せっかく一人暮らしを始めて、快適に過ごしていたら、いつの間にか人を呼べない汚部屋になっていたという20代の方は意外と多くいます。
「家に人を招かないので、ちゃんと生活しているのかを心配された…」
「何から手を付けていいか分からないほど散らかってしまった…」
など、私達お片付け24時は、汚部屋で暮らす20代の方のお悩みにこれまでたくさん答えてきました。

今回は、汚部屋化してしまった20代一人暮らしの部屋のよくある原因とその解決方法をご紹介していきます。汚部屋を早く綺麗にしたいと考えている20代の方の参考になれば幸いです。

１． 一人暮らしの部屋が汚部屋化する原因

一人暮らしの部屋が散らかって汚部屋化してしまうよくある原因は、以下の4つです。

片付け方が分からない

一人暮らしを始めて数年という方によくあるのが、「片付け方がわからない」というお悩みです。実家暮らしの時は、親が片付けてくれていて、自分では片付けていなかったから、一人暮らしを始めたことで実家のありがたみを感じているという方は多いことでしょう。また自治体によってゴミの捨て方が違うことから、ゴミの出し方が分からなくて溜まってしまったというケースもあります。
ゴミは一度溜めてしまうと、全部スッキリするためには時間と労力が必要です。片付け方が分からない場合には、生活全体を見直し、自治体のホームページを見ながら、ゴミの収集日や捨て方を調べて片付けてみましょう。

忙しく時間が無い

20代の方で汚部屋化してしまう場合、仕事で多忙のため片付ける時間が無かったというケースがあります。ゴミ出しや、片付けには時間と労力が必要です。普段から片付け好きで綺麗にしていないと気が済まないような人でも、忙しければ部屋のことは後回しになってしまいます。
もし、まとまった休みが取れるようであれば「片付け日」を設定し、片付けを徹底的に行うことができると良いでしょう。翌日がゴミ収集の日ですと、片付けによって出たゴミをスムーズに出すことができます。

収集癖がある

一人暮らしを始めた20代の方に見られるのが「大人買い」や「コレクション」をした結果、物がどんどん増えてしまったケースです。給料を使って自分の趣味を楽しむことができるようになった反動で、片付けられないほどの物を買い集めてしまうと、物を片付ける定位置が無く、散らかってしまいます。
部屋にある収納に片付けられない物は、買わない・集めないということを徹底することで、散らかりを抑えることができます。コレクションした物を手放すことは、思い切りが必要ですし、なかなか出来ないという方も多くいます。専門店に売ったり、リサイクルショップやフリマアプリを活用したりして、自分の納得のいく形で処分できると良いでしょう。

発達障害がある

汚部屋化してしまう原因として最も根が深いのが「発達障害」です。発達障害の場合、常に向き合っていかなければならない特性ですから、一旦綺麗になった部屋を持続して綺麗に保つということは、大変な努力が必要です。発達障害の場合、集中力の欠如や、自分のコントロールが上手くできないなどの特徴があり、片付けを始めても途中で他のことに気を取られてしまったり、片付けがスムーズにできなくて苛立ってしまったりすることがあります。
自分では、どうにも上手くいかない時には、人の手を借りることも必要です。次の章で解説する解決策から頼れそうな方法を試してみましょう。

２． 一人暮らしの部屋が汚部屋になった時の解決策

部屋が汚部屋化した時の解決策として、20代の一人暮らしの場合3つの方法が挙げられます。自分の環境に照らし合わせて考えてみてください。

親と一緒に片付ける

親との関係が良好で、親が健康でてきぱきと動けるようであれば、親など親族と一緒に片付けましょう。他人に片付けを依頼するのは、気が引ける場合も親なら大丈夫という方は多いはずです。また、親の場合、片付けが苦手であることを理解してくれているため、「汚部屋を見られるのが恥ずかしい」という思いをあまりせずに済むでしょう。

定期的に友達を招く

友達を部屋に招くというイベントができることで、「部屋を片付けよう！」というスイッチが入る場合があります。汚部屋化してしまっていても、片付けのスイッチが入ることで、今まで捨てられなかった物を捨てることができたり、いつも掃除していないところを掃除したりすることができます。

片付け業者に依頼する

プロの片付け業者は、汚部屋を片付けることに慣れています。「こんな状態の部屋でも依頼していいのだろうか」と悩まずに、問い合わせをしてみることで自分の都合の良い日に片付け日を設定することができ、明確な見積もりも聞くことができます。
また、ハウスクリーニングのオプションサービスなどを依頼することで、入居した時のような綺麗な状態にすることができます。これからは、汚部屋にならないように気を付けて生活していきたい場合は、片付けとハウスクリーニングの両方を依頼して、新たな気持ちで生活を始めることをおすすめします。

３． まとめ

20代で一人暮らしを始める方は、仕事や勉強熱心でなかなか片付けまで手が回らない方が多くいらっしゃいます。今回は、汚部屋化の原因とその解決方法についてお伝えしてきました。ご自分に当てはまる原因はありましたか。
解決方法として挙げた3点は、どれも他の人に手伝ってもらうという方法です。片付けは、自分だけでやろうと思うと、途方もなくて心も体も疲れてしまいます。今回、読んでいただいた20代の方は、片付け以外のやりたいこと、やるべきことの多い年代です。人の助けを借りてでも、汚部屋を綺麗にして、快適な生活を送りましょう！

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