「気が付いたら家がゴミだらけ…。もしかしてこれってゴミ屋敷?」
「ゴミ屋敷になってしまったらどうすれば良いの?」
自分の家や実家がゴミ屋敷かもしれないと思っていても、恥ずかしさや伝え方がわからないなどの理由から人に相談できずに一人で悩んでしまうことがあります。
本記事ではどのような状態だとゴミ屋敷なのかというゴミ屋敷の定義を解説しています。
ゴミ屋敷になってしまう原因とそれについての対策も解説していますので、この記事を読めばゴミ屋敷についてのあらゆる悩みを解消できます。
目次
ゴミ屋敷の定義とは
ゴミ屋敷とは、家が大量の物で埋め尽くされてしまい日常生活に支障をきたしている状態をいいます。
家にある物が住人にとってはゴミでなくても「物で埋まって入れない部屋がある」「トイレやお風呂に物があって使用できない」など家に物が多いことで日常生活に支障がある場合はゴミ屋敷だといえます。
「汚部屋」「ゴミ部屋」との違いは?
ゴミ屋敷と同じく片付けられていない状態を表す言葉に「汚部屋」「ゴミ屋敷」の2つがあります。
汚部屋とは、汚れた部屋という名前の通り色々な物が部屋に乱雑に置かれており整理整頓されていない状態を指します。
汚部屋にある物のほとんどはゴミではなく衣服など生活に必要な物です。
一方ゴミ部屋はゴミが部屋に溜まってしまっている状態です。
ただしゴミは特定の部屋だけに溜まっており、外部からはわかりにくくなっていて日常生活への大きな支障もありません。
ゴミが特定の部屋だけでなく家中に溜まってしまって日常生活に支障がある状態になると、ゴミ屋敷といわれるようになります。
ゴミ屋敷になると庭など屋外にもゴミが積まれるようになり、外部から見てもゴミ屋敷だとわかるケースが多くなります。
つまり、物が多くて部屋が片付いていない状態が「汚部屋」で、特定の部屋にゴミが溜まってしまったら「ゴミ部屋」になり、建物や土地中にゴミが溜まってしまったら「ゴミ屋敷」です。
法律ではゴミ屋敷はどう定められているのか
ゴミ屋敷を定義する国の法律はありませんが、自治体によってはいわゆるゴミ屋敷条例と呼ばれるルールを定めています。
例えば、埼玉県草加市では『草加市家屋及び土地の適正管理に関する条例』を定め、その中でゴミ屋敷を不良な状態の建物として定義しています。
その定義の内容の一部が以下の文章です。
物品等の堆積によりごきぶり、はえその他の害虫、ねずみ又は悪臭が発生すること、火災発生のおそれがあること等のため、当該物品等が堆積している場所の周辺の生活環境が著しく損なわれている状態
(引用元:草加市家屋及び土地の適正管理に関する条例)
東京都練馬区では『練馬区空家等および不良居住建築物等の適正管理に関する条例』の中でゴミ屋敷を特定不良居住建築物等と表記しています。
特定不良居住建築物等の条件は以下の通りです。
(6) 堆積物等による不良な状態 居住建築物等において、物品が堆積、散乱等した状態、雑草および立木竹が繁茂した状態等であって、これらにより周辺の生活環境に著しい影響を及ぼし、またはそのおそれのある状態をいう。
(7) 特定不良居住建築物等 堆積物等による不良な状態にあると認められる居住建築物等をいう。
(引用元:練馬区空家等および不良居住建築物等の適正管理に関する条例)
上記のように、いわゆるゴミ屋敷条例を定めている自治体では『物が多すぎて周辺の生活環境に著しい影響がある状態』の家をゴミ屋敷として定めています。
自分の家がゴミ屋敷かどうかがわかる『ゴミ屋敷の特徴チェックリスト』
家に大量の物があるのがゴミ屋敷の定義と言われても、どの程度の量から大量なのかがわからないという方もいるはずです。
そんな方のために、自分の家がゴミ屋敷かどうかがわかるゴミ屋敷の特徴チェックリストを作成しました。
ぜひ自分の場合当てはまる項目がないかをチェックしてみてください。
①足の踏み場がない
足の踏み場がないほど物が多いのはゴミ屋敷の典型的な特徴の一つです。
片付けられずに床の上に物を置いてしまうこと自体はよくあることです。
しかし、床の全てが物で埋まっており足の踏み場がないという状態は生活に支障が出ているといえます。
特に通れない廊下や部屋があるほどゴミが積み上がっている状態であれば、ゴミ屋敷であると考えた方が良いでしょう。
②食べ残しなど飲食物のゴミが溜まっている
ゴミ屋敷では食べ残しや飲みかけのペットボトルなど飲食物のゴミが溜まっていることがよくあります。
生活しているとどうしても飲食物のゴミが出てしまいますが、すぐに捨てずに溜めてしまうのは危険です。
飲食物のゴミは溜まっていくと悪臭や害虫、カビなどが発生して室内が非常に不衛生な環境になってしまうからです。
もしゴミ屋敷ではなかったとしても飲食物のゴミが家に放置されている場合は、すぐに片付けるようにしましょう。
③悪臭・害虫が発生している
ゴミ屋敷の特徴として悪臭・害虫が発生していることがあります。
放置されたゴミが腐って悪臭が発生したり、家にある大量の物を餌・住処にして害虫が発生したりするからです。
だからといって、悪臭・害虫が発生していたら必ずゴミ屋敷というわけではありません。
夏場に飲食物のゴミを放置した場合など、ゴミ屋敷以外でも悪臭・害虫が発生してしまうことはあります。
ゴミ屋敷の場合は悪臭・害虫が発生した時に大量の物があるため原因が特定できない、もしくは原因がわかっても簡単に処分できずなかなか改善できないのが特徴です。
④物を置いてあるせいでトイレやお風呂場が使用できない
物を置いてあるせいでトイレやお風呂場が使用できない状態もゴミ屋敷の典型的な特徴になります。
ゴミ屋敷かどうか考える時には「家の中に物が多いことで日常生活に支障があるかどうか」が重要です。
自宅でトイレやお風呂場を使用できなくなると、わざわざ銭湯などに出かける手間が増えたり入浴回数が減って健康状態が悪化したりと生活の質が大きく低下します。
そのため、大量の物を置いてあるせいでトイレやお風呂場が使用できないということは、日常生活に支障があり、家がゴミ屋敷であるといえるでしょう。
⑤家の外にも物があふれている
家の中だけでなく庭やベランダ、玄関先など家の外にも物があふれていませんか?
家の中だけでは管理できないほど物が多くなってしまっているのは、まさにゴミ屋敷だと言えるでしょう。
家の外に物があふれていても日常生活には支障がないと思うかもしれません。
しかし、家の外に物があふれている状態は物が風で飛んでいったり雨水が溜まって悪臭や害虫が発生したりと、近隣住民や通行人にの生活に支障がある可能性があります。
屋外に物が溢れてい場合はすでに人に迷惑をかけるほどのゴミ屋敷であり早急に改善すべきと言う自覚が必要です。
⑥近隣住民や管理会社から苦情を言われたり注意をされたりしている
近隣住民や管理会社から苦情を言われたり注意をされたりしているということは、ゴミ屋敷になっている可能性が非常に高いサインだといえます。
ゴミ屋敷は住んでいる人が自分ではゴミ屋敷であることに気付けないことがあります。
住んでいる人にとっては家の中にある物をゴミと思っていなかったり、家の悪臭や汚れがあって当たり前と気にしていなかったりするからです。
もし近隣住民や管理会社から苦情を言われたり注意されたりした時には「自分の家はゴミ屋敷じゃない!」と否定する前に、家族や友人、もしくは行政などに相談してみることをオススメします。
ゴミ屋敷をそのままにする4つのリスク
ゴミ屋敷に住んでいる人の中にはゴミ屋敷を片付けなければと思っていても片付けられない人や、ゴミ屋敷でも気にせず暮らしている人がいます。
しかし、ゴミ屋敷をそのままにしていると様々な問題が発生する可能性があります。
ゴミ屋敷をそのままにすることで高まる4つのリスクについて解説します!
その1:火災
ゴミ屋敷をそのままにすることで高まるリスクの1つ目は火災です。
ゴミ屋敷には紙類や衣類など燃えやすい物が多いため、小さな火種でも大きな火事になってしまう可能性が高くなっています。
ゴミ屋敷の火災のリスクが高い理由のもう1つにはトラッキング現象があります。
コンセントとプラグの間にホコリと湿気が溜まると、火花が散るというのがトラッキング現象です。
ゴミ屋敷ではホコリや湿気が溜まりやすいためにこのトラッキング現象が起こりやすくなっており非常に危険です。
参考ページ:
2.トラッキング現象による火災-防災危機管理eカレッジ
その2:悪臭・害虫の発生
ゴミ屋敷をそのままにすると高まるリスクの2つ目は悪臭・害虫の発生です。
ゴミは長時間放置してしまうと腐って悪臭が発生するようになります。
家の中に悪臭が広がると頭痛や吐き気の原因になったり、洋服に悪臭が染み込んで職場で指摘されてしまうなど人間関係に悪影響が出たりする可能性があります。
また、ゴキブリやダニなどの害虫にとってはゴミ屋敷は餌や住処が豊富で発生・繁殖しやすい環境です。
害虫が発生すると害虫が気持ち悪いだけでなく、室内で糞をしたり屋外から菌を持ち込んだりと家の中がどんどん不衛生になってしまいます。
その3:アレルギーなどの健康被害
ゴミ屋敷はダニやカビが非常に発生しやすい環境です。
ダニやカビが増えると喘息やアレルギー症状が悪化し、健康被害が出る可能性が高くなります。
他にも害虫や害獣が持ち込んだ菌に感染してしまったり、足元の物につまずいて転んでケガをしたりなどの理由から健康を損なう可能性もあります。
病気やケガをするとそれまでよりももっと片付けるのが難しくなってゴミ屋敷がさらにひどくなってしまうため、健康被害が出る前にゴミ屋敷を片付けることが大切です。
その4:近隣住民とのトラブル
ゴミ屋敷で発生した悪臭が近隣住居にも広がったり屋外に積んである物が地域の景観を損ねたりと、ゴミ屋敷は近隣住民の生活に悪影響を与えます。
そのため、ゴミ屋敷があることで悪影響を受けた近隣住民から苦情を言われるなどトラブルになることがあります。
周囲の環境に明らかに悪影響がある場合は行政などから口頭や文章で指導されることもあるため、近隣住民や行政からゴミ屋敷について何か言われる前に片付けるようにしましょう。
ゴミ屋敷に対する行政の対応については以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
▶ゴミ屋敷は自治体に指摘される前に片付けを!放置するリスクを解説
ゴミ屋敷になる主な原因と対策
ゴミ屋敷にならないためにはゴミ屋敷になる原因を知って対策しておくことが重要です。
ゴミ屋敷になる主な原因と対策を5つ解説します。
自分の場合どれが当てはまるか、効果がありそうな対策はどれかなどをぜひ考えてみてください。
原因1:時間や精神的に片付ける余裕が無い
時間や精神的に片付ける余裕がないと、どんどん家の中にゴミが溜まってしまいゴミ屋敷になってしまうことがあります。
時間や精神的に余裕がなくて片付けができない時の対策は2つです。
1つ目は毎日15分など少しずつ時間を決めて片付けることです。
片付けはまとめてしようとすると多くの時間と労力がかかる大変な作業になってしまいます。
毎日少しずつ片付けて1回ごとの片付けの負担を少なくすることで、片付けを継続できるようになって部屋をキレイに保ちやすくなります。
2つ目の対策は、家族や友人、もしくは専門の片付け業者などに片付けを手伝ってもらうことです。
自分で片付けるのが難しい時には、人の手を借りて片付けることでゴミ屋敷になることをふせげるようになります。
原因2:物を増やしてしまう
次のように家の中に物を増やしてしまう性格や心理状態だと、家の中にどんどん物が増えてゴミ屋敷になってしまうことがあります。
- 買い物が好き
- 人がくれる物を断れない
- 物をたくさん集める趣味がある
- 物に囲まれていると落ち着く
物をどんどん増やしてしまう人は「物を1つ増やす時は1つ物を捨てる」「あらかじめ決めた収納スペースに入る量しか集めない」など、家の中に物が増えないようなルール作りが効果的です。
原因3:物が捨てられない
ゴミ屋敷の原因で特に多いのが以下のように物が捨てられない性格や心理状態です。
- 何年も着ていない服を「いつか着るかも」と思って捨てられない
- まだ使えるのに捨てるのがもったいないと思ってしまう
- 身の回りにある物に思い入れが強すぎて捨てられない
物が捨てられない時は、次の3つの対処法がオススメです。
- 1年以上着ていない服は捨てるなど処分する物の明確なルールを決める。
- まだ使える物はリサイクルショップに売ったり寄付したりする
- 思い入れのある物は写真に撮ってデータで保存しておく
まだ使える物は必要な人の手に渡るように手配したり、思い入れのある物はデータなど他の形で残したりすることで、捨てられなかった物を手放しやすくなります。
原因4:社会から孤立している
一見ゴミ屋敷と社会からの孤立は関係なさそうに見えますが、実は社会から孤立している状態もゴミ屋敷になりやすい原因の1つです。
社会から孤立していると他の人の目がないため、ゴミ屋敷であることに気づかなかったり、ゴミ屋敷でも困らないと感じたりしやすくなります。
また、孤独感を物で埋めようとして家の中に物をどんどん増やしてしまうケースもあります。
社会から孤立していると感じる場合には、近所の人と挨拶をしたり地域のサークルに参加してみたりなど、人とコミュニケーションを取る機会を意識して増やすようにしてみましょう。
原因5:うつ病など精神疾患や発達障害など心身の状態に不安がある
精神疾患や発達障害など心身の状態に不安があることで、ゴミ屋敷になってしまうことがあります。
うつ病などの精神疾患になると気力や体力が落ちて片付ける意欲がわかなくなってしまう傾向があります。
また、精神疾患には不要な物も溜め込んでしまうため込み症など物を増やしてしまう疾患もあり、精神疾患が理由でゴミ屋敷になるケースは少なくありません。
ASDやADHDなどの発達障害はその発達障害の特性によってゴミ屋敷になってしまうことがあります。
ただし、ゴミ屋敷にしてしまうからといって必ず精神疾患や発達障害というわけではないことに注意が必要です。
精神疾患や発達障害がなくてもゴミ屋敷になってしまうことがあります。
もし精神疾患や発達障害があるかもと悩んでいる場合は、病院に相談してみましょう。
うつ病とゴミ屋敷の関係についてや発達障害とゴミ屋敷の関係については、以下の記事でそれぞれ詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
▶ゴミ屋敷の原因は病気かも?よくある病気の種類と解決策
▶ゴミ屋敷の原因は発達障害?良くある症状と対処法・公的支援まで解説 | お片付け24時
ゴミ屋敷を片付ける2つの方法
ゴミ屋敷をそのまま放置するのは火事などのリスクがあり危険だとわかっていても、ゴミ屋敷をどうやって片付ければ良いかわからないと悩む方もいるはずです。
ゴミ屋敷を片付けるには以下の2つの方法があります。
- 自力で片付ける
- ゴミ屋敷片付けの専門業者に依頼する
自力で片付ける方法にもゴミ屋敷片付けの専門業者に依頼する方法にも、それぞれメリットやデメリットがあるため自分に合った片付けの方法を選ぶことが大切です。
ゴミ屋敷を片付ける方法①自力で片付ける
ゴミ屋敷を片付ける方法の1つは自力で片付ける方法です。
ただし、ゴミ屋敷の片付けは手間も労力もかかり非常に大変なことから、ケースによっては1人で片付けられないことがあります。
次の条件に1つでも当てはまる場合は自力で片付けるのが難しいため、もう一つの方法であるゴミ屋敷片付けの専門業者に依頼する方法をオススメします。
- 間取りが3 DK以上
- ゴミが膝より上まで積み上がっている
- 大型の家具や家電が複数ある
- 片付けるための時間を確保できない
- 病気や怪我など健康状態に不安がある
ゴミ屋敷を自力で片付けるメリット・デメリット
ゴミ屋敷を自力で片付けるメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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ゴミ屋敷を自力で片付ける大きなメリットはやはり費用の安さです。
一方で、ゴミ屋敷の片付けには時間と労力がかかってしまうため、自力で片付けようと思ってもなかなか片付けられなかったり、途中であきらめてしまったりと最後まで片付けができない可能性があるのが大きなデメリットです。
また、ゴミ屋敷にはゴキブリなどの害虫が発生している可能性が高いのですが、自力で片付ける場合には自分で殺虫剤などで駆除して死骸処分まで行わなければいけません。
害虫駆除の作業が無理だと感じる方は、ゴミ屋敷の掃除は専門業者に依頼することをオススメします。
費用相場と片付けにかかる時間の目安
ゴミ屋敷の片付けに必要な費用とかかる時間はゴミ屋敷の間取りやゴミの量によって異なります。
例えば1LDKのゴミ屋敷を自力で片付ける場合の費用相場は約2万5千円で、かかる時間の目安は1日〜1週間程度です。
自力でゴミ屋敷を片付ける場合に必要な費用の内訳は主に以下の2つです。
- 必要な道具の準備(軍手・ゴミ袋・殺虫剤など)
- ゴミの処分費用
特に粗大ゴミや家電リサイクル法の対象家電などの家財処分に費用がかかりますが、1LDKの場合をシミュレーションしてみると約2万円程度です。
もしゴミを処理施設まで自分で運ぶのにレンタカーを借りる場合はレンタカー代も必要になるので費用はより高額になります。
ゴミ屋敷を自力で掃除するのにかかる時間はその人が片付けが得意かどうかや1日に作業できる時間などによって大きく変わります。
1LDKの間取りであっても1ヵ月以上かかってしまったり途中で挫折してしまったりするケースもあります。
自力でゴミ屋敷を片付ける手順
自力でゴミ屋敷を片付ける手順は以下の通りです。
- 目につく大きなゴミを撤去する
- 数の多いゴミを集める
- ゴミを分別しながら片付けていく
- 場所ごとに徹底的に物の処分を行う
- 埃を落とす
- 床や壁の拭き掃除を行う
- 水回りの黒ずみやカビを落とす
- 殺菌・消毒を行う
ゴミ屋敷の片付けをする前日にはくん煙剤タイプの害虫駆除剤を使用しておくと、作業中生きている害虫に出会う確率が減るのでオススメです。
ただし、ゴミ屋敷の場合は物が多くて薬剤の成分が届かない場所もあるため、害虫が苦手な方は別にスプレー型の殺虫剤も用意しておくと良いでしょう。
自力でゴミ屋敷を片付ける手順については行かな記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください
▶ゴミ屋敷の片付け方|自力でできる条件と効率よくきれいにするコツ
ゴミ屋敷を片付ける方法②ゴミ屋敷片付けの専門業者に依頼する
ゴミ屋敷を片付けるもう一つの方法はゴミ屋敷片付けの専門業者に依頼する方法です。
今まで業者に片付けを依頼したことがない人にとってはゴミ屋敷の片付けを専門業者に依頼する方法は少しハードルが高く感じるかもしれません。
しかし、たくさんのメリットがありますので、ぜひゴミ屋敷片付けの専門業者に依頼する方法も検討してみてください。
業者に依頼するメリット・デメリット
ゴミ屋敷の片付けを専門業者に依頼するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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ゴミ屋敷の片付けを専門業者に依頼すると、時間も労力もかけずにゴミ屋敷をキレイにできます。
また、業者にもよりますがハウスクリーニングや庭の樹木の手入れなど自分では難しい作業をゴミ屋敷の片付けと一緒に行ってくれる業者もあります。
ゴミ屋敷の中の物を片付けるだけでなく他にも住宅について悩みがある場合は、幅広いサービスを提供しているゴミ屋敷片付けの専門業者に相談してみましょう。
費用相場と費用を安くするコツ
ゴミ屋敷片付けの専門業者にゴミ屋敷の片付けを依頼した場合1LDKなら5万円以上、一軒家なら20万円以上が費用相場です。
間取り別のゴミ屋敷の専門業者の費用相場は以下の通りになります。
間取り | 料金相場 |
1R・1K | 30,000円~80,000円 |
1DK・1LDK | 50,000円~200,000円 |
2DK・2LDK | 90,000円~300,000円 |
3DK・3LDK | 150,000円~500,000円 |
4LDK以上 | 220,000円~ |
ゴミ屋敷片付けの専門業者の費用を安くするコツは以下の3つです。
- できるだけ自分で片付ける
- 不要な物は不用品買取業者に買い取ってもらう
- 複数の業者ら見積もりをとる相見積もりをする
ゴミ屋敷片付けの専門業者の費用は物の量が多いほど高くなるため、自分でできる範囲内でゴミ屋敷の物の量を減らしておくことがポイントです。
安心して依頼できる業者の選び方
安心して依頼できるゴミ屋敷片付けの専門業者を選ぶためには以下のポイントが重要です。
- 一般廃棄物収集運搬業許可などゴミ屋敷の片付けに必要な許可を取っている(もしくは許可を持っている業者と提携している)
- きちんとしたホームページがある
- 会社名や住所がはっきりしている
- 実績があり口コミが良い
- 分かりやすい見積もりを提示してくれる
しかし、初めて業者に依頼する人の場合は見積もりを見ても妥当な金額なのか、そもそもどのように見積もりを見れば良いのかがわからないかと思います。
そんな時にオススメなのが、複数の業者から見積もりを取る相見積もりをすることです。
複数の業者の見積もりを見比べることで自分のケースのゴミ屋敷片付けの費用相場や、見積もりのどこを見れば良いかがわかるようになります。
業者の選び方については以下の記事で詳しく解説していますので、業者を選ぶ前にぜひお読みください。
▶ゴミ屋敷の片付けに資格は必要?優良業者を選ぶポイントを解説!
ゴミ屋敷の片付けを依頼するならお片付け24時がオススメな3つの理由
「ゴミ屋敷の業者がたくさんありすぎてわからない…」
「自分に合うゴミ屋敷片付けの専門業者ってあるの?」
こんな風にお悩みの方にオススメなのがお片付け24時です。
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するならお片付け24時間がオススメな理由を、3つご紹介します。
24時間365日相談できて即日対応も可能
お片付け24時は24時間365日お問い合わせを受け付けております。
即日対応も可能ですので消防点検や引っ越しなど期日が決まっており、なるべく早く片付けたい人には特にオススメです。
また、お片付け24時の大きな特徴は問い合わせ方法を電話・メール・LINEから選べることです。
「メールの文章考えるのは面倒だから、電話でさっと用件を伝えたい」
「電話が苦手だからメールで問い合わせたい」
「普段使用しているLINEで業者ともやりとりをしたい」
以上のように、お客様のニーズに合った方法でお問い合わせいただけます。
どんな状態のゴミ屋敷でも依頼できる
「もしかしたら自分の家はゴミ屋敷じゃないかもしれないけど、ゴミ屋敷片付けの専門業者に片付けを依頼できる?」
「こんなに汚くても業者に依頼できるかな…」
初めてゴミ屋敷片付けの専門業者に片付けを依頼する場合、どんな状態なら依頼できるのかわからずに戸惑ってしまうこともあるかと思います。
お片付け24時はペットがいるゴミ屋敷や孤独死があった部屋など、どんな状態のゴミ屋敷でもご依頼できます。
また、ゴミ屋敷全体の掃除ではなく自力で片付けた後の不用品回収だけでもご依頼可能です。
お客様に合わせたサービスをご提案させていただきますので、ぜひ安心してお気軽に一度お問い合わせください
頭金0円で後払い・分割払いが利用できる
ゴミ屋敷の片付けを専門業者に依頼する時に悩むのが費用の準備です。
ゴミ屋敷の片付けはできるだけ早くしたいけれど、費用の準備がなかなかできないという人は少なくありません。
お片付け24時なら頭金0円で後払い・分割払いが利用できるので費用の準備に時間がかかる場合でもすぐにゴミ屋敷をキレイにできます。
実際に頭金0円で分割払いを利用されたお客様の事例をご紹介します。
「社員寮の部屋がいつの間にかゴミ屋敷に…」
「片付けないと解雇と言われてしまい、すぐに片付けたい」
- 作業時間:1時間
- 作業内容:残置物の全撤去/キッチン・浴室・トイレなど水まわり清掃
- 費用:8万円 (頭金0円の2万円4回払い)
社員寮に住んでいたお客様ですが、ゴミ屋敷を片付けないと解雇と言われてしまったため慌てて今回お片付け24時にご依頼くださいました。
玄関から奥の洋室までゴミが埋め尽くし悪臭を放っていましたが、4人のスタッフでわずか1時間ですっかりキレイになり、お客様も涙ながらに喜んでくださいました。
【埼玉県朝霞市でゴミ屋敷にお悩みならお片付け24時にご依頼がオススメ!】
ゴミ屋敷についてのよくある質問
これまでに様々なゴミ屋敷を掃除してきた実績豊富なお片付け24時が、ゴミ屋敷についてのよくある質問にお答えします。
ゴミ屋敷になってしまうのは男性・女性どちらが多いですか?
ゴミ屋敷になってしまうのが男性女性どちらが多いかという公的機関から出ているデータは今のところ存在していません。
しかし、ゴミ屋敷清掃業者に相談に来るお客様は女性が多いといわれています。
実際にお片付け24時の2023年度のお問い合わせ数では、女性からのお問い合わせの割合が58%と半分以上でした。
ただし、お片付け24時には女性スタッフがいることから、独身女性など女性スタッフに作業に来てほしい方に選ばれやすい業者だったことから女性のお問い合わせが多かった可能性もあります。
ゴミ屋敷に対する罰則はありますか?
ゴミ屋敷だからすぐに何か罰を受けるということはありません。
しかし、いわゆるゴミ屋敷条例のある自治体の場合は自治体からの命令に応じない時などに金銭の支払いを課せられる可能性もあります。
例えば、東京都八王子市の場合はいわゆるゴミ屋敷条例として「八王子市住居等における物の堆積等に起因する不良な生活環境の改善に関する条例」を定めています。
この条例の中では立入調査を拒否した者に3万円以下の過料(罰金)を、命令に違反した者に5万円以下の過料を課すとしています。
また、もし道路に物を置いている場合や、消火栓などの消火施設の利用の妨げになるような場所に物を置いている場合には、道路交通法や消防法などに反するとして罰せられる可能性もあります。
参考ページ:
八王子市は条例を制定し、 ごみ屋敷対策を推進します。
他の人の家がゴミ屋敷の場合はどうすれば良いですか?
他の人の家がゴミ屋敷の場合、ゴミ屋敷がマンションやアパートの部屋であれば管理会社に相談します。
管理会社に相談しても改善しない場合やゴミ屋敷が一軒家の場合はお住まいの自治体の役所で相談してみましょう。
もし自分の敷地内にまでゴミが入り込んでいる場合や、ゴミ屋敷の塀が崩れてケガをしたなどゴミ屋敷のせいであることが明らかな被害がある場合は弁護士に相談もオススメです。
自分でゴミ屋敷の住人に声をかけてしまうとゴミ屋敷の住人とトラブルになる危険性がありますので、苦情がある場合などはできるだけ管理会社や役所、弁護士などを通すようにしましょう。
まとめ:部屋を片付けてキレイな部屋で快適に過ごそう
生活に支障が出るほど家の中に物があふれている状態をゴミ屋敷といいます。
ゴミ屋敷になってしまうと火災や健康被害などのリスクがあるため大変危険です。
ゴミ屋敷になってしまった場合はそのまま放置せずに、自力もしくは専門の業者に依頼してできるだけ早くゴミ屋敷を片付け、キレイな部屋で快適に過ごすようにしましょう。
お片付け24時なら、どんな状態のゴミ屋敷でもご依頼可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
【ご相談・お見積もり無料!東京・千葉・神奈川・埼玉エリアでゴミ屋敷の定義にお悩みならお片付け24時がおすすめ!】
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