お金の断捨離と聞いて、何を思い浮かべますか？

「貯めるべきものなのに、断捨離しちゃうの？」
「お金こそ断捨離するものじゃないんじゃない？」

そんな声が聞こえてきそうですが、お金にも断捨離の考え方は使えるのです。今回はお金の断捨離について考えていこうと思います。

お金が住む環境を整える

お金が住む場所といえば、お財布ですよね。お財布が乱雑な状況だと、お金は逃げていくという話を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。買い物時にもらったレシートやポイントカードなどそのまま入っていると、お金は窮屈な気持ちになりどんどん逃げて行ってしまうのです。

お金に気持ちよくお財布に住んでもらうために、余計なものはなるべくお財布から取り除くようにするといいですよ。

たとえば、以下の４点。

・保険証
・期限切れ、もしくはあまり使わないポイントカード
・レシート
・使用頻度の低いクレジットカード

お子様がいる方は保険証を入れておかないと落ち着かない…なんていう方もいると思います。その場合はカードケースを用意して別に持つようにしましょう。

お財布の主役はあくまで現金。
きちんと整った環境で過ごす時間は、お金の滞在時間に大きく影響します。

お財布の中身を断捨離すると、応援したいお店にお金を回せるようになる

お金の滞在時間が変化する理由は、お財布の持ち主である私たちがお金の残高はもちろんクレジットカードやポイントカードなど把握できるからです。ポイ活にしてもポイントカードを厳選することで、ポイントが貯まるかつお気に入りのお店をリピートすることになります。最終的には自分の好きなお店へとお金を回すことができるようになるのです。

また好きなお店にはポイントが付くシステムがないのなら、潔くポイ活をしないのも手です。

ポイントカードを発行するお店はリピート客を増やし、そしてお礼に還元する目的があります。ですがあえて好きなお店ならポイントカードの発行をお断りすることもありですよ。

「そんな特典がなくても、あなたのお店だから何度も来ますよ」

これは大げさに言えばパトロンのようなものです。例えば欲しいものを買うときに、品質も価格もサービスもお店の雰囲気も好きなところだったら、長く続いてほしいと思いませんか？

お金は人の手を通過していくものですが「通貨」ともいいますね。
本当に好きなことやものに対してお金が通じていくことこそ、気持ちのいい流れだと思います。

使うために貯めるということ

お金は貯めるもの。そう聞くことが多いですが、実際なんの目的のために貯めているのでしょう。この質問にすぐ目的を答えられる人は意外と少ないのが現実です。

確かに人生何が起きるかわかりませんし、病気になり治療手術入院などとなったら必要になるのはお金ですね。ですがこの場合なら「病気になったときのために貯めている」とそう答えればいいはずなんです。

お金を貯めている方の多くは入用の際、柔軟に対応できるための予備費のような貯め方をしている方が多いのです。

お金はため池の水と貯水ダムの水に例えられる

断捨離の生みの親であるやましたひでこさんはこうおっしゃっています。

貯水池（ダム）の『ためる』とため池の『ためる』がありますね。入ってくる水と出ていく水の流れがある中で、必要な時に供給できるよう水を貯めて置ける場所です。
ため池は雨など自然から水が入ってきますが、どこかに使われたり流れていくことはないので、澱みが生じます。

引用元：@LIVING やましたひでこインタビュー

このため池で生じる澱みこそ、私はお金の流れが止まることで発生する澱みであり断捨離というお金の通過が必要な時だと考えます。

お金は人を動かす動力源

お金は目的をもって動かされるとき、本領発揮すると考えます。

例えば私が電車に乗り遠方に住む叔母の家まで行くとします。駅まで行き電車賃を払い、お弁当と飲み物を買ったとしたら、そこで発生したお金は私を動かすために力を貸してくれた動力となりますよね。そしてその動力となったお金は公共機関を運営する費用へとまわり、その機関を支える人々の動力となります。お弁当や飲み物だって、作ってくれた方のもとへ少なからずいくお金がありますし、販売してくれた方の動力にもなるのです。

お金は、人を動かすための動力もとい、エネルギーになるのです。

お金の断捨離とはエネルギーに変えて自分から回していくこと

お金は使うからこそまた自分のもとに入ってくるといえます。

貯蓄することが悪いこととは言いません。ですが、ある程度ゆとりをもってお金を使うことも時には必要です。

節約が美徳とされていますが、節約するにもエネルギーが必要ですよね。節約したことで手元にあるお金も素敵ですが、あなたがエネルギーを使って節約して生みだしたお金はそのエネルギーに対する同等な対価となっているでしょうか。

お金だけではなく、人それぞれが持っているエネルギー量は同じではありません。自分でできることはもちろんですが、自分には難しい…などの行動を起こすためのエネルギー不足を感じるのなら、そのエネルギーをお金に乗せて外注するというのもこれからは必要だと感じます。

お金の断捨離は決して失うことじゃない

勘違いしないでいただきたいのは、お金の断捨離は決して失うことばかりではありません。先ほどの話で言うならば、信用信頼がおける方にお金を払い、手を貸して頂くことはあなたの心に余裕を生み、人に対しても自分に対しても柔軟に考え行動できるようになります。

またその余裕ある心をもった行動から、新たにお金が入ってくるように世の中できています。不思議ですよね。でも実際私はそう感じています。

今の自分にとって必要なものを選ぶ目利きを

ここまでお話したことに共通して言えることはこちらの３つです。

・本当に自分に必要なものか？
・あれば便利だけど、なくてもいいのではないか？
・ずっと持っているけれど、今の自分には合わない気がする…という違和感

こちらはさきほどご紹介した、やましたひでこさんもおっしゃっていました。

自分の心と向き合い、自問自答をする。そうして感覚を研ぎ澄まし、使うべき時にお金を使えるよう意識を変えていくことがもっとも大切だと思います。

お金をエネルギーに！心と環境を片付けるお手伝いができるのは『お片付け24時』

情報社会となり手軽に多くの情報が手に入ることで、私たちは心にゆとりをなくしてしまい、お金はとにかく貯めておく！という思考でいっぱいな方は多いかと思います。

気持ちがザワザワしたり思考がまとまらないなどの状態に悩まされている方。または精神障害などをお持ちで、思うように感情の整理が進まない方も実は身の回りを片付けることで改善しますよ。

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