お片付け24時片付けコラム

2023.4.5

親が介護施設に入ることになったら?実家の片付けをスムーズに行うコツ

自分の親が年老いて介護施設や老人ホームに入ることになったら、必ず発生するのが実家の片付けではないでしょうか。実際に親の施設入居に伴い実家の片付けを行った経験のある人は「思った以上に大変だった」と感じているようです。
残された家をどのようにするのかによって片付けるレベルも変わってきますが、いつかは実家を片付けをしなければならないことならば、早いうちに手を付けておく方が後々楽になることは間違いありません。
今回は、親が介護施設に入る前にあらかじめ考えておきたいことをご紹介します。

実家の片付けはなぜ大変?

実家の片付けと聞いただけで大変だと感じるのはなぜなのでしょうか。考えられる理由を挙げてみました。

物が多い

多くの場合、実家は引越しや建て替えをしないまま長い時間が経っています。つまり、きれいに片付けをしていたとしても使っていない物が増えているということです。

例えば、家族が成長するにつれて必要になる物が変わったり、ライフスタイルの変化によって家電や家具などを購入したりしますよね。古い物は処分することもありますが、忘れたままになっていることも少なくないのです。お中元・お歳暮・結婚式の引き出物など、普段使わないからと奥にしまい込んでいたりすることはどこの家庭でも珍しくないのではないでしょうか。

思った以上に時間がかかる

不要な物を一般的なゴミとして捨てるためには分別が必要です。しかし、物が多ければ分別をするのも一苦労ですよね。また、中には賞味期限が切れた瓶詰や缶詰など中身を出さなければ捨てられない物も少なくありません。数が多ければその作業だけでかなりの時間を取ってしまう可能性があります。

自治体によって分別の方法は異なりますが、中身が入ったままの瓶詰・缶詰をそのまま捨てることができることはまずないと言っていいでしょう。バッグや靴など、分解しなければ捨てられない物は意外と多いので、思った以上に分別作業に時間がかかってしまうことを覚悟しておく必要があります。

子世代に頼ることが難しい場合もある

親の年齢が高ければ、子世代の年齢もそれなりに高くなっているはずです。それぞれに仕事や家庭があり、いつでも実家の片付けに駆け付けられるとは限りません。また、子供が飛行機の距離(海外も含む)に暮らしている可能性もあるでしょう。

実家の片付けそのものにも気力や体力が要ります。子世代が若くない時には、片付けをしたら腰を痛めてしまったり、翌日に寝込んでしまったりすることも考えられます。移動の費用も負担になる場合も少なくありません。

また、子供が複数いる場合、誰かの負担が大きくなり不公平感が強くなって関係が悪くなってしまう可能性もあります。長男だから自分がやらないと」と妻を連れて行って喧嘩になったり、誰か一人に押し付けてしまったりすることがないように注意する必要があります。

親と子の意見の相違

何を処分するのか・家をどうするのかで、親と子の意見が食い違うことも考えておかなければなりません。「もう家には戻らないので売却する」「誰かに貸して家賃収入を得る」「子供に譲る」など、選択肢はいろいろあるからです。親としては子供に住んでもらいたいと思っていても、子供の仕事や孫の教育関係で離れることが難しいというのは良くあることではないでしょうか。

それ以外でも、親世代と子世代の物に対する思い入れの違いもあります。ですので、できるだけ早いうちにきちんと話し合っておくことが大切です。

施設の入居前に実家の片付けをスムーズに行うコツとは

施設に入居する前に実家の片付けを行う際に、親がエンディングノートなどを用意していない場合、子世代は何をしておけばいいでしょうか。

持参する物をリストアップする

介護施設によって持参できる物が異なりますので、職員の注意をよく聞いたうえで持って行く物をリストアップしましょう。最低限の設備が揃っている場合もあれば、衣類以外は何もいらないというところもあるからです。必要な物を除外することで、片付ける物が減るというメリットもあります。

部屋が広くなければ季節が変わるたびに衣類の入れ替えをしなければなりません。実家を処分したり人に貸したりしているのであれば、子供の家で保管・レンタルルームを借りるなどの対策も必要です。

重要な書類や印鑑などの仕分け

実家の権利書・生命保険などの証券などの重要書類や実印など、なくしてしまうと困る物は良く調べてまとめておきましょう。使用しなくなった銀行の休眠口座などがないかなども同時によく確認しておくことが大切です。

また、意外な物として親個人が契約しているサブスクなども把握しておくとよいでしょう。年配の方でもPCを利用している人は多いですし、サブスクはPC以外にも広がっています。契約者が亡くなったときには銀行口座が凍結されるので支払いは強制的にストップします。しかし、クラウドサービスなどを利用していて写真などを保管している場合は、データがすべてなくなってしまう可能性があります。

売れる・譲る物は早めに手を付ける

実家に骨とう品・美術品など資産となる物がないかも確認が必要です。誰かに譲る約束をしている可能性もありますので漏れがないようにチェックしておきたいところです。他にも本人が不要と思っている物の中には資産価値がある物が含まれていないとも限りません。気になる場合は専門家に鑑定してもらうといいでしょう。

なお、骨とう品や美術品などで価格が高い物を売買する場合には税金がかかります。基本的には1個または1組が30万円を超えると「譲渡所得税」がかかります。また、金品を相続した時にも相続税がかかりますが、亡くなる前3年以内でなければ(2024年からは7年前まで延長)年間110万円以下なら贈与税がかからない制度もあります。

税金を納めるには書類を揃えたりする必要がありますので、早めに手を付けるのがおすすめです。

手に負えない場合は実家の片付けを業者に依頼しよう

実家の片付けは、実家をどうするのか・誰が行うかによって時間や手間が大きく変わります。例えば以前からゴミの分別や出し方が細かいと言われている鎌倉市の場合、ゴミの出し方を説明した60ページもある冊子まで発行されています。このように、自分たちだけで片付けを行えない場合には業者に依頼することも考えておくと安心です。

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