「相続した空き家、ゴミ屋敷になっているけれどどうしよう…」
「ゴミ屋敷化した空き家を片付ける時間もお金もないけれど、このまま放置していても大丈夫?」
空き家がゴミ屋敷になってしまっても、「空き家のために手間やお金はかけられない」と放置してしまう人は少なくありません。
しかし、ゴミ屋敷化した空き家を放置するのは、実は非常に危険です!
本記事ではゴミ屋敷化した空き家を放置するのが危険な理由と対策方法、費用相場を解説しています。
この記事を読むことで、ゴミ屋敷化した空き家をどうすればい良いかがわかるようになります!
目次
ゴミ屋敷化した空き家を放置すると危険な4つの理由
「空き家なら誰も住んでいないし、ゴミ屋敷になっていても問題ないのでは?」
このように考える方もいるかもしれませんが、実はゴミ屋敷化した空き家を放置するのは非常に危険です。
ゴミ屋敷化した空き家を放置すると危険な4つの理由を解説します!
理由1:放火・不法投棄など犯罪に巻き込まれやすい
ゴミ屋敷化した空き家を放置すると、放火・不法投棄などの犯罪に巻き込まれやすくなります。
元々空き家は人の目が少ないことから、放火の対象として狙われやすいといわれています。
実際に2024年5月には山形県酒田市で空き家などが焼ける火事が相次いでおり、放火の疑いがあると報道されました。
空き家がゴミ屋敷になっていると、庭や玄関先などに燃えやすい物が置いてあることが多いため、引火しやすく、火事の被害も大きくなりやすいので非常に危険です。
また「雑草などが生い茂る管理されていない場所」「すでにゴミが置いてある場所」は不法投棄されやすい条件として知られています。
ゴミ屋敷化した空き家はこの条件に当てはまっていることが多く、不法投棄されやすい環境だといえます。
一度不法投棄されてしまうと、その物品は土地の所有者が処分しなければいけなくなってしまうので、早めの対策が必要です。
参考ページ:
【酒田市中心部で空き家などが焼ける火事相次ぐ 放火の疑い|NHK 山形県のニュース】
【【不法投棄対策】土地所有者(管理者)の皆様へ – 新潟県ホームページ】
理由2:悪臭・害虫・害獣が発生しやすい
ゴミ屋敷化した空き家は、悪臭・害虫・害獣が発生しやすくなっています。
悪臭は、残されていた生ものが腐ったり、排水管から下水のニオイが上がってきたり、カビが発生したりすることによって発生します。
害虫・害獣は隙間があれば餌や住処を求めて空き家に入り込んできます。
ゴミ屋敷化した空き家の場合、餌や住処になる物がたくさんあるため、住み着き、繁殖し、害虫や害獣が大量発生するケースが少なくありません。
害虫・害獣が増えると、害虫・害獣の糞尿や死骸によってさらにひどい悪臭がするようになります。
また、害虫・害獣は外から感染症などの病原菌を空き家に持ち込むことがあるため、空き家の中の衛生環境が悪くなってしまうことにも注意が必要です。
ゴミ屋敷に害虫が発生しやすい理由や、駆除方法等は以下の記事で詳しく解説しています。害虫にお困りの方はぜひ参考にしてください。
▶ゴミ屋敷で虫を見つけたら?発生する害虫の種類と放置してはいけない理由 | お片付け24時
理由3:近隣住民とトラブルになることがある
ゴミ屋敷化した空き家を放置すると、近隣住民には以下のような悪影響があります。
- 放火や不法投棄など地域の治安が悪くなる
- 悪臭が近隣住居にまで届く
- 害虫・害獣が近隣住居に侵入する
- 放置された雑草や庭の木の枝が近隣住居の敷地に侵入する
そのため、近隣住民が不満や悩みを抱え、近隣住民とトラブルになることがあります。
特に、放置された庭の木の枝が隣家に侵入したり、悪臭によって近隣住民に健康被害が出るなど「明らかにゴミ屋敷化した空き家に原因があり」、「実際に被害がある」状況の場合は、訴訟を起こされる可能性もあります。
近隣住民とのトラブルは非常に大きなストレスになるうえ、空き家の悪い評判が地域で広がってしまうと、空き家を賃貸や売却する際に、借り手・買い手が見つかりにくくなるなどの影響も考えられます。
近隣住民とのトラブルになる前にゴミ屋敷化した空き家を改善するようにしましょう。
理由4:家屋が劣化・倒壊する可能性がある
ゴミ屋敷化した空き家を放置すると、家屋が劣化し、最悪の場合倒壊する可能性があります。
空き家が倒壊した場合、隣家や道路の通行人などに人的被害が出る可能性があり非常に危険です。
放置された空き家で家屋が劣化する主な原因は以下の4つです。
- 換気不足により湿気やカビで木材が腐敗する
- 雨漏りの発見が遅れ、雨水によって木材が腐敗したり金属が錆びたりする
- 害虫・害獣の糞尿によって柱や床材などが痛む
- 水道を使用しないことにより給排水管に異物が入ったり、ひび割れたりする
害虫の中でも、家屋に深刻な被害をもたらすのがシロアリです。
シロアリは木材を食べます。
建物にとって重要な柱がシロアリに食べられてしまうと、倒壊の危険性も高くなります。
管理されていないゴミ屋敷化した空き家は、湿気がこもりやすく、湿気を好むシロアリにとっては住みやすく繁殖しやすい環境です。
そのため、片付けたり定期的に換気をしたりしてシロアリが繁殖しにくい環境にすること、シロアリが発生した時にすぐわかるように定期的にチェックしておくことが重要になります。
空き家やゴミ屋敷は法律・条例でも対策を求められている
空き家やゴミ屋敷は、放置すると近隣住民やその地域にとっても悪影響があるため、以下のように法律・条例でも対策を求められています。
空家等対策の推進に関する特別措置法
空き家に対しては、国で空家等対策の推進に関する特別措置法という法律を定めています。
倒壊の危険性がある空き家や、適切に管理されていない空き家を対象に、行政が指導・勧告できる法律です。
指導とは、現状を改善するように口頭や書面で指導することです。
指導に従わない場合は、勧告の対象となります。
勧告では、指導よりも具体的な内容で改善が求められ、いつまでに改善するようにという期日も定められます。
また、勧告された場合は税負担の軽減措置(住宅用地特例)が受けられなくなります。
通常、住宅用の土地は200㎡までは1/6、それ以上の面積は1/3の金額に固定資産税の負担が軽減されています。
この軽減措置が受けられなくなるので、今までより高額な固定資産税を支払わなければいけなくなってしまうのです。
勧告が行われても改善されない場合は、より強制力のある「命令」や、行政が代わりに改善を行ってその費用を請求する「行政代執行」などの措置が行われることもあります。
参考ページ:
【国土交通省|住宅:空き家対策 特設サイト】
ゴミ屋敷に関する条例
ゴミ屋敷に関しては、国の法律は現在はありませんが、自治体によっては条例を定めて対策を行っています。
例えば、東京都足立区では「足立区生活環境の保全に関する条例」にゴミ屋敷に関する事項が定められています。
ゴミ屋敷に関する苦情・相談があった場合、行政が調査を行い、必要に応じて指導・勧告などの措置を行います。
それと同時に、医療・福祉・介護など必要な支援を行い、再発防止策も講じていくことをこの条例で定めています。
足立区では実際に、平成24年から令和5年の間に354件のゴミ屋敷についての苦情・相談を受け付け、315件を「足立区生活環境の保全に関する条例」に基づいて解決してきました。
参考ページ:
【足立区のごみ屋敷対策事業】
ゴミ屋敷化した空き家対策①自分で片付ける
「ゴミ屋敷化した空き家を放置すると危険と言われても、どうしたら良いかわからない…」
そんな方のために、ゴミ屋敷化した空き家の対策をご紹介します!
まず一つ目の対策方法は、自分で片付けることです。
自分で片付けられる空き家には条件があるので注意!
ゴミ屋敷化した空き家の中には、物が多すぎるなど自分では片付けるのが難しいケースも多くあります。
ゴミ屋敷化した空き家を自分で片付けられるのは、以下の4つの条件を全て満たしているケースです。
- 片付けるための時間・人手が確保できる
- 間取りが3DKより狭い
- 物の量が少ない
- 大型の家具や家電がほとんどない
ゴミ屋敷化した空き家を片付けるには時間と人手の確保が必要です。
一軒家のゴミ屋敷化した空き家を片付ける場合には、一人だと2〜3週間ほどの時間がかかるとされています。
また、大型の家具や家電が1つでもあれば、一人で運び出すのは困難なため、一緒に運んでくれる人手も必要になります。
時間と人手を確保できたとしても、物の量が多い場合や、大型の家具や家電がたくさんある場合は、負担が大きすぎて自分で片付けるのは難しくなります。
物の量が多いか少ないかの判断が難しい場合に参考になるのが、間取りです。
3DK以上の間取りの場合は自分で片付けられないほどの荷物の量になることが多く、自分で片付けられるのは3DKより狭い間取りといわれています。
ゴミ屋敷化した空き家を自分で片付けるメリット・デメリット
ゴミ屋敷化した空き家を自分で片付けるメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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自分でゴミ屋敷化した空き家を片付ける一番のメリットは、費用が少額ですむことです。
不用品の処分や運搬のための車両費などはかかりますが、業者に依頼するよりは安くすませることができるでしょう。
デメリットは、時間と労力がかかるうえ、実際に片付けにどの程度時間がかかるか事前にわからないことがあります。
売却日が迫っている時など、急ぎの場合は間に合わない可能性もあるので注意が必要です。
また、しつこい汚れや悪臭などは自分ではキレイにできないこともあります。
不用品を運搬する途中でケガをしたり、空き家にたまったホコリやダニでアレルギー症状が出たり、害虫や害獣が持ち込んだ菌によって病気になる可能性もあるので、マスクの着用や手洗いなど衛生対策も必須です。
自分で片付ける場合の費用相場
自分でゴミ屋敷化した空き家を片付ける場合、費用は物の量によっても異なりますが、25,000円以上かかると考えておいた方が良さそうです。
内訳は以下の通りです。
①片付けに必要な道具の準備 3,000~5,000円
汚れても良い服や、軍手、ゴミ袋、ビニールひも、殺虫剤など片付けに必要な道具の準備に大体3,000〜5,000円かかります。
②燃やすゴミ・燃えないゴミの処分費用 6,000円~
普段は無料で収集してもらえる自治体もある燃やすゴミ・燃えないゴミですが、一度に大量に廃棄する場合、費用がかかります。
中野区の場合、一度に多量の燃やすゴミを処分する場合、45リットル1袋につき300円、70リットルにつき600円かかります。
例えば、45リットルのゴミ袋20袋を廃棄する場合、6,000円の費用が必要です。
ゴミ屋敷によっては45リットルのゴミ袋100袋以上を処分することも少なくありません。
③粗大ゴミ・リサイクル家電の処分費用 15,000円~
粗大ゴミ・リサイクル家電は燃えるゴミとして処分できないため、別途処分費用がかかります。
粗大ゴミ・リサイクル家電の種類、大きさ、数によって異なりますが、15,000円以上はかかると考えておいた方が良さそうです。
参考ページ:
【令和5年10月1日から廃棄物処理手数料が変わりました | 中野区】
粗大ゴミ・リサイクル家電の処分費用の例
粗大ゴミ・リサイクル家電の処分費用は、種類や大きさ、個数などによって大きく変わります。
例として、生活に最低限必要そうな品目で計算してみました。
例えば、生活に必要な上下布団・衣装ダンス・テーブル・イスを処分するためには2,500円かかります。(タンスやテーブルの大きさによっても異なります)
布団(1枚につき) | 400円 |
たんす(高さ+幅=135cm以下) | 400円 |
テーブル・座卓(最大辺100cm以上150cm未満) | 900円 |
イス | 400円 |
(参照元:排出品目検索|中野区)
リサイクル家電は製品の大きさや品目によって異なりますが、一番安い物だったとしてもエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機を処分するには8,580円必要です。
エアコン | 990円から9,900円まで |
テレビ | 1,320円から3,700円まで |
冷蔵庫・冷凍庫 | 3,740円から5,600円まで |
洗濯機・乾燥器 | 2,530円から3,300円まで |
(引用元:家庭のエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の処分 | 中野区)
以上を合計すると、11,000円を超えました。
実際はもっと多くの粗大ゴミ・リサイクル家電を処分する可能性が高いため、処分費用として15,000円以上はかかると考えておいた方が良いでしょう。
ゴミ屋敷化した空き家対策②業者に片付けを依頼する
ゴミ屋敷化した空き家の対策には、業者に片付けを依頼するという方法もあります。
業者に片付けを依頼した方が良いケースや、メリット・デメリット、費用相場等について詳しく解説します!
業者に片付けを依頼した方が良いケースとは
業者に片付けを依頼した方が良いケースは、以下の条件のうちどれか一つでも当てはまるケースです。
- 時間・人手の確保が難しい
- 間取りが3DK以上ある
- 物の量が多い
- 大型の家具・家電が多くある
- ケガや病気など健康に不安がある
ゴミ屋敷化した空き家の片付けは非常に大変です。
作業時間は長時間かかり、大型の家具・家電が一つでもあれば人手も必要なため、時間・人手の確保が難しい場合には業者に依頼するのがおすすめです。
物の量が多い場合や大型の家具・家電が多くある場合も、それら全てを片付けるためのモチベーション・体力の維持が難しいため、業者に依頼した方が良いでしょう。
ゴミ屋敷化した空き家の片付けには体力だけでなく、作業の段取りをつけたり、物を分別したりと頭も使う必要があるため、精神的にも非常に疲れます。
ケガや病気など健康に不安がある場合も、自分で片付けるのは避けた方が安心です。
業者にゴミ屋敷化した空き家の片付けを依頼するメリット・デメリット
ゴミ屋敷化した空き家の片付けを業者に依頼するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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業者に片付けを依頼すると、業者にお任せできるので時間も労力もかけなくてすみます。
片付けに必要な時間も事前にわかるので、今後の予定が立てやすいのもメリットの一つです。
業者に依頼するデメリットは、自分で片付けるのより費用が高くなることです。
しかし、自分で片付ける手間や労力を考えると、決してコストパフォーマンスは悪くないといえます。
特にケガや病気などで健康に不安がある人は、無理をするとケガや病気が悪化し、治療費がかかったり生活に支障が出たりする可能性があります。
そのため、無理せず業者に依頼するのがおすすめです。
業者に片付けを依頼する場合の費用相場
業者にゴミ屋敷化した空き家の片付けを依頼した場合の費用の相場は以下の通りです。
間取り | 料金相場 |
1R・1K | 30,000円~80,000円 |
1DK・1LDK | 50,000円~200,000円 |
2DK・2LDK | 90,000円~300,000円 |
3DK・3LDK | 150,000円~500,000円 |
4LDK以上 | 220,000円~ |
業者の費用の内訳は主に以下の3つです。
- 人件費
- 不用品の処分費用
- 車両代
空き家に物が多いほど、スタッフの人数が増えたり、処分する物が増えたり、大きな車両が必要になったりするため、費用が高くなります。
また、ハウスクリーニングや害虫・害獣駆除などのサービスを申し込む場合、それぞれのサービス料金が加わるため費用が高くなります。
業者に片付けを依頼する場合に費用を安く抑える4つのコツ
「業者に片付けを依頼したいけれど、費用の準備が難しい…」
そんな方のために費用を安く抑える4つのコツをご紹介します!
その1:できるところまで自分で片付ける
業者の費用は空き家にある物の量が多いほど高くなるため、できるところまで自分で片付けることで、業者に支払う費用を安くすることができます。
「たくさん片付けなければ!」と気負わなくても、以下のことをするだけでも少し費用が安くなりますよ。
- 燃やすゴミを少しずつ自治体の収集に出す
- 粗大ゴミを自治体の清掃事務所や処理施設に持ち込む
- 相続する物は先に相続する人の家に運んでおく
その2:相見積りをとる
複数の業者から見積りをとることを、相見積りといいます。
相見積りをとることで、他の業者よりも安い業者を見つけることができます。
ただし、他の業者と比べて格安すぎる業者は、後から高額請求をされたり、不法投棄をしたりする悪徳業者の可能性があるため注意が必要です!
相見積りをとりながら、値段だけでなく、業者の応対の丁寧さやそれぞれのサービス内容なども比べ、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
その3:不用品買取を利用する
いらないけれどまだ使える物を買い取ってもらうことを、不用品買取といいます。
不用品買取を利用することで、処分費用を支払うのではなく買取金額を得られるため、支払金額を下げることが可能です。
ただし、リサイクルショップや中古販売店は出張買取をしていない場合や、買い取れる物品が限られている場合もあるので注意しましょう。
自分で店舗まで持ち込んだのに、結局買い取りも処分もしてもらえず、また持ち帰らなければいけなくなるケースもあります。
ゴミ屋敷化した空き家の片付けと不用品買取を同じ業者に依頼すると、片付けと同時に買取も行ってくれ、非常にスムーズに作業が進むのでおすすめです。
その4:利用できる自治体の補助金・制度があるか調べてみる
自治体や自分の状況によっては利用できる補助金・制度がある場合があります。
費用でお悩みの場合はぜひ一度、役所などで調べてみることをおすすめします。
例えば、生活保護や児童扶養手当を受給している世帯では、粗大ゴミの処分手数料が免除・減免される場合があります。
また、空き家を片付けた後に売却や貸し出しをする場合に、片付け費用を助成してくれる自治体もあります。
参考ページ:
【粗大ごみ処理手数料(料金)の減免|板橋区公式ホームページ】
【【補助】令和6年度富岡市空き家家財道具等片付け補助金】
片付けた後の空き家はどうする?
ゴミ屋敷化した空き家を片付けた後は、どうすれば良いのでしょうか?
実は、一度片付けたからといってまた空き家を放置するのは危険です。
管理されていない空き家は、ゴミ屋敷ではない場合でも、犯罪に巻き込まれたり、害虫・害獣が発生したりという危険性があるからです。
ゴミ屋敷化した空き家を片付けた後にとるべき方法を3つご紹介します!
ケース①維持・管理する
空き家の所有を維持する場合、定期的な換気・清掃などの管理が必要です。
月に1回程度は空き家を訪れ、以下のお手入れをしましょう。
- 換気…湿気がこもるのを防ぎます
- 拭き掃除・掃き掃除…ホコリが溜まるのを防ぎます
- 通水…給水管・排水管のサビや、封水トラップの水がなくなってしまうのを避けるために、1分ほど水を流しましょう
- 水回りの掃除…カビの発生を防止します
- 郵便物の回収…広告などが溜まっていると管理されていない空き家だと思われ犯罪に巻き込まれやすくなるため、郵便ポストを空にします
- メンテナンスが必要かどうかのチェック…雨漏りや壁面にヒビ・はがれがないか、害虫・害獣が入り込んでないかなどチェックしましょう
空き家を維持・管理する場合、固定資産税の支払いや水道料金の支払いが必要になります。
夜間しかお手入れに訪れられない場合は、電気の契約・料金支払いも必要になるでしょう。
ケース②賃貸に出す
キレイにした空き家を賃貸に出すという方法もあります。
空き家を賃貸に出す際は、不動産会社に依頼するのが一般的です。
賃貸に出すと、人が住むことで家が傷みにくくなり、家賃収入も見込めるメリットがあります。
一方、入居者とトラブルになる可能性や、人が住めるように設備を整えたり、入居者が集まるための広告を出したりと費用がかかるというデメリットもあります。
家賃収入とかかる費用で収益が見込めるかなどは空き家の状態や立地などによって大きく異なるため、気になる方は不動産会社に相談してみると良いでしょう。
ケース③売却する
片付けた後の空き家の維持・管理、賃貸に出すのが難しい場合は売却するのがおすすめです。
売却すれば、その後空き家に手間や費用をかけずにすむため、非常に楽になります。
空き家を売却する場合、仲介業者を通して個人に売る場合と、不動産会社・買取業者など業者に売る場合があります。
個人に売る方が値段は高くなりやすいですが、築年数が古い家や傷んでいる家など人気のない物件はなかなか買い手が見つかりにくいという難点があります。
不動産会社・買取業者など業者の方が、値段は安くなりやすいですが、幅広い物件を買い取ってくれます。
空き家の状況に応じて売却先を検討するのが良いでしょう。
ゴミ屋敷化した空き家の片付けを業者に依頼するならお片付け24時がおすすめ
ゴミ屋敷化した空き家の片付けを業者に依頼するなら、お片付け24時がおすすめです!
その理由を解説します!
どんな状態の空き家でも依頼できる
お片付け24時はゴミ屋敷の片付け・ハウスクリーニングはもちろん、害虫・害獣の駆除や、庭の剪定など幅広いサービスをご提供しています。
そのため、どんな状態の空き家でもご依頼可能です!
例えば、動物を飼っていたゴミ屋敷の場合、動物の糞尿による衛生環境の悪化や悪臭がひどいため、消毒や消臭作業が必要になります。
お片付け24時では消毒・消臭作業も可能ですので、動物を飼っていたゴミ屋敷でもキレイに片付け、清潔な状態に戻すことができます!
リフォームや売却の相談もできる
お片付け24時では、リフォームや売却の相談も承っています。
空き家を売却する際、どこまでキレイに片付けなければいけないか、それによって売値がどう変わるかは仲介や売却する業者によって大きく変わります。
そのため、片付け業者と売却業者両方と話しながら進める手間が発生します。
お片付け24時なら、片付けの相談も売却の相談も同時にできるため、非常にスムーズに売却まで進められます。
片付けた後の空き家をどうすれば良いか悩んでいる方は、ぜひお気軽にお声がけください。
頭金0円で分割払い・後払いが利用できる
お片付け24時なら頭金0円で分割払い・後払いが利用できるので、費用の準備が難しい時でも安心してご利用いただけます。
自社払いの分割ローンなら最大60回の分割が可能なので、お片付け後に無理のない計画でお支払いいただけます。
(自社ローンのご利用・分割払いには審査があります)
実際に後払いをご利用されたご依頼をご紹介します。
「実家の空き家を手入れできていないまま、放置してしまっている…」
「空き家を売却することにしたので、その前に片付けたい」
- 作業時間:1日
- 作業内容:片付けと不用品回収
- 支払方法:後払い
ご実家を相続したものの、仕事が忙しく、自宅から遠方にあることもあり手入れができなかったというお客様からのご依頼です。
近々売却することにしたものの、自分で片付けるのは難しいということでお片付け24時が片付けさせていただきました。
すっかりキレイになった実家に、お客様も「頼んで良かったです!」と満足なご様子でした。
今回の費用は、空き家を売却後の支払いにしたいということで、後払い制度をご利用いただきました。
【群馬県伊勢崎市で空き家のお片付けにお悩みならお片付け24時がおすすめ!】
ゴミ屋敷化した空き家についてよくある質問
ゴミ屋敷化した空き家についてのよくある質問にお答えします!
ゴミ屋敷化した空き家は誰が片付けるべきですか?
ゴミ屋敷化した空き家は、その空き家の所有者に片付ける責任があります。
ただし、空き家が相続した物で、相続人が複数いる場合、空き家の中の物は相続人にも相続する権利があります。
そのため、空き家を片付ける前には相続人全員に事前に連絡をし、空き家に残っている物の相続をどうするか確認しておきましょう。
空き家を解体する場合も片付けた方が良いですか?
空き家を解体する場合、片付けた方が良いか、どこまで片付けるべきかは解体業者によって異なります。
全く片付けをせずに、そのまま解体業者に依頼することも業者によっては可能です。
ただし、片付けなかった場合、その分解体業者に支払う費用が高くなります。
解体業者の費用も、処分する物の量に応じて高くなるからです。
費用をなるべく安くしたい場合は、片付け業者の見積りと、解体業者の見積り(片付けがしてあるパターンと片付けていないパターン)をそれぞれ比べることをおすすめします。
安心して依頼できる業者はどうやって選べば良いですか?
ゴミ屋敷の片付けを依頼する際、業者によっては、作業後に見積りより高額な請求をされるなどトラブルになることがあります。
安心して依頼できる業者を選ぶポイントは、以下の5つです。
- 無料で見積りしてもらえるか
- スケジュールが合うか
- 口コミが良いか
- 相場から著しく安い・高くないか
- 買取に対応しているか
業者選びについて詳しくは以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
▶家の中の片付け業者とは?悪徳業者を避けて良い業者を選ぶコツ
まとめ:ゴミ屋敷化した空き家を片付けて安心・安全な状態へ
ゴミ屋敷化した空き家を放置すると、以下の4つの危険性があります。
- 放火・不法投棄など犯罪に巻き込まれやすい
- 悪臭・害虫・害獣が発生しやすい
- 近隣住民とトラブルになることがある
- 家屋が劣化・倒壊する可能性がある
ゴミ屋敷化した空き家を所有している場合は、すぐに片付けて安心・安全な状態にしましょう。
自分で片付けるのが難しい場合は、業者に依頼するのがおすすめです。
お片付け24時なら、どんな状態の空き家でもお片付け可能、その後のリフォーム・売却のご相談もできますので、ぜひお気軽にご相談ください。