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2022.8.1

片付けられない原因は発達障害?ゴミ屋敷になった場合の対処法も紹介

「片付けられないのは、私が発達障害だからかも」
「発達障害が原因でゴミ屋敷になってしまったら、どう対処すべき?」

最近は片付け専門業者の弊社にも、発達障害(または疑い)の方からのご依頼も増えています。
特性により片付けができない、気づいたらゴミ屋敷になってしまったという方もいます。

この記事では片付けが苦手とされる発達障害一覧、発達障害のセルフチェック、発達障害でもお部屋を整頓するコツについてご紹介。
すでにゴミ屋敷になっているお部屋、発達障害のご家族を持つ方向けのアドバイスもしているので、ぜひ最後までお読みください。

片付けられない=発達障害?

片付けられない=発達障害?

あなたが片付けがかなり苦手だからといって、発達障害だというわけではありません。
単純に整理整頓ができない人、片付けの方法を知らないだけの人もいます。

ただし、発達障害を持つ人は片付けが苦手な傾向にあり、汚部屋やゴミ屋敷に住んでいることも珍しくはありません。
傾向として発達障害の方が、片付けができない傾向にあるのは確かです。

この記事だけを読んであなたの状態を判断せず、ご自身をよく知るための一歩としてください。

発達障害以外で片付けられない原因を知りたい方は片付けたいのに片付けられない人の特徴と原因は?対処法も解説!をご覧ください。

片付けが苦手とされる発達障害一覧

片付けが苦手な特性を持つ発達障害は以下の3つです。

  1. 注意欠陥・多動性障害/注意欠陥障害(ADHD/ADD)
  2. アスペルガー症候群/自閉症スペクトラム(ASD)
  3. 学習障害(LD)

注意欠陥・多動性障害/注意欠陥障害(ADHD/ADD)

注意欠陥・多動性を併せ持つ発達障害がADHD、多動はなく注意欠陥のみの特性を持つのがADDです。
どちらも集中力がなく掃除に集中できないほか、なんでも先延ばしにしてしまう癖が強く、片付けが必要だと思ってもどうしても体が動かず実行できません。

知能に問題はないため「片付けが必要だ、このままだとまずい」と認知はしていますが、脳の障害により片付けができない状態です。

【参考】厚生労働省:政策レポート(発達障害の理解のために)

アスペルガー症候群/自閉症スペクトラム(ASD)

アスペルガー症候群/自閉症スペクトラム(ASD)も、片付けが苦手な傾向にあります。
特有のこだわりを持っており、ものを必要以上に集めたり、不要なものでも捨てられない傾向にあるためです。

また、環境の変化を嫌い、片付けることで身の回りの配置が変わるのが苦手です。
本人は自らのルールに沿って規則的に物を並べていますが、人から見ると乱雑に見えたり、ものが多すぎると感じるかもしれません。

さらに、アスペルガー症候群/自閉症スペクトラム(ASD)の人は大きな音が苦手な人が多く、掃除機を使うとパニックを起こす場合もあります。
以上のような特性により、本人の認識では散らかっていないと感じたり、掃除自体が難しい状態が起きやすいです。

アスペルガー症候群とゴミ屋敷の関係性はアスペルガー症候群でゴミ屋敷に?片付けられない理由と解消法を解説!をあわせてお読みください。

学習障害(LD)

学習障害(LD)は知的発達に問題はないものの、「聞く・話す・書く・計算する・推理する」のいずれか、または複数分野において一般的な発達よりも遅れが見られます。
学ぶことに対してハードルがあるため、人から掃除の方法を聞いても理解できなかったり、計算ができないことから時間感覚がなく、片付けを時間内に終えられないこともあるでしょう。

また、自宅にあるストック品を重複して買い込んだり、ものを失くしたと思い込んで新しく買ってしまうことを繰り返すなど、物が増えやすい傾向も見られます。

発達障害のある人が片付けを苦手とする理由

発達障害のある人が片付けを苦手とする理由

なぜ発達障害がある人が片付けを苦手とするのか、理由を詳しく説明します。

  1. 先延ばし癖がある
  2. 計画性にとぼしい
  3. 認知の歪みで感情が不安定になりがち
  4. こだわりが強く溜め込み癖がある

先延ばし癖がある

発達障害の人によく見られる特性が「先延ばし癖」です。
気が散りやすく片付けをしていても他のことが気になってしまったり、衝動的で片付け以外にやりたいことができると、その物事に飛びついてしまう癖が原因となっています。

例えば片付けをしていても、ふと「マックが食べたい」と思えば、それを実行してしまうのです。
マックを食べて片付けにまた着手できれば良いのですが、その頃にはまた別の「やりたいこと」が出てきて、片付けが中途半端に終わるケースが多いでしょう。

計画性にとぼしい

発達障害の人は計画性が欠如しやすく、うまく片付けができません。
片付けは「ゴミを捨てて、不用品を処分し、必要になったものを収納し、掃除をする」など複数のステップで実行するもの。

しかし、発達障害の人はこの順序を考えることができなかったり、計画を立ててもその通りに行動できないことが多いです。
ゴミを捨て終わって次に何をすれば良いかわからず混乱し、そのまま片付けをやめてしまう、または計画自体が建てられず面倒になって片付け自体が始まらないことがあります。

認知の歪みで感情が不安定になりがち

発達障害の人に多く見られる「認知の歪み」による感情の揺れで落ち込みやすく、片付けができない精神状態になることも多いです。
認知の歪みとは極端に人の行動をネガティブに受け取ったり、白黒でしか物事を判断できないといった偏った考え方です。

  • 「片付けをするなら完璧でなければならない(できないので、やらない)」
  • 「今日会社でAさんに怒られた。Aさんが周りにそのことを言いふらしているので、明日からみんなに無視されるだろう」

以上のように事実でもないことを「絶対こうだ」と思い込んでしまう傾向にあるので、感情が安定しません。
ただでさえ発達障害が原因で片付けが苦手なのにメンタルも安定しないことで、ますます片付けがから遠ざかってしまいます。

こだわりが強く溜め込み癖がある

発達障害の人は独自のこだわりが強く、溜め込み癖がある人も多いです。
アスペルガー症候群や自閉症スペクトラムの人は特にこだわりが強い傾向にあり、ものを捨てるのが苦手です。

例えば、週刊誌を購入して読み終わっても捨てることができず、部屋におびただしい量の雑誌が積み重なっていることも多いでしょう。
この場合は本人が「雑誌を読んで保存する」ことをルーティンと認識しており、そのルーティンが崩れることへの不安から捨てられなくなっています。

また、本人が好きなものへの執着心が非常に強く、人から見ると異常な収集癖を持つ人もいます。
いずれの場合も持ち物を手放せず、最終的にゴミ部屋になってしまうことが多いです。

片付けられないのは大人の発達障害?簡単セルフチェック

片付けられないのは大人の発達障害?簡単セルフチェック

「私が片付けられないのは発達障害のせいでは」と感じている人のために、簡単なセルフチェックを作成しました。
それぞれの項目で当てはまるものにチェックを入れて、該当する数が多い発達障害の種類を控えておきましょう。

あくまでセルフチェックであり診断ではないので、自分の特性を知りたい人はきちんと医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしてください。

  1. 注意欠陥・多動性障害/注意欠陥障害(ADHD/ADD)
  2. 自閉症スペクトラム/アスペルガー症候群(ASD)のセルフチェック
  3. 学習障害(LD)のセルフチェック

注意欠陥・多動性障害/注意欠陥障害(ADHD/ADD)

◻︎詰めが甘く、何かを最後までやり遂げるのが難しい
◻順序立てて何かを実行するのが苦手である
◻︎人との約束を忘れることがよくある
◻︎しなければならないことがあっても、面倒で先延ばしにする癖がある
◻︎じっとしているのが苦手で、手や足を動かしたり、落ち着きなくソワソワ歩き回ってしまう
◻︎人の話を最後まで聞いていられず、思考が散漫になってしまう
◻︎失くしものや忘れものが多く、必要なものが見つからない場合が多い
◻︎会社や学校へ行く途中に衝動的に思いついたことを実行したくなるなど、衝動的な行動を取ってしまう

とにかく集中力がなくそそっかしい、ミスを起こすことが非常に多い人はADHDの傾向にあるかもしれません。
遅刻癖がひどく友人からも呆れられる、毎日のように物をなくすなど、日常に支障が出る場合も多いです。

自閉症スペクトラム/アスペルガー症候群(ASD)のセルフチェック

◻︎人の表情から感情を読み取るのが苦手だ
◻︎周りの人は気にしていないが、特定の音や感触が不快で仕方がない
◻︎集団行動が苦手で協調性がないといわれることがおおい
◻︎突発的に思考や感覚が過敏になる時があり、その状態から抜け出すには一人の時間必要である
◻︎人の言葉を文言通りに受け止めてしまい、その裏にある意図が読めないことがある
◻︎決まったルーティンや規則を外れた出来事が発生すると、パニックしてしまう
◻︎自分のルーティンを優先してしまい、遅刻することがよくある
◻︎社交が苦手で、どうやって友達を作って良いかわからない

ASDの人は人間関係に支障をきたしやすく、人の指示を読み取ることが苦手です。
例えば「これを後でやってもらって良いですか?」と指示が出た場合に、時間を指定されていないので終業後まで放置してしまうなど、人の意図を汲み取れず問題が起きる場合が多いでしょう。

学習障害(LD)のセルフチェック

◻︎問題文の意味が理解できないことがある
◻︎文章を読むのに時間がかかる、または時間がかかるので本を読めないことが多い
◻︎誤字脱字が多い
◻︎人の話を聞きながらメモを取ることができない
◻︎計算を間違えることが多い
◻︎表やグラフの意味がわからない

LDは学習面の一分野において遅れが生じる障害です。
例えば、議事録を取るよういわれても「書きながら聞く」ことができず、結果的に何も書けずに終わるなど与えられた業務を遂行できないような問題が起こります。

以上でセルフチェックは終了です。
最も多くチェックがついた障害が、あなたの特性かもしれません。

なお、これらの症状は医療機関の投薬や特性への対処法を学ぶことで改善する可能性があります。
生きづらさを感じているなら早めに医療機関を受診して見ましょう。

片付けが苦手で発達障害を疑う人がすべきこと

片付けが苦手で発達障害を疑う人がすべきこと

自分が発達障害なのかもしれないと悩んでいる方は、部屋の片付けは一旦脇に置いておいて、以下2つを実行しましょう。
まずあなたの現状を確かめるのが、何より大切だからです。

  1. 医療機関を受診して適切な治療を受ける
  2. 片付けられない問題については周りの人に助けを求める

医療機関を受診して適切な治療を受ける

片付けが苦手かつ、人間関係や仕事に支障を感じている方はまず医療機関を受診しましょう。
子供の頃に発達障害と診断されていなくても、大人になってその傾向に気づく方もいます。

筆者の友人が精神科医なのですが、最近社会に出てから仕事がうまくいかなかったり度重なるミスで悩み、受診する方もが増えているそうです。
大人の発達障害はうつ病などの精神的な病を併発しやすく、片付けどころか一人で暮らせなくなるリスクがあります。

発達障害はある程度薬や人との関わり方の学習で、生きづらさを緩和できるそうです。
ADHDの方が薬を服用することで注意力散漫が緩和され、片付けができるようになった事例もあります。

片付けられない問題については周りの人に助けを求める

発達障害の方は、その特性によりどうしても片付けが苦手な傾向にあります。
部屋が汚くて移動もままならない、悪臭がして隣人とトラブルになってしまっている方は、誰かに助けを求めましょう。

そのまま部屋の状態が悪化してゴミ屋敷になると、強制的に退去させられたり、高額の原状回復費用を請求される場合もあります。
万が一、部屋を汚した責任を問われた際に、発達障害だからといって支払いを免除してもらえるわけではありません。

無理して自力でなんとかしようとせず、家族や知人、または片付け専門業者の力を借りて部屋を片付けると良いでしょう。

発達障害の人が自力で部屋を片付けるためのルール

発達障害の人が自力で部屋を片付けるためのルール

発達障害の方も、自分なりのルールや特性に合わせた片付け方で部屋の状態を改善できます。
以下の片付けルールを徹底して、お部屋を整理してみましょう。

  1. 整頓場所をルール化・見える化する
  2. 決まった時間に片付けのアラームをかける
  3. 1日15分など短時間で片付ける習慣をつける
  4. 気が散る原因を特定し散らからない習慣を見つける
  5. ものを買わないように工夫する

整頓場所をルール化・見える化する

発達障害の人は、片付けやすい環境を作るのが先決です。
そのためには、ものを収納する場所をあらかじめ決めてルール化し、何をどこにしまうか視覚的にわかるようにしておきましょう。

規則を好むASDの方はルーティンを好むので、一度ルール化すれば、案外楽に片付けを続けられるはずです。
何をどこにしまうか決めるのが難しければ、家族や友人に収納場所のルールを作ってもらいましょう。

また、ADHDの人は見える化を意識して下さい。
ADHDの人は見えないもの=持っていないものと認識する傾向にあるため、引き出しの中にあるものを何個も買ってしまいます。

この方のように透明ボックスに収納して中身が見えるようにしたり、付箋で何をしまうか書いておくと片付けやすいです。

決まった時間に片付けのアラームをかける

発達障害の方は時間管理が苦手かつ、先延ばし癖がある方が多いです。
この特性を改善するには、片付けの時間をあらかじめ決めてアラームを鳴らす方法が有効です。

実際に筆者の同僚は、仕事でもアラームを活用していました。
業務の時間を決めて、アラームが鳴ったら強制的にその仕事をやるようにしてから、業務の抜け漏れが大幅に改善したそうですよ。
彼女は特性上片付けが苦手で、机の上もすぐごちゃごちゃになってしまうので、片付けの時間もきちんとアラームをかけていました。

発達障害の人は意思の力だけで片付けをするのは難しいと思うので、スマホなどを活用して強制的に片付けの習慣を作りましょう。
スマホで簡単にアラームをかけられる「ルーチンタイマー」というアプリも公開されています。

このアプリはADHDの利用者も多いので、ぜひ使ってみてください。

1日15分など短時間で片付ける習慣をつける

発達障害で集中力が持たない方は、まず短時間から片付ける癖をつけましょう。
短時間なので部屋全体の片付けは難しいですが、集中力が途切れて途中で片付けを投げ出すリスクはありません。

実際に多くの発達障害を持つ方が、短時間のタイマーをかけて作業に集中して取り組むようにしているそうです。

15分、20分など人それぞれ集中が続く時間が違うので、自分に最適な時間を見つけてタイマーを活用してみましょう。

キューブタイマー

キューブタイマー|Amazon

筆者のADHD持ちの友人は、このようなタイマーを自宅で使っていると言っていました。
いちいちスマホでタイマーをかけるのが面倒くさくならないよう、簡単なタイマーを置くのが継続のコツだそうです。

気が散る原因を特定し散らからない習慣を見つける

注意力に問題を抱えている方は、あなたの気を散らす原因を特定しましょう。
例えば、ADHDの人は目についたものに次々興味を持ってしまい、その中で強く関心を持ったことを優先してしまう傾向にあります。
片付けの最中にチラシを見つけてスーパーへ出かけてしまうなどが、その典型例です。

これを防止するにはチラシを溜めず、すぐに捨てるようにしましょう。
気が散る原因は人それぞれなので、まず自分が何が原因で片付けの手が止まるか特定すること。

事前にその原因を取り除いておけば、片付けに挫折するリスクを下げられるでしょう。

ものを買わないように工夫する

衝動的に物を買ってしまう人は、なるべく買い物を控えましょう。
ネットショッピングで衝動買いして物を溜め込む人は、気軽に買い物ができないようにクレジットカード情報を削除しておきましょう。
気軽に買い物ができない環境を作ることで、無駄な買い物のリスクを下げられます。

また、買い物をする際のルールを自分の中で決める方法も有効です。
1つ買ったら捨てるを徹底すれば、無駄にものが増えません。
続けていくうちに「これを買ったら、何を捨てよう」と考えるのが習慣となり、徐々に無駄な買い物が減るはずです。

同僚のADHDの人は、物を買う前に親に相談するのを習慣にしていました。
すでに家にある物を重複して買ったり、無駄な買い物をする機会が減ったと言っていたので、周りの人を頼ってみるのも良いと思います。

発達障害が原因で片付けられずゴミ屋敷になった場合の対処法

発達障害が原因で片付けられずゴミ屋敷になった場合の対処法

発達障害で片付けられず、ゴミ屋敷になってしまった場合の対処法を紹介します。

  1. ゴミ屋敷の片付け業者に依頼して部屋をリセットする
  2. 片付け習慣がつかないなら家事代行や家族の助けを借りる

ゴミ屋敷の片付け業者に依頼して部屋をリセットする

すでに部屋をゴミ屋敷にしてしまった方は、片付け業者に依頼して部屋を一度リセットして下さい。
一度ゴミ屋敷になった部屋を自力で片付けるのは、正常発達の人にとってもかなり難しいです。

かといってゴミ屋敷を放置すると隣人トラブルや強制退去など、新たなトラブルを呼び起こす可能性があります。
また、ゴミ屋敷に住むことで健康被害やメンタル面への悪影響も懸念されます。

早急にゴミ屋敷の片付け業者へ依頼して、安心して暮らせる環境を取り戻しましょう。

片付け習慣がつかないなら家事代行や家族の助けを借りる

発達障害の方は一度部屋をリセットしても、またお部屋をゴミ屋敷にしてしまう可能性が高いです。
綺麗なお部屋を保つには、家事代行や家族の力を借りましょう。

知り合いのADHDの人は、週に1度親が家に来て片付けを手伝ってもらっていました。
家族が遠方に住んでいる方は、家事代行を利用するのがおすすめです。

1時間3,000円程度で自宅を片付けてくれるので、週に数回来てもらうだけでも部屋が片付くはず。
もちろん自分でも整理整頓の習慣をつけるのは大事なので、先程紹介したタイマーやアラームを活用して、片付けのルーティンを作りましょう。

発達障害の人が片付けに成功した3つの事例

発達障害の人が片付けに成功した3つの事例

発達障害だからといって片付いたお部屋を諦める必要はありません。
実際に発達障害でも、整頓されたオシャレなお部屋に住んでいる方もいます。

3つの事例を紹介するので、片付けの参考にして下さい。

  1. 物を減らして整頓された部屋を手に入れた
  2. タスク管理アプリを使う
  3. ハンガーを活用して必要な衣類を可視化する

物を減らして整頓された部屋を手に入れた

この方はADHDで部屋がかなり汚かったそうですが、物を減らすことで片付いた部屋を手に入れたそうです。
ミニマリストになり、最小限のものしか持たないようにしているので、整頓のストレスもないんだとか。

この方のように持ち物を減らすことで、集中できるお部屋を手に入れましょう。

タスク管理アプリを使う

やるべきことが多く頭が混乱してしまう人は、この方のようにタスク管理アプリを使ってみましょう。
発達障害の方はタスクが多いと混乱しやすいので、まずは整理が必要です。

例えば、本棚を整理する場合は「①本棚の本を取り出す②読んでいない本を選ぶ③好きな本を収納しなおす」の3つのタスクがあります。
一気に「本棚を収納する」のではなく、3つのタスクを順にクリアすると考えることで、楽に片付けられるはずです。

アプリが合わない方は、マグネットにタスクを書き込んで可視化する方法もおすすめ。
自分に合う方法でタスクを細かく分けて管理しましょう。

ハンガーを活用して必要な衣類を可視化する

こちらの方は、ADHDが見えないものを認識しづらい特性を改善するため、吊るす収納を活用しています。
ハンガーを使って服を吊るし、下着など日常で使うものは身の回りに配置しているそうです。

こうすることでものを取り出す際に散らかりにくくなります。

あえて収納せず、必要なものを出しておくのも発達障害の方が片付けられるようになるコツなのかもしれません。

発達障害で片付けられない家族をお持ちの方へ

発達障害で片付けられない家族をお持ちの方へ

発達障害の家族が片付けられないことにお悩みの方もいるはずです。
そのような方は以下の方法を試してみましょう。

  1. 収納を見える化して片付けやすい環境を作る
  2. 具体的に片付けるものや場所、時間帯を指定して指示をする
  3. 独居の場合は専門業者へ片付けを任せる
  4. 重度の発達障害の場合は福祉的支援も検討する

収納を見える化して片付けやすい環境を作る

発達障害の方が片付けやすい環境を作るために、収納を見える化しましょう。
クリアケースを活用して中身が見えるようにしたり、先程の事例のように吊るす収納を使うのもおすすめです。

また、収納場所が一目でわかるようにルール表を作ったり、引き出しに収納するものの写真を貼るのも良いでしょう。

具体的に片付けるものや場所、時間帯を指定して指示をする

発達障害の家族に片付けを促す際は、具体的に指示を出しましょう。
「ちょっと!きちんと片付けて」だと、何をどう片付けて良いか理解できないことがあります。

「部屋の床にある本を棚にしまって」「散らかった服をハンガーにかけて、クローゼットに入れて」などと具体的に伝えましょう。
また、指示を出しても先延ばしにして忘れる特性もあるので、「今やって」などタイミングも指定するのがおすすめです。

独居の場合は専門業者へ片付けを任せる

発達障害の家族が一人暮らしをしており、部屋の状態がひどい場合は業者へ依頼した方が良いでしょう。
自閉症スペクトラムの場合は環境の変化を嫌うため、家族自身が勝手に片付けると暴れたり、手がつけられなくなる可能性があります。

事前に部屋を片付ける必要性を説明して合意をとり、業者が部屋を片付けている間はどこかへ連れ出すなどするとスムーズに部屋を片付けられます。

重度の発達障害の場合は福祉的支援も検討する

発達障害は個人差があり、かなり重度で日常生活が成り立たない場合もあります。
その場合は障害手帳を取得し、福祉的な支援を検討すると良いでしょう。

発達障害で精神的な病を併発しているようなケースでは、家族だけではケアができない場合が多いためです。
発達障害で障害手帳は取れないと思っている人がいますが、精神障害で認定が下りるケースがあります。

経済面での支援はもちろん、ゴミ屋敷の片付けへの支援などを受けられる可能性があります。

まずはお近くの地域包括センター等へ福祉的支援が可能か相談しましょう。

お片付け24時で対応した発達障害による片づけられない症候群の事例

お片付け24時で対応した発達障害による片づけられない症候群の事例

【分割払い事例】<群馬県渋川市>近隣住民からのクレームに伴う大量ゴミの回収と特殊清掃 | お片付け24時

今回のご依頼者様は発達障害があり、昔から片付けが苦手だったそうです。
家族の支援でなんとか部屋を片付けていたそうですが、ご家族の体調不良により手伝ってくれる人がいなくなり、部屋がゴミ屋敷に。

近隣からクレームも出てしまい、実績豊富で分割払いが可能な弊社へご依頼いただきました。
玄関からゴミが積み重なっているような状態で、生活自体もかなり難しかったそうです。

早速弊社スタッフがご自宅へ伺い、ゴミを運び出しました。
生ゴミも大量にあったため悪臭もひどく、オプションで特殊清掃や消臭作業も実施。

お部屋の片付けが終わった状態をお客様にお見せしたところ「もう何ヶ月も、こんなに綺麗なお部屋は見ていません」と喜んでいらっしゃいました。

発達障害がある人の部屋の片付けについてよくある質問

発達障害がある人の部屋の片付けについてよくある質問

最後に発達障害の人の片付けについてよくある質問をまとめました。

  1. 発達障害者向けの福祉的な片付け支援はありますか?
  2. 発達障害が原因で働ける日数が少なくお金がありません。ゴミ屋敷の片付け業者さんは分割払いなどに対応してくれますか?
  3. 片付けが得意な発達障害の人もいるって本当ですか?

発達障害者向けの福祉的な片付け支援はありますか?

発達障害の子ども向けの支援はありますが、大人向けの支援は少ないのが現状です。
特に子ども自体に問題がなく、大人になって発達障害が発覚したケースは軽度と見做され、十分な支援が受けられない可能性があります。

まずは地域包括センターに相談し、支援が難しいようなら片付け専門業者へ依頼して部屋の片付けをしてもらうと良いでしょう。

発達障害が原因で働ける日数が少なくお金がありません。ゴミ屋敷の片付け業者さんは分割払いなどに対応してくれますか?

ゴミ屋敷の片付け業者の中には、分割払いや後払いに対応している業者があります。
お片付け24時では60回までの分割払い、後払いがご利用いただけます。

依頼者様のご状況に応じてご相談が可能なので、ぜひお金に余裕がない方も一度ご相談ください。

片付けが得意な発達障害の人もいるって本当ですか?

発達障害でも片付けが得意な方ももちろんいます。
例えば、ASDの方は規則的なものを好む傾向にあり、かなりお部屋が整頓されている方もいます。

また、記事で紹介した事例のように、ものを減らすことで整頓されたお部屋に改善することも可能です。

まとめ:発達障害で片付けが苦手な方はお片付け24時へご相談ください

まとめ:ゴミ屋敷の片付けと遺品整理でお困りならお片付け24時

発達障害で片付けられないとお悩みの方、ご家族の特性により部屋が散らかることにお悩みの方もいるはずです。
片付けられないことで自分を責めてしまう方も多いですが、発達障害による特性は自分では対処しきれない領域です。

お部屋が汚部屋、ゴミ屋敷状態になってしまうと取り返しがつかなくなるので、早めに誰かに助けを求めると良いでしょう。
お片付け24時では発達障害の方、ご家族からのご依頼での片付け実績が豊富にございます。

当社には業界初の「心理相談士(日本カウンセリング協会認定)」も在籍しており、生きづらさを感じるお客様のお気持ちに寄り添った対応が可能です。
ゴミ屋敷になってしまったお部屋の対応も可能ですので、ぜひご相談ください。

【発達障害で片付けられない方へ】心理相談士が在籍するお片付け業者 | お片付け24時

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