが、自治体などに通報されて職員などが連日来ることになる可能性もあります。
頭金なしの分割払いが可能な「お片付け24時」に無料相談してみよう
お片付け24時なら、年中無休・24時間対応で思い立ったらすぐに依頼できます。
お問い合わせいただいたその日に片付けを行うことも可能です。
一括払いが厳しいという方は、現金の分割払いや後払い制度をご利用ください。
クレジットカードがなくてもお支払いが可能で頭金も不要です。
見積りやご相談は無料で行っております。
キャンセル料もかかりませんのでぜひお気軽にご相談ください。
実績紹介:ペットと暮らす20代女性 – 引越し後の部屋の片付けと清掃 –
作業内容:残留物の撤去、不用品の回収、部屋全体の清掃
作業員数:3人
作業時間:6時間
見積費用:10万円
引越しを終えて、もともと住んでいた部屋の片付けを至急行って欲しい、というお申し込みがありました。
清掃費用の捻出に困っていたとのことですが、知り合いの方からの紹介でお片付け24時を知り、頭金不要で分割払いが可能なことからご依頼くださいました。
お客様は一人暮らしの20代の女性。
以前から片付けや掃除が苦手で、月に数回家族に来てもらっていたそうです。
お部屋は1階で広めのベランダが付いた1LDKです。
ベランダには不用品がたくさんありましたが、こちらは全て撤去しました。
また、ペットを飼われていたことで床の汚れがひどかったものの、専用の薬品できれいに清掃。
散乱していたゴミもきれいに回収しました。
作業員が3人で6時間かけて片付けた部屋は写真のように見違えるほどスッキリ!
お客様は大変満足してくださいました。
作業の詳細はこちらからご覧いただけます。
ペットと暮らしていた20代女性の汚部屋の片付け事例【東京都江東区】
まとめ:ゴミ屋敷は軽度のうちに片付けよう!
ゴミ屋敷はちょっと気を抜くとあっという間に手が付けられなくなってしまいます。
実際、軽度のゴミ屋敷が中度・重度になるのに時間はかかりません。
酷くなればなるほど自分では片付けられなくなり、業者に依頼する際も費用が高くなります。
なるべく早いうちに片付けを行い、分別やゴミ出しの習慣を身に付けるようにすることが大切です。