ゴミ屋敷の片付けは自力で行うことも可能です。ただし、自力での片付けには限界もあるため、一定の基準を超えた状態のゴミ屋敷は、無理をせず業者に片付けを依頼した方が賢明です。
この記事では、年間300件以上のゴミ屋敷の片付けを行っている業者の立場から、自力での片付けの可能・限界ラインや手順などについて解説します。

ゴミ屋敷の状態は大きく5段階のレベルで整理でき、自分の家がどのレベルにあるかを把握することが「自力での片付けが可能かどうか」を判断する出発点となります。
上記のうち、床にゴミが散らばっている(レベル1)、あるいはゴミで床が見えない(レベル2)程度の状態であれば、自力での片付けも十分に可能です。
関連記事:ゴミ屋敷のレベルとは?5段階でわかる状態と対処の目安を徹底解説
一方、レベル3以上のゴミ屋敷になると、自力での片付けは急激に難しくなります。具体的には、
のいずれか1つでも当てはまる状態であれば、自力での片付けは肉体的・精神的な負担が非常に大きいため、業者に依頼した方が賢明です。
また、片付け作業は転倒によるケガのリスクや室内のホコリやカビを吸い込むリスクがあるため、仮にレベル1~2のゴミ屋敷であっても高齢の方や持病のある方などは無理をせず、業者に依頼することをおすすめします。

自力でゴミ屋敷を片付ける場合において、「どれくらいの時間がかかるか」は事前に見積もっておくべき重要な要素です。必要な日数の見積もりを誤ると、途中で挫折する可能性も高くなるからです。
ここでは、ゴミ屋敷を自力で片付ける場合に必要な日数の目安と、事前にそろえておくべき道具について解説します。
ゴミ屋敷を一人で片付ける場合における間取り別の必要日数の目安は、以下の通りです。
| 間取り | 必要な日数の目安(※) |
|---|---|
| 1R・1K | 1〜2日 |
| 1DK〜1LDK | 2〜3日 |
| 2DK〜2LDK | 3〜5日 |
| 3DK以上 | 4〜7日 |
※…1日あたりの実働は6〜8時間程度と仮定
なお、上記はレベル2(ゴミで床が見えない)程度のゴミ屋敷を想定した目安であり、必要な日数は「ゴミの量・種類」「室内の状態(汚れ具合)」「搬出のしやすさ」などによって変わってきます。特に生ゴミや粗大ゴミの比率が高いケースでは、想定よりも時間がかかりやすくなります。
ゴミ屋敷を自力で片付ける際に必要な道具としては、以下のものが挙げられます。
作業に取りかかる前に必要な道具をそろえておけば、途中で作業が止まりにくくなります。特にゴミ袋は途中で足りなくなることが多いため、少し多めに用意しておきましょう。

ゴミ屋敷を自力で片付ける場合は手順が非常に重要であり、やみくもな作業は挫折の原因となります。
ここでは、私たちの現場の知見をもとに、ゴミ屋敷を自力で片付ける際の効率的な手順を紹介します。
ゴミ屋敷の片付けを始めるにあたって、まずは自治体のゴミ出しルールと回収日を確認するようにしましょう。ゴミ出しのルールや回収日は自治体によって異なるため、事前に確認しておかないと大量のゴミを長期間抱え込んでしまうことになりかねません。
特に注意が必要なのが、一度に出せるゴミの量です。自治体の回収は一度に出せるゴミの量に上限が設けられていることが多いため、回収日ごとに計画的にゴミを出す前提でスケジュールを組むようにしましょう。
ゴミ屋敷ではゴミや物の陰に害虫が潜んでいる可能性があるため、作業中になるべく害虫に遭遇したくない場合は、片付け前にくん煙タイプの殺虫剤を使っておくことをおすすめします。
あらかじめ害虫駆除をしておけば作業中に害虫と遭遇する可能性が低くなり、片付けに集中することができます。
ただし、すでに害虫が大量発生している場合には、くん煙タイプの殺虫剤で駆除することは難しいため、業者への依頼も検討するようにしましょう。
関連記事:ゴミ屋敷で発生しやすい虫8種!原因や駆除方法・予防策を詳しく解説
害虫対策が済んだら、いよいよ片付け作業に入ります。ただし、手当たり次第に片付けるのではなく、まずは玄関から部屋の奥までの通路を確保するようにしましょう。
先にゴミを搬出するための動線を確保しておくことで、その後の作業が格段に進めやすくなります。転倒によるケガの防止にもなるため、まずは動く空間を作ることを優先するようにしてください。
動線を確保したら、ゴミのまとめ作業と残った物の仕分け作業を進めていきます。
ゴミをまとめる際は、明らかなゴミ(空き缶・ペットボトル、弁当の空き容器、チラシなど)から優先的にまとめていくのが効率的です。
その後の仕分け作業は想像以上に時間がかかることが多いため、あらかじめ「1年以上使っていない物は捨てる」といった判断基準を設けておくことをおすすめします。どうしても判断に迷う物はいったん「保留ボックス」にまとめておき、後日に改めて検討するようにしましょう。
仕分け作業が終わったら、ゴミの搬出と処分を行います。
前述の通り、多くの自治体では一度に出せるゴミの量に上限が設けられているため、大量のゴミを一度に処分したい場合には、自らゴミ処理施設(クリーンセンター)に持ち込む必要があります。ただし、その場合は1kgあたり数十円の費用(自治体によって異なる)がかかり、施設によっては予約が必要なところもあるため、事前によく確認しておきましょう。
なお、一辺30cmを超える物は多くの自治体で粗大ゴミ扱いとなり、粗大ゴミの回収は有料かつ事前の申し込みが必要です。
ゴミを処分したら、最後に床や水回りなどの掃除を行います。
長くゴミに埋もれていた場所は汚れが残りやすいため、洗剤を使ってしっかり清掃するようにしましょう。
もし市販の洗剤では落ちないような汚れや臭いがある場合や、カビが広範囲に発生している場合などは、専門業者にハウスクリーニングを依頼するのも1つの方法です。

「自力で片付けるのであれば費用はかからない」と思う方もいるかもしれませんが、実際は自力の片付けにも一定の費用が発生します。
ここでは、自力で片付ける場合と業者に依頼する場合の費用の目安について解説します。
ゴミ屋敷を自力で片付ける場合にかかる費用の目安は、1~2万円程度です。費用の主な内訳は、以下の通りです。
| 費用の内訳 | 費用の目安 |
|---|---|
| ゴミ袋代 | 500~3,000円程度 |
| 道具代 | 1,000~5,000円程度 |
| 粗大ゴミ処理手数料 | 1点あたり300~3,000円程度 |
| 家電リサイクル料金 | 1点あたり1,000~6,000円程度 |
ただし、上記はあくまで目安であり、実際の費用はゴミの量や種類によって変わってきます。特に粗大ゴミが多い場合や、粗大ゴミに出せない家電4品目(①エアコン②テレビ③冷蔵庫・冷凍庫④洗濯機・衣類乾燥機)がある場合には、費用が2万円を超えることもあります。
関連記事:家電の処分は要注意!知っておきたい家電リサイクル法~不用品回収業者が解説!
一方、業者に依頼した場合の間取り別の費用の目安は、以下の通りです。
| 間取り | 費用の目安 |
|---|---|
| 1R・1K | 3〜15万円 |
| 1DK〜1LDK | 5〜20万円 |
| 2DK〜2LDK | 8〜25万円 |
| 3DK以上 | 15〜120万円 |
ただし、上記もあくまで目安であり、状態によっては相場以上の金額になることもあります。正確な金額を知りたい場合は、業者に見積もりを依頼するようにしましょう。
なお、まとまったお金を用意できない方のために、お片付け24時では後払いや頭金0円・最大60回までの分割払いに対応しています。クレジットカードを持っていない場合や利用枠が残っていない場合でもOKなため、費用面で不安がある方は一度私たちにご相談ください。
関連記事:今手持ちのお金が無い!お片付け24時のゴミ屋敷の片付けや不用品回収は分割払いが可能!
ここでは、実際にお片付け24時が対応した片付け事例の中で、自力での片付けに挫折して業者への依頼に切り替えたケースを紹介します。


事例:東京都板橋区・2LDK(月々2.5万円×36回の分割払い)
こちらは、仕事と育児に追われるうちに部屋がゴミ屋敷化した30代のシングルマザーの方の事例です。お子さんの独立とアパートの解体・退去要請をきっかけに自力で片付けを始めたものの、途中で挫折してしまい、お片付け24時にご相談いただきました。
依頼時のお部屋は床が一切見えず、窓を一部覆い隠すほどゴミが積み上がっている状態でした。袋詰めされたゴミが数えきれないほどあり、処分するには一度すべて開封して分別し直す必要がありました。当日はスタッフ3名で作業にあたり、床に散らばった細かいゴミも合わせると計50袋ほどになりましたが、作業時間3時間ですべての回収が完了しています。
また、この現場では悪臭がひどく、食べ残しをそのまま袋に入れていたことでゴキブリが隠れている部屋もありました。悪臭と害虫が出ている状態のゴミ屋敷は、自力での片付けが難しくなる典型的なケースと言えます。
作業事例:育児と仕事に追われて崩壊したゴミ屋敷の片付け【東京都板橋区】

最後に、ゴミ屋敷の自力片付けに関するよくある質問にお片付け24時がお答えします。
本人に無断で片付けを進めるのは、基本的にはおすすめできません。
周囲からはゴミに見える物であっても、本人にとっては必要な物や貴重な物である可能性があるため、家族が勝手に処分するとトラブルの原因になります。
まずは本人とよく話し合い、同意を得たうえで片付けを進めるようにしてください。
関連記事:実家がゴミ屋敷化した時の弊害は?親の説得ってどうやってするべき?
完全に知られずに片付けるのは難しいですが、工夫次第で知られるリスクを抑えることは可能です。
例えば、少量ずつゴミを出したり人通りが少ない時間帯に作業したりすれば、近所や大家に気づかれにくくすることができます。
なお、お片付け24時は早朝や深夜の作業にも対応しているため、近隣に知られたくない場合には見積もりの際にご相談ください。
続きからの依頼も可能です。
片付け作業の途中であっても、残りのゴミの回収や室内の清掃を丸ごとお引き受けします。
なお、その場合の料金は残っているゴミの量や室内の状態によって決まるため、まずは無料の見積もりをご利用ください。

ゴミ屋敷に陥ったとしても、レベル2(ゴミで床が見えない程度の状態)までであれば自力で片付けることも十分に可能です。ただし、これはあくまで一般論であるため、自力で片付けられるかどうかは自身の体力や費やせる時間なども考慮しながら、慎重に判断するようにしましょう。
もし自力での片付けが難しいと感じた場合には、無理に一人で抱え込まずお片付け24時にご相談ください。お片付け24時は年間300件以上のゴミ屋敷の片付けを行っており、豊富な経験をもとに最適な進め方をご提案します。
費用が不安な場合には、後払いや分割払いにも対応しています。相談・見積もりは無料で、見積もり後のキャンセルも可能なため、まずはお気軽にご相談ください。
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