「ゴミ屋敷を出て行くことになり、1日で片付けしなければならない…これって可能?」
「1日でゴミ屋敷を片付けるには、やっぱり業者に依頼すべき?」
ゴミ屋敷の度合いによりますが、基本的に自力で1日で片付けは出来ません。
自分でゴミを捨てたとしても部屋自体が汚れているので、入居当初のようにキレイにはならないでしょう。
この記事では、ゴミ屋敷を自力で1日で片付けられない理由、自力で片付ける場合の準備と流れ、業者へ依頼するメリットをまとめています。
最後に、ゴミ屋敷の片付けを業者へ依頼する場合の費用相場についても触れているので、ぜひ最後までお読みください。
結論からお伝えすると、ゴミ屋敷を自力で1日で片付けるのはほぼ不可能です。
ゴミ屋敷とは部屋が散らかっているだけでなく、大量のゴミが積み重なったようなお部屋の状態。
物量が多すぎて1日で片付けられるとしても、玄関や台所など限られた場所を片付けるのが精一杯でしょう。
自力で1日で片付けられるのは、軽度の汚部屋までです。
具体的には多少衣類や雑誌などの紙類が散乱している程度のお部屋をさします。
この方のようにゴミではなく、ものが散乱しているお部屋が軽度の汚部屋です。
ものを収納するだけできれいになるので、片付けにはさほど時間がかかりません。
残念ながら、あなたが自力で1日でゴミ屋敷を片付けるのは無理です。
どうしても1日でゴミ屋敷を掃除しなければならないなら、片付け専門業者を頼りましょう。
片付け専門業者に依頼すれば、最短1日でゴミ屋敷の不用品を全て撤去し、清掃まで済ませられます。
ゴミ屋敷の売却が決まり、急いで片付けが必要な方、引っ越しの日程が迫っているのにゴミ屋敷状態のままという方は、片付け専門業者を頼ってみてください。
「なぜゴミ屋敷を1日で自分で片付けられないの?」と疑問を持った方もいますよね。
それには6つの理由があります。
そもそもゴミ屋敷を作り上げてしまうタイプの人は、片付けが苦手です。
元々性格的に大雑把なのはもちろん、発達障害やうつ病などの症状で片付けができない状態かもしれません。
片付けが苦手な方がどう頑張っても、長年かけて作り上げたゴミ屋敷を1日でリセットするのは難しいです。
ゴミ屋敷には、ゴキブリやダニ、ハエなどの害虫が発生していることがほとんど。
片付けの最中に害虫と鉢合わせしたり、手に乗ってくるなんてこともありえます。
ゴミを片付けながら害虫を駆除して…と考えると、1日で終わりそうにありませんよね?
特に虫が苦手な方は虫が出てきた時点で手が止まってしまい、片付けどころでは無くなってしまいます。
事前にくん煙剤などで害虫を駆除してから片付ける方法もありますが、駆除だけで数時間を要するため、片付けの時間が不足してしまうでしょう。
仮に1日で家中のゴミを袋に詰められたとしても、その日にゴミを全て捨てることはできません。
自治体によりますが、燃えるゴミは週に2回、燃えないゴミは週1回など頻度が決まっているからです。
車でゴミを直接持ち込める自治体もありますが、事前予約や受付時間が限られていることから1日でゴミ捨てを完了させるのはかなり難しいでしょう。
「集合ゴミ捨て場があるから大丈夫」と思う方もいますよね?筆者も同様の考えで、1日でゴミ屋敷の片付けに挑戦した経験があります。
しかし、ゴミが大量すぎてゴミをゴミ捨て場に持っていくだけでほぼ1日が終了。
片付けへの着手には至らず、1日でゴミ屋敷を片付けることはできませんでした。
ゴミ屋敷には不要な家具家電が放置されていることも多いです。
粗大ゴミは普通のゴミと違い、捨てるのに自治体の回収センターへの予約が必要です。
そのため、ゴミ屋敷を片付けると決意した日にゴミを回収してもらえません。
家具や家電などの粗大ゴミは大きなゴミであるため、捨て終わるまで部屋がスッキリ片付かないでしょう。
大量のゴミを捨てたあとは、お部屋の掃除が必須です。
ゴミが累積している部屋はホコリやチリで汚れているばかりでなく、ゴミから染み出した汁、カビやニオイが染み付いています。
壁や天井まで徹底的に拭き上げる必要があるので、掃除のプロでもない限り1日では掃除すら完了させられません。
ゴミを捨て終わって掃除が完了したあとは、部屋のものを収納しなおす必要があります。
ゴミ屋敷を作り上げる方はものを溜め込む傾向にあるので、不用品をある程度処分してもしまうべきものはかなり多いはず。
また、整理整頓自体も苦手な人が多いので、何をどこにしまうか考えるだけで時間がかかります。
収納が足りない場合はケースなどを買いに行き、戻ってきて収納する…現実的に考えて、1日でここまでの作業が自力でできる人はほぼいません。
どうしても自力で1日でゴミ屋敷を片付けたい方は、準備を徹底しましょう。
ゴミ屋敷を1日で片付けるには、人手が必要です。
家族や友人に声をかけて、ゴミ屋敷の片付けを手伝ってくれる人を集めておきましょう。
ここで注意したいのが、狭い家に大量の人を集めるとかえって効率が下がること。
1K程度の部屋なら3〜4名、1LDK〜2LDKなら4〜6名程度に絞り込みましょう。
片付けが得意でテキパキ掃除をしてくれそうな人を選んで声をかけてください。
次に、ゴミ屋敷の片付けや掃除に必要な道具を集めましょう。
掃除グッズが不足すると、手を止めて買い出しに出かけるタイムロスが生じるからです。
1日で完璧にゴミ屋敷を片付けるためには、時間を1秒でも無駄にしてはいけません。
ゴミ屋敷の掃除には、以下のようなグッズが必要です。
トングや軍手は人数分、ゴミ袋や雑巾は大量に必要なので多めに買っておきましょう。
次に、ゴミ処理施設の営業日や営業時間を確認しましょう。
1日でゴミ屋敷を完璧に片付けるなら、ゴミ処理場へ直接ゴミを持ち込む必要があります。
ゴミ処理場のゴミの受け入れができる時間帯を確認し、片付け当日の持ち込みができるか確認しましょう。
自力で1日以内にゴミ屋敷を片付けるには、車が絶対に必要です。
ゴミ処理施設へゴミを持ち込む際などに使います。
軽自動車だとゴミを載せきれないので、少なくとも乗用車以上の車を用意してください。
車を持っていない方はレンタカーショップで、軽トラックを借りておくのがおすすめです。
ただし、軽トラックでも乗り慣れていないと運転が大変なので、乗用車クラスでも問題ありません。
なお、レンタカーを借りる際はシートが汚れないように、借りた時点でゴミ袋などでシートを養生しておいてください。
次に、自力でゴミ屋敷を1日で片付ける流れを紹介します。
まず協力者と片付けの場所を分担します。
先に分担を決めておけば、片付ける場所が重複せず効率的に片付けを進められます。
1人1ヶ所程度片付ける場所を振り分けて、その場所を徹底的にキレイにしてもらいましょう。
片付けの優先順位は玄関です。
玄関を片付けることで、ゴミを捨てる際の動線を確保できます。
分担した場所とは別に、最初は皆で協力して玄関を掃除しましょう。
その際にゴミを拾う人、ゴミを車へ持っていく人と役割を分けると効率的に片付きます。
次に玄関付近にものを一時的におく場所を確保します。
玄関が広いなら玄関に、玄関が狭い場合は廊下や入り口付近の部屋を先に片付けて、一時保管場所にしましょう。
一時保管場所に室内の家具などを置き、部屋を空の状態にして掃除できるからです。
ゴミ屋敷掃除の基本は、ゴミを集めて袋へ入れることです。
それぞれが分担に従ってゴミを拾い、袋へ詰めて行きます。
袋がいっぱいになったら保管場所へ置き、次の復路へ取り掛かりましょう。
ゴミを集め終わったら、保管場所のゴミを車へ移動させます。
次に、室内にある家具やものを一時保管場所へ移動させます。
部屋を空にして、掃除を楽にするためです。
一時保管場所にものを移動させ終わったら、廊下などにずらっと持ち物を並べて不用品と必要なものを分別しましょう。
ご自分で捨てるものを選べない方は、家族や友人の手を借りて判断してください。
不要なものはゴミ袋へ、必要なものは一時保管場所へ戻しておきましょう。
不用品の分別が終わったら、ゴミ処理場へゴミと不用品を持ち込みます。
ゴミ処理場の受付でゴミを引き取って欲しい旨を伝え、計量してもらって所定の代金を払えばゴミ捨て完了です。
ゴミを捨て終わったら家に戻り、先ほど家具などを移動させた部屋を掃除していきます。
カーテンレールなど高い位置からホコリを払いおとし、まずは掃除機をかけましょう。
次に雑巾等を使い天井や壁、床などの平面を拭きあげます。
掃除が終わったら保管場所に移しておいたものを収納します。
この際に自分で収納場所を判断せず、一緒に片付けをしている仲間と相談して、取り出しやすく再度散らかりにくい収納を考えてください。
整理整頓のコツは整理整頓で大切なのは優先順位!片付けられない考え方とはで紹介しています。
以下の条件に当てはまる方は、ゴミ屋敷を自力でなんとかしようとせずに、業者に片付けを依頼しましょう。
以下のような事情で、急遽1日でゴミ屋敷を片付ける必要が生じた方は、ゴミ屋敷の片付け業者を利用しましょう。
冒頭でもお伝えしたように、ゴミ屋敷を1日で自力で片付けるのはかなり難しいこと。
そのため、日数に余裕がない状態でのゴミ屋敷の自力での片付けはおすすめできません。
特に近隣住民や管理会社にすでにゴミ屋敷であることが伝わっているような場合、早急に片付けないと家を追い出されることも。
また、退去日が迫っている場合も、万が一片付けが終わっていないと解約が認められず、継続して賃料が発生します。
締め切りが決まっている状態での自力でのゴミ屋敷片付けはハイリスクなので、業者に頼んで片付けを終わらせましょう。
家族や友人を頼れない人も、ゴミ屋敷の片付けを業者に任せるべきです。
「ゴミを捨てるだけでしょ」と簡単に考えているかもしれませんが、ゴミ屋敷の掃除は思った以上に大変。
ゴミ捨てだけでなくその後の掃除、収納し直しを1日で終わらせることはできません。
そもそも、それが出来る方は部屋をゴミ屋敷にしていないはず。
筆者も一人でゴミ屋敷を片付けようとした経験がありますが、結局挫折してゴミ屋敷の片付け業者を頼りました。
周りにゴミ屋敷の片付けを手伝ってくれる人がいない、日程を合わせるのが難しい方は業者に頼んでゴミ屋敷の掃除をしましょう。
ゴミ屋敷を1日で自力で片付けるには、車が必須です。
部屋から運び出した大量のゴミを処理場へ持っていく必要があるからです。
そのため、車が用意できない方や免許がない方は自力での片付けはあきらめましょう。
筆者も免許を持っていない時代に一人でゴミ屋敷を片付けようとしましたが、部屋から出た大量のゴミで廊下が塞がり、かえって生活しにくくなり、業者を呼んでゴミを持って行ってもらいました。
ゴミ屋敷を1日で片付けるなら、片付け業者を呼びましょう。
どうして筆者が片付け業者の利用をおすすめするのか、その理由を5つ紹介します。
ゴミ屋敷の片付け業者は事前に見積もりを取り、室内のゴミの量に合わせて必要なスタッフを手配します。
依頼者が希望する日数で片付けが終わるよう調整してくれるので、最短数時間でゴミ屋敷が片付けられるのです。
そのため、自力で片付ける際のように友達や家族に協力を仰ぎ、スケジュールを調整する手間がありません。
ゴミ屋敷の片付け業者は、いわばゴミ屋敷の専門家です。
どうすれば最も早く部屋中のゴミを撤去できるか、掃除をして片付けを終わらせられるかを知り尽くしています。
筆者の体感ですが、一般の方が一人で1Kのゴミを集めるのに3時間かかるところ、プロは1時間もあればすっかりゴミを集め切ってしまうほど早いです!
特に退去日など片付けの期日が決まっている人は、自力ではなく片付け業者を利用した方が安心でしょう。
ゴミ屋敷に発生してしまった害虫の駆除や予防も、ゴミ屋敷の片付け業者にお願いできます。
害虫の死骸処理、巣が見つかった場合の対処も任せられるので、虫が大量発生しているゴミ屋敷でも安心です。
ゴキブリやハエは何度も発生するケースがあるので、ゴキブリを見かけたことがある方は害虫駆除もオプションで依頼しておくと良いでしょう。
片付けの専門業者は粗大ゴミを含めて、不用品を全てトラックに積み込んで回収します。
そのため、自分でゴミ処理場へ不用品を持ち込む必要はありません。
ゴミの分別も業者側でしてくれるので、あなたは「捨てるか捨てないか」の判断をするだけ。
時間がかかるゴミの分別や粗大ゴミの予約の手間がないだけでも、ゴミ屋敷の片付けはかなり楽になりますよ。
ゴミ屋敷はゴミを捨てたあとに、こびりついた汚れを落とす作業も欠かせません。
片付け専門業者はハウスクリーニングにも対応している業者が多いので、掃除まで全て任せられます。
ゴミ屋敷は生ゴミの汁やカビ、大量のホコリ、油汚れなどもプロの技術でピカピカにしてもらえますよ。
筆者はゴミ屋敷に住んでいた時代に部屋でタバコも吸っていたので、壁も天井も薄茶色に変色していました…。
お片付け業者さんにハウスクリーニング(喫煙していたので、特殊清掃もオプションでつけました)を頼んだところ、驚くほどキレイになりましたよ。
ゴミ屋敷の片付けを専門業者に依頼した場合の費用相場は、1K程度のお部屋で1.65万円からです。
ただし、ゴミの量や部屋の広さ、利用するオプション(害虫駆除やハウスクリーニング)によって費用は変わります。
平均的にゴミ屋敷の片付けをする場合の費用相場は5万円から、2LDK程度までで20〜30万円程度です。
多少費用はかかりますが、1日でゴミ屋敷を片付けられなかった場合のリスクを考えてみましょう。
ガス点検などを控えている場合は、ゴミ屋敷であることが管理者や家主にバレて、退去を促されることも。
退去勧告された場合は高額の原状回復費用が発生するケースも多く、20〜30万円以上のお金を払わないといけないかもしれないんです。
特に賃貸物件にお住まいの方は、後でかかる出費を減らすために今、ゴミ屋敷の片付け業者を利用した方が良いでしょう。
ゴミ屋敷を1日で片付ける方法について、よくある質問をまとめました。
ゴミ屋敷になっている部屋を、1人で1日で片付けるのはかなり難しいでしょう。
ちょっと散らかっている程度なら数時間程度ですが、ゴミ屋敷には大量のゴミや不用品が累積した状態。
そのため、ゴミを捨てるだけでも1日がかりの作業です。
ゴミ屋敷を1人で片付けるのは無理なので、手伝いを家族や知人に頼むか、業者に依頼して片付けてもらいましょう。
まず、ご自分でゴミ屋敷になった一軒家を片付けるのは難しいです。
ゴミ屋敷の片付け業者のようなプロであれば、1日で一軒家を片付けられる可能性があります。
ただし、ゴミがお庭にまで広がっているかどうかなど、状態によっては1日で片付けが終わらない可能性もあります。
事前に業者へ問い合わせた際に、1日で片付けたいと希望を伝えて、可能かどうか聞いてみましょう。
片付けが嫌いで集中力がない方は、無理に1日で片付けるのは諦めましょう。
1日1時間程度の片付けを継続した方が、集中力を切らさずにゴミ屋敷を片付けられる可能性があります。
とはいえ、1日1時間程度の短時間でゴミ屋敷を片付けるには1ヶ月〜半年程度の時間がかかるかもしれません。
一度ゴミ屋敷をリセットする意味でもまずは業者に片付けを依頼して、部屋をキレイにしましょう。
リセット後は1日30分程度片付けや掃除の時間を取るようにすれば、キレイになった部屋を維持できるはずです。
立ち退きが迫るワンルームの引越に伴うゴミ屋敷の片付けと清掃【埼玉県和光市】
今回ご紹介する事例は、賃貸物件をゴミ屋敷にしたことにより、立ち退きを迫られているお客様の事例です。
ご依頼はずばり「1日でゴミ屋敷を片付けて欲しい」というものでした。
お部屋が6畳のワンルームだったこともあり、お見積もりの時点で「スタッフ4名、4時間で清掃を完了させる」とお伝えしました。
お片付け当日にお客様のご自宅へ伺って作業を実施。
まずは玄関に積み重なっているゴミを作業員4人がかりで運び出しました。
ユニットバス、トイレにまでゴミがある状態でしたが、2時間程度で全てのゴミを撤去。
残りの2時間は、湿気の多い環境で壁や天井、床にこびりついたカビの清掃に当てました。
部屋全体を清掃し、水回りも新居のようにキレイにしたところで作業を完了し、お客様へご報告。
お客様からは「もう立ち退きに間に合わないと絶望していましたが、たった4時間で終わるとはさすがプロですね」とお褒めの言葉をいただきました。
ゴミ屋敷の大量のゴミの分別や掃除、整理整頓を1日で自力でこなすのはほぼ無理です。
早くゴミ屋敷から脱出したい、決まった日までにゴミ屋敷の片付けを終わらせなければならないなら、片付けの専門業者へお任せください。
お片付け24時はゴミが積み重なって足場のないゴミ屋敷でも、数時間で片付けた実績がございます。
さらにオプションでハウスクリーニングや害虫駆除、遺品整理にも対応。
空き家の解体や売却サポートにも対応しているので、ぜひゴミ屋敷の片付けを検討されている方はご相談ください。